アメリカの世論を煽動する「ボット」を自動で検知する拡張機能「Botcheck.me」
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・ボタンをクリックするだけでツイッターボットかどうか瞬時に判別
![](https://getnews.jp/extimage.php?8d9d3409c220f55fb276d1302cdf1eb8/https%3A%2F%2Ftechable.jp%2Fwp-content%2Fuploads%2F2017%2F11%2F171101botcheckme2.jpg)
「Google Chrome」にインストールすると、各ツイッターユーザーのプロフィール横に「Botcheck.me」と書かれたボタンが表示され、このボタンをクリックすれば、“ツイッターボット”かどうかが瞬時にわかる仕組みとなっている。
いわずもがな、機械学習には、サンプルとなるデータが必要だ。
このプロジェクトでは、“ツイッターボット”と思われるユーザーを手作業で選別してみたところ、“ツイッターボット”のフォロワーの多くもまた“ツイッターボット”だという傾向が明らかとなった。
そこで、これらのデータをまとめて“ツイッターボット”のサンプルとし、「Botcheck.me」に学習させた結果、93.5%の精度で“ツイッターボット”を判別することに成功。
とりわけ、ユーザー登録日やフォロワー数、ツイート率、リツイート率、ツイートのテキストなどにおいて、“ツイッターボット”特有のパターンが認められたそうだ。
・世論を煽動する“ツイッターボット”の可視化に寄与
南カリフォルニア大学とインディアナ大学が2017年3月に発表した研究結果によると、ツイッターのアクティブユーザーの9%から15%が“ツイッターボット”とみられている。
「Botcheck.me」のようなツールは、情報を意図的に操作したり、世論を煽動する“ツイッターボット”の可視化に寄与しそうだ。(文 松岡由希子)
![Techable](https://px1img.getnews.jp/img/archives/2019/08/origin_Techable.jpg)
ウェブサイト: https://techable.jp/
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