[里芋の皮むき]ぬるぬるが気になる里芋の、下ごしらえのコツ!
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寒い季節は、しっかり味が染み込んだ温かな煮物やおでんが恋しくなります。根菜が旬のおいしい時期を迎え、食卓に登場する機会も多くなりますね。でも、下ごしらえには意外に手間がかかるもの。中でも里芋は、ぬるぬると滑ってうまく皮がむけなかったり、手がかゆくなってしまったりして、「正直、下処理が苦手!」という方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、料理研究家の高城順子先生に里芋の皮をむきやすくする上手な下ごしらえのコツを教えていただきました。
すぐに洗って乾かしておく
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売られている状態は泥についたものなので、使う前に必ず洗って泥を落としましょう。
ぬめりのもとは皮の部分にあり、水がつくことで反応しやすくなります。ぬめりを最小限に抑えるには、買ってきたらすぐに水洗いし、ザルに上げて風通しの良い場所に干しておくこと。しっかり乾燥させると、使うときに滑らず、扱いやすくなります。
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洗って乾かした里芋は、日持ちがするのでポリ袋に入れて室温保存できます。 ただし、袋に入れるのは、表面が完全に乾いてから。水分が残ったままだと、カビが生える原因になります。
時間がないときは…
あらかじめ干しておく時間がないときや、買ってきてすぐに使う場合は、調理の一番初めに洗い、キッチンペーパーで水けをよく拭き取ってから、ザルに上げて置いておきましょう。
酢のパワーでかゆみ防止!
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調理前に、原液の酢を手先から腕の真ん中あたりまでつけておきます。これは、酢に含まれる成分が、かゆみを引き起こす酵素のはたらきを抑えてくれるため。手首の内側など皮膚の薄い部分は特にかゆくなりがちなため、忘れずに。
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調理中にかゆみが出てしまった場合も、すぐにかゆい部分に原液の酢をつけましょう。
里芋の皮のむき方
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高城順子
料理研究家・栄養士
女子栄養短期大学食物栄養科卒。和・洋・中華料理の専門家に師事した後、料理教室の講師を経て、フリーの料理研究家に。研究途上、栄養学の見地から野菜や果物のより有効な活用を思い立ち、エスニック料理の真髄を学ぶために東南アジア諸国を訪問。そこで習得した「美味しい健康食」の料理法をまとめ、発表した『くだものと野菜のヘルシークッキング』は、各方面から評価を得る。入手しやすい材料からちょっとした工夫で作る料理や、化学調味料を使わない素材を生かした家庭料理が人気。テレビをはじめ、多数の雑誌で料理を発表し続けるとともに、新しい時代の食文化啓蒙活動にも力を入れている。
【さといも】皮むきや下ごしらえのコツ
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秋の風物詩「いも煮会」や「いも名月」など、古くから祭りや神事には欠かせない、日本人とは長いつきあいの食材。コレステロールを下げる働きがあることが発見され、栄養面でも注目を集めています。食べるとかすかなえぐみを感じますが、これはシュウ酸を含むため。このシュウ酸は皮をむくときのかゆみの原因にもなっています。
最終更新:2018.08.08
文:KWC
写真:菅井淳子
監修:高城順子、カゴメ
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