糖質を摂るからこそヤセられるダイエット法がある!?
ここ数年のダイエットのトレンドといえば「糖質制限」。タンパク質、脂質、糖質という人間に必要不可欠な三大栄養素のうち、糖質の摂取量を制限するというダイエット法です。
けれど、なかには「どうしても白飯がやめられない」「ついつい甘いものを食べてしまう」という人だって多いはず。そんな糖質好きな女性の救世主ともいえる一冊が本書『糖質をやめられない オトナ女子のための ヤセ方図鑑』です。
だって、本書の最初に出てくるのは著者によるこんな提言。「糖質をやめられない。そんなあなたは、ムリにやめる必要はありません」。本の帯には「糖質を食べてOKなのに、2か月で-10kgヤセられる極意」なんて言葉も。いったいどうすればそんなことが可能なんでしょうか?
著者の森拓郎さんは、糖質制限ダイエットに関する書籍も多数執筆している運動指導者。本書は10万部を突破した『食事10割で体脂肪を燃やす オトナ女子のための食べ方図鑑』に続く「オトナ女子シリーズ」第二弾となります。
タイトルに「図鑑」とあるとおり、前作同様、本作も「ヤセにくい大人女子」がイラストの図解付きで次々に登場します。「定食屋でごはん抜き女子」「ジム後にカンパイ! 女子」「深夜だらだらウォーキング女子」「低カロリーで筋トレ女子」などなど……ページをめくりながら「これ私だ!」と共感する人も多いことでしょう。
けれどこれらはすべてNGな行動。著者はこうした間違ったダイエット法に対し、「どういった点がよくないのか」「どうすればよいのか」をきっちりと解説していきます。そして「大好きな糖質はガマンしなくてもOK ただし、正しく運動をするという条件つき」「運動の目的はカロリー消費ではなく代謝がうまく回る体をつくること」「朝食・昼食のウエイトを徐々に高くして夕食は消化に良いモノを軽く食べる」「腹筋を鍛える優先順位は低い。体脂肪が落ちればお腹は勝手に凹んでいく」など正しい方法をアドバイスします。
要するに、「糖質をとりながらも適切なトレーニングをすれば理想の体はつくっていける」というのが本書の要。食事だけでダイエットしたいという人よりは、運動習慣がある程度ある人向けといってよいかもしれません。そのため食事のことだけでなく、ジムで使うべきマシン、トレーニングの7大原則、正しいエクササイズのしかたといった、運動についての情報が豊富に出てくるのも本書の特徴です。これを読めば、いかに正しいやり方で効果的なトレーニングをおこなうことが大事なのか皆さんも実感することでしょう。
「運動するなら糖を摂れ、糖を摂るなら運動しろ」。これは当たり前のことではありますが、適切なトレーニング方法がわからなかったり、ひとりで続けるのは不安になったりするのはダイエットではよくあること。そんなときは本書を読んで、精度の高いエクササイズ法や効果的な食事のしかたについて見つめ直してみてはいかがでしょうか。
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