ニオイは履いた靴下の約67倍! “世界一くさくておいしい”のはどんな食べモノ?
納豆、キムチ、くさや……。ニオイはするけどおいしい食べ物っていろいろありますよね。トリップアドバイザーは、『世界のくさくておいしい食べ物』のインフォグラッフィックスを公開。ニオイのレベルをチャートで表しています。
好きな人にはたまらなくウマく、キライな人にはたまらなくツライ。「くさくておいしい」食べ物は世界中にあります。たとえば、納豆のにおいは「1日履いた靴下」の約4倍。しかし、世界一においを発する食べ物は、「一日履いた靴下」の約67倍、納豆の約18倍ものニオイを発しているというのです。
みごと世界一に輝いた(?)ニオイを発する食べ物は、スウェーデンのシュールストレンミングという「ニシンの塩漬を缶の中で発酵させたもの」。樽の中で1~2か月漬け込んだ後、加熱殺菌をしない状態のまま缶に密封するため缶の中でも発酵が続きます。スウェーデンでは、シュールストレンミングの缶はガスでまるく膨らんだ状態で売られているとか……。破裂の危険があるため、機内への持ち込みは禁止されているそうです。
2位は韓国のホンオ・フェ。「カンギエイを発酵させた高級料理」で、強烈なアンモニア臭がするそう。こちらは納豆の約13倍のニオイです。3位はニュージーランドのエピキュアーチーズで、缶の中で発酵させており開封とともに強いニオイが広がります。
食材が変わっているものとしては、アラスカとグリーンランドの「アザラシの腹に海つばめの一種を詰めて土の中で発酵させ、鳥の体液を食べる」キビヤックや、イタリア・サルデーニャの「生きたウジ虫で熟成させるチーズ」カース・マルツゥなど、自然の力をフルに活用した涙目モノの発酵食品もあるようです。
日本のくさやは5位にランクイン。納豆の3倍弱のニオイのようです。チャートで用いられたニオイの単位はアラバスター(Au)。アラバスターという測定器でニオイを数値化した単位です。世界トップ5のアラバスターは下記の通り。
1位 シュールストレンミング(スウェーデン) 8070Au
2位 ホンオ・フェ(韓国)
3位 エピキュアーチーズ(ニュージーランド)
4位 キビヤック(アラスカ、グリーンランド)
5位 くさや(日本)
トリップアドバイザー『世界のくさくておいしい食べ物』
http://tg.tripadvisor.jp/Stinky/
京都在住の編集・ライター。ガジェット通信では、GoogleとSNS、新製品などを担当していましたが、今は「書店・ブックカフェが選ぶ一冊」京都編を取材執筆中。
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