『スター・トレック』ファンの想いがギッシリ! 45周年の記念誌が完成
昨年、2011年は、SFドラマ『スター・トレック』(宇宙大作戦)がアメリカで放送開始されて45周年。それを記念して、この度、日本のスター・トレックファンが記念誌を作成した。
『スター・トレック』とは、プロデューサー、ジーン・ロッデンベリー氏によって生み出されたSFドラマ作品で、わずか3年で幕を閉じたにもかかわらず、多くのSFファンに支持されている。その後、アニメ版『スター・トレック』を経た後、『新スター・トレック』(Star Trek: The Next Generation, TNG)、『スター・トレック:ディープ・スペース・ナイン 』(Star Trek: Deep Space Nine, DS9)、『スター・トレック:ヴォイジャー』(Star Trek: Voyager, VGR)、『スター・トレック:エンタープライズ』(Star Trek: Enterprise, ENT)、と、テレビシリーズが作られ、映画も11本が制作されている、さらに、来年公開に向けて、11作目を監督したJ・J・エイブラムスが12作目の撮影に入っている。
しかし、日本において、『スター・トレック』の知名度は今ひとつである。タイトルに『スター』がつき、宇宙の戦艦モノと聞くと、みんな『スター・ウォーズ』の方に考えが行ってしまうのではないだろうか? そんな状況を憂いだファンが、活動を開始したのが『スター・トレック45周年記念プロジェクト』である。
昨年秋葉原において、『スター・トレック』の主役、ジェームズ・T・カークの声を演じた矢島正明氏、『DS9』で謎を秘めた宇宙人、ガラックの声を演じた大川透氏らが招かれ、45周年記念イベントが開催された。『ST45―スター・トレック45周年記念誌―』は、計232ページ、総寄稿者数60名ものボリュームと充実感で、日本のスター・トレック ファンの想いを凝縮した記念誌として作成されている。
今回はファンからの寄稿の他、スペシャルゲストも登場している。『スター・トレック:宇宙大作戦』スールー(カトウ)役のジョージ・タケイ氏や、カーク船長役の矢島正明氏をはじめとする日本語版声優陣、日本語版演出の佐藤敏夫氏。そして『スター・トレック:ザ・ネクスト・ジェネレーション(新スター・トレック)』テクニカルアドバイザー・イラストレーターのリック・スターンバック氏など、スター・トレックシリーズに関わる計15名が、インタビューや寄稿で登場する。
記念誌は、日本のスター・トレックファンのコレクションや紀行文からクロスワードパズル、ボードゲーム、果ては新作の企画書まで、そのすべてがスター・トレック愛にあふれた原稿で構成されおり、実際に制作に関わってきた矢島正明氏や日本語吹替版ディレクターの佐藤敏夫氏、さらにスールー役のジョージ・タケイ氏のインタビューに加え、メカニカルデザイナーのリック・スターンバック氏や日本語版キャストたちからのメッセージなども掲載。誰が読んでも満足のいく作品になっているようだ。ファンの方はもちろん、今まで知らなかった方も、想いの詰まったこの記念誌を是非、手にとってご覧になってみてはいかがだろうか。
スター・トレック45周年記念プロジェクト
http://st45.com/
●冊子概要
タイトル:『ST45 ― スター・トレック45周年記念誌 ―』
制作・編集:ST45記念プロジェクト実行委員会
仕様:B5判 オフセット/232ページ
寄稿者数:計60名
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