自動運転車の実用化に向けて加速する、高精度な3D地図データの整備
![Carmeraの三次元地図データ](https://getnews.jp/extimage.php?1dbf81bdce474769be13705a5e75c3e4/http%3A%2F%2Ftechable.jp%2Fwp-content%2Fuploads%2F2017%2F06%2F170619carmera1.jpg)
欧州では、独大手自動車メーカーBMWらが傘下におさめる「HERE」や、オランダの「TomTom」など、自動運転車向けの高精度地図データを提供する企業が現れはじめている。
・センサー技術とクラウドソーシングにより3D地図データを収集
![CARMERAが撮影した道路の3Dデータ](https://getnews.jp/extimage.php?5fd3c6924502c52185790192d714e46c/http%3A%2F%2Ftechable.jp%2Fwp-content%2Fuploads%2F2017%2F06%2F170619carmera2.jpg)
「CARMERA」の特徴は、より効率的に道路の情報を収集するべく、最新のセンサー技術とクラウドソーシングを融合させている点だ。
運送会社らとの提携のもと、配送中のトラックやバンに、最新のセンサー技術を導入した3Dカメラを装着させ、道路の様子を撮影。
提携先は、その見返りとして、配送車のモニタリングデータや安全性・効率性にまつわる分析データをCARMERAから無償で得られる仕組みとなっている。
・日本でも自動運転車向け高精度地図の構築に着手
日本でも、自動運転車用の高精度地図の構築に向けて、三菱電機や地図制作会社のゼンリン、トヨタ⾃動⾞をはじめとする自動車メーカーらが、2016年6月、ダイナミックマップ基盤企画株式会社を設立。
2017年6月末には、社名をダイナミックマップ基盤株式会社に変更して事業会社化し、国内の高速道路・⾃動⾞専⽤道路を対象に、高精度地図データの整備に着手する方針だ。
自動運転車の実用化に向けて、欧米や日本を中心に、地図データも“二次元”から“三次元”へと急速かつ大幅に進化しはじめている。
ダイナミックマップ基盤企画株式会社(2017年6月30日より「ダイナミックマップ基盤株式会社」に社名変更)
![Techable](https://px1img.getnews.jp/img/archives/2019/08/origin_Techable.jpg)
ウェブサイト: https://techable.jp/
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