脳腫瘍患者のためのコミュニケーションアプリ「MindApp」で医療従事者との連絡がスムーズに

MindApp 01仕事・プライベートを問わず、様々なコミュニケーションアプリが普及している。

そんななか、医療系クラウドファンディングサイト「MedStartr」に登場したのが、記憶障害と闘う脳腫瘍患者と医療従事者を繋ぐコミュニケーションアプリ「MindApp」だ。

・誕生のきっかけは、開発者自身が経験した闘病生活

MindApp 02注目のアプリは、数年前脳腫瘍と診断されたオランダのスタートアップInto the Clear代表兼デザイナーFrederik van den Broek氏により発案。

同氏の腫瘍は大事に至らず回復したものの、完治せず、脳容量は減少する一方。診察や服薬などの記憶が曖昧となり、日常生活に支障をきたしていたという。

そこで、己を省み、将来自分と同じ思いをする患者が増えないことを願いつつ、同僚とともに「Mindapp」の開発に携わった。

・服薬や診察のタイミングをアプリ上で提示

「Mindapp」は病院や保険会社向けに提供予定のアプリである。

患者がアプリにログインすると、アプリに登録された電子記録データから服薬や診察のタイミングなどが提示される。さらに、日、週もしくは月単位で症状の詳細を綴る日記機能も搭載されている。

病院の医療従事者は日記に書かれてある内容を確認後、腫瘍の専門医と相談のうえで、適宜患者に指示を出す。こうした流れで治療が進められるようになっている。

Into the Clear

  1. HOME
  2. デジタル・IT
  3. 脳腫瘍患者のためのコミュニケーションアプリ「MindApp」で医療従事者との連絡がスムーズに
Techable

Techable

ウェブサイト: https://techable.jp/

  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。