道路や広場に設置できるソーラー発電モジュール「SolaRoad Kit」

オランダの首都アムステルダム近郊で、ソーラーパネルでできた自転車専用レーン「SolaRoad」が世界で初めて敷設されたのは、2014年のこと。

以降、様々な改良が加えられ、2017年には、このソーラー発電モジュールをユニット化した「SolaRoad Kit」が開発された。

・道路や広場に設置できるソーラー発電モジュール

「SolaRoad Kit」は、長さ2.5メートル、幅3.5メートルのソーラーパネル4枚で構成。

1年間で、1世帯分の年間電力消費量に相当する3,500kWh(キロワット時)を発電できる。

また、このユニットの設置に必要なスペースは約10平方メートルと、比較的小さな場所にも導入できるのも特徴。

自転車専用レーンはもちろん、ハイキングロードや広場、公園、複数のオフィスビルが集まるビジネスパークなどで需要が見込まれている。

「SolaRoad Kit」を導入すれば、道路の街灯や信号、街の照明に必要な電力を“自給自足”でまかなったり、モバイル端末や電気自動車の充電などにも活用できるだろう。

・道路でソーラー発電できる時代に!?

「SolaRoad Kit」の初の顧客であるオランダ北部の都市フローニンゲン(Groningen)では、2017年春、「SolaRoad Kit」の設置に着手。

建物の屋根や屋上、遊休地にとどまらず、街の道路や広場でもソーラー発電できる時代が、すでに到来しているようだ。

SolaRoad Kit

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Techable

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