暮らし上手さんは知っている!観葉植物の正しい水やり方法
観葉植物の元気がなくなっている原因は、もしかしたら水やりにあるのかも!? 大事なグリーンを枯らさないためにも、ここで紹介する水やりのコツと方法をおさえておきましょう。水やりの頻度から、量、季節ごとの水やり方法、霧吹きまで徹底解説します!園芸店「プロトリーフ ガーデンアイランド玉川店」監修。
目次
これだけはおさえたい!【観葉植物の水やり】5つのコツ!
意外と知らない!? 観葉植物の“正しい”水やり方法
これだけはおさえたい!【観葉植物の水やり】5つのコツ
「水やりって、どんなタイミングですればいいの?」「季節によって水やりの量は調整すべき?」と悩んだことはありませんか? 観葉植物の水やりって意外とむずかしいですよね。
でも、ここで紹介するたった5つのコツをおさえればOK! 初心者はもちろん、上級者も普段の水やりを見直すつもりでチェックしてみてください。
【Point1】基本の水やりタイミングは“土が乾いたら”
水やりのタイミングは観葉植物の好みによってまちまちですが、基本的には土の表面が乾いたらやります。表面に赤玉土を敷いておくと、写真のように乾燥状態(左)と水やり直後(右)でハッキリと色が変わるのでおすすめです。
表面の色で判断しにくい場合は、土を触って湿り気を感じるかどうかを基準にしてみてください。
【Point2】水やりの量は、鉢底から水が流れ出るくらいまで
ジョウロで水をやっても、表面が湿っただけでは中まで水が行き渡っていません。
たっぷりとやり、鉢底から水が流れ出てきたらようやく行き渡ったサイン。水やりの際は鉢底に注目してみてください。
【Point3】水やりには「最適な時間帯」がある!
水やりにおすすめの時間帯は、一年を通じて暑すぎず寒すぎない午前10時ごろ。水温は気温の影響を受けて上下しますが、これは鉢の中であっても同じこと。
冬の寒い朝にやった水が凍ってしまうと根を傷め、夏の暑い日中に水をやるとお湯になってやはり根を傷めてしまいます。
逆に言えば、暑すぎず寒すぎない気温ならいつでもOK。お住まいの地域やライフスタイルに合わせて調整してみてください。
【Point4】季節によって水やりのタイミングは調整する
土の中は、気温が低い冬は乾燥しにくく、気温が高い夏は乾燥しやすいもの。土の表面が乾いたことを目安に水やりをするのが基本ですが、冬なら3〜4日後、夏なら土の表面が乾ききる前にやるくらいでもOK。
春と秋は、基本どおりの水やりがおすすめです。
【Point5】観葉植物の葉に霧吹きをするべし!
霧吹きで葉に水をかける「葉水」にはメリットがいっぱい! 観葉植物の葉の表面についたホコリを落としたり、水分があることでホコリをつきにくくしたり、冷暖房による室内の乾燥を防ぐなどなど。
水やりは何日かに1回でも、葉水はなるべく毎日かけてあげましょう。
意外と知らない!? 観葉植物の“正しい”水やり方法
観葉植物の水やりの方法って、つい自己流になりがちですよね。そこで水やりの基本プロセスをプロに教えてもらいました。
細い口のジョウロを使って、土に直接水を注ぎます。葉が茂っている場合は、写真のように手で葉をやさしく持ち上げましょう。
鉢底から水が流れ出てきたらストップ。受け皿を使っている場合は、たまった水を捨ててください。受け皿に水をためたままにすると根腐れの原因になります。
旅行中の水やり対策
旅行や出張で数日不在にする際、気になるのは家に残してきたグリーンたち…。でも、観葉植物なら1週間ほど水やりをしなくても枯れないので、お出かけ前にたっぷり水をやっておけば大丈夫。
ふだんの水やりは3日に一度なのに1週間不在にするような場合は、自動給水グッズを使うと安心。写真のような土にさす部分がテラコッタでできているタイプは、少しずつ水が染み出して土を潤してくれます。
水の吸収が悪い場合は…
水やりをしてもなかなか吸収されない場合は、土が古くなっているのかもしれません。
土をさわってみると固くなっているはずなので、一度鉢から取り出して土を新しくしてあげましょう。
水やりの基本、いかがでしたか? 簡単なようで、園芸の世界では「水やり3年」と言われるほど大切な作業です。植物や土の状態をよく観察しながら行いましょう。
(写真 木村 武司)
監修「プロトリーフ ガーデンアイランド玉川店」
今回監修いただいたのは、都内最大級の園芸店「プロトリーフ ガーデンアイランド玉川店」。観葉植物以外にも樹木から、花苗、野菜苗、エアプランツ、多肉植物まで豊富な品ぞろえが魅力です。
ガーデニング初心者さんにもあつかいやすい土や肥料などもあり。
プロトリーフ ガーデンアイランド玉川店
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ウェブサイト: http://pacoma.jp/
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