ゲノム構造を3次元で可視化し、病気の解明に貢献可能なVRプラットフォーム「CSynth」
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オックスフォード大学のMRCウェザオール分子医学研究所、ロンドン大学ゴールドスミス・カレッジ、伊ナポリ大学の学者をはじめ、ソフトウェアエンジニア、芸術家らが知恵を出し合い原型が完成。
今年7月、英国王立協会主催のの科学関連イベント「サマー・サイエンス・エキシビジョン2017」で披露された。
・「VR×遺伝子」で病気のメカニズムを解明
![](https://getnews.jp/extimage.php?bf047c2952d91c6ac9415a3dd7f41e73/https%3A%2F%2Ftechable.jp%2Fwp-content%2Fuploads%2F2017%2F10%2FCSynth-02.png)
そこで、複雑化したゲノム構造への理解を促す教育用プラットフォームとして開発されたのが「CSynth」だ。ゲノムシーケンスやコンピュータモデリング、顕微鏡でデータを抽出・統合し、ゲノム構造が3次元で再現されるようにした。
・バツグンの操作性を発揮
通常、人間の髪の毛の10分の1ほどのスペースに2メートルのDNAが収められている。したがって、専用の顕微鏡を用意しない限り観察不可能だ。
一方、「CSynth」ではVR技術によりゲノム世界へのアクセシビリティを改善。いつでもゲノム世界への没入感を体験できるようになっている。
「CSynth」をきっかけに人間の病気のメカニズムが解明され、新たな治療法のヒントが見出されることを期待したい。
![Techable](https://px1img.getnews.jp/img/archives/2019/08/origin_Techable.jpg)
ウェブサイト: https://techable.jp/
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