「ゴミ箱用意」「持ち帰れ」 ハロウィン翌日の渋谷にゴミがあふれる理由指摘に議論噴出
世界一の盛り上がりと言われる東京・渋谷のハロウィン騒ぎ。
ゾンビ、マリオ、ウォーリーなど思い思いのキャラクターに仮装した老若男女がどんちゃん騒ぎする光景はテレビやSNSで拡散され話題になったが、その翌朝のゴミがあふれた街の惨状についてもまた広く知られるようになった。
きれい好きで公衆道徳を重んじると言われる日本人がなぜこういったお祭り時に限って街を汚してしまうのだろうか?
この問題について言及したオーストラリア在住の日本人俳優、Toshi Okuzakiさんのツイートが話題を呼んでいる。
「渋谷のゴミ見て若者のマナーがどうとか言う奴いるけど、違うんだよ。ハロウィン楽しんでるリア充だってゴミはゴミ箱に捨てたいんだよ。でもこの国はゴミ箱がねーの。捨てたくても捨てられないの。 地下鉄サリン事件以降撤去されてからずっとないの。五輪までにゴミ箱用意しないとヤバいよ、日本。」
渋谷のゴミ見て若者のマナーがどうとか言う奴いるけど、違うんだよ。ハロウィン楽しんでるリア充だってゴミはゴミ箱に捨てたいんだよ。でもこの国はゴミ箱がねーの。捨てたくても捨てられないの。地下鉄サリン事件以降撤去されてからずっとないの。五輪までにゴミ箱用意しないとヤバいよ、日本。 https://t.co/s918tvvDV1— Toshi Okuzaki (@ToshiOkuzaki) 2017年11月1日
https://twitter.com/ToshiOkuzaki/status/925767792833445888
現時点(11月3日)でこのツイートに寄せられたリツイートは3万6000件強、コメントは1500件弱。
「東京五輪で外国人観光客が増えると、テロ組織の入国の可能性も高くなる。 そこに御誂え向きなゴミ箱があって、爆発やらバイオテロに多くの人が巻き込まれる方がヤバいかと思われます。」
「ごみを持ち帰れとか言ってる人は何十万人が集まる雑踏について何も理解していない。途中のゴミ箱に捨てず自宅まで持ち帰るにしても満員電車にごみを持って乗ることなど現実的ではない。大阪の花火大会ではゴミ集積所に群衆が殺到しても危険なので「その場に捨てて帰れ」とアナウンスが流れる。」
「最低限のマナーとして、持ち帰って頂きたい。 渋谷で働いてる私にとって、迷惑以外の何者でもない。 うちの会社のビルにまで侵入して着替えてるやつとかいた。 まぁ、警備員に追い出されてたが、、、 ハロウィンイベなくなんねーかな…」
「ポイ捨てをしている人たちは幼少の頃に親から「それは恥ずかしい行為だ」と教えてもらえなかったのでしょうか。その親もポイ捨てするのかも。若者のマナーの悪さはその親世代・祖父母世代の問題でもあるから私も気をつけないと」
「ハロウィンが定着しそうだけど、商店街で利益が上がっているならイベントとして捉えて、今後考えていかなければいけないかもね。 花火大会みたいに当日だけゴミ箱を設置するとか、イベント終了時に掃除のボランティアを募るとか、」
なるほどと思わせるものや、日ごろ渋谷に親しんでいる人ならではのもの、さまざまな意見が集まっている。
たしかに日本の公共空間からゴミ箱が減少したのは1995年の地下鉄サリン事件が契機と言われている。
テロを目的とした危険物の設置場所として絶好のポイントになってしまうからだが、日常生活の便利さ、快適さという点ではマイナスであることは否めない。
どんな対策を考えたところで一長一短、100%の解決方法がなく難しい問題だが、ハロウィンを楽しめる空間がなくなってしまわないためにも、参加者のもう一段のモラル向上は必須と言えるだろう。
※画像は『Twitter』から引用しました
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(執筆者: 中将タカノリ) ※あなたもガジェット通信で文章を執筆してみませんか
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