トヨタの新コンパクトハイブリッドカー『アクア』プロモーションで新たな試み“共成長マーケティング”
トヨタ自動車は、35.4km/lと世界一の低燃費と169万円からという低価格を実現したコンパクトサイズのハイブリッドカー『アクア』を12月26日に発売。同車のプロモーションでは、一般が参加できる自然保護・保全活動を全国50か所で実施する『AQUA SOCIAL FES!!(アクア ソーシャル フェス)』を展開し、同社が“共成長マーケティング”と呼ぶ新たな試みに着手します。
都内で開催された製品発表では、低燃費と低価格を実現した『アクア』を「次の10年を見据えたコンパクトカー」と紹介。未来のスタンダードになる製品として、「あしたの『いいね!』をつくるんだ。」というスローガンを掲げるプロモーションキャンペーン『AQUA SOCIAL FES!!』を発表しました。
具体的には、全国50か所で現地のメディアやNPOと連携し、車名にちなんだ“水”をテーマにした自然環境の保護・保全活動を来年3月以降に実施します。同社は製品のプロモーションと社会貢献活動を両立させ、一般の参加者が楽しめるこの活動を、企業・社会・個人が共に成長する“共成長マーケティング”として提唱。1年で1万人の参加を見込んでいます。
『AQUA SOCIAL FES!!』のウェブサイトは今日から公開され、全国50か所の活動の概要が紹介されています。たとえば東京エリアでは、「江戸前の海を豊かにしよう。」というテーマが設定され、第1回は2012年5月に、地域ぐるみでアマモ場の育成や海苔づくりをしているお台場海浜公園の海づくりを学ぶイベント「お台場の海づくりを学ぼう。」の開催を予定。岩手・宮城エリアと東京・神奈川エリアでは、今日から参加者の募集が始まっています。更新情報は『Facebookページ』でも告知されるので、参加してみたい方はチェックしてみましょう。
各地のイベントでは『アクア』が作業のサポートを予定。発表会場には『AQUA SOCIAL FES!!』ペイントを施した実車が展示されていました。
プロモーションを統括するトヨタマーケティングジャパン マーケティングディレクターの折戸弘一氏は「環境保全活動は短期間で成果が出るものではないので、1年以上実施していく」と、『AQUA SOCIAL FES!!』を長期に展開していくことを明らかにしました。「次の10年を見据えた」と言うだけあって、トヨタの『アクア』への自信がうかがえるこのプロモーション。“共成長マーケティング”という新しい試みの今後に注目です。
AQUA SOCIAL FES!!
http://aquafes.jp/[リンク]
AQUA SOCIAL FES!! Facebookページ
http://www.facebook.com/aquafes[リンク]
宮原俊介(エグゼクティブマネージャー) 酒と音楽とプロレスを愛する、未来検索ブラジルのコンテンツプロデューサー。2010年3月~2019年11月まで2代目編集長、2019年12月~2024年3月に編集主幹を務め現職。ゲームコミュニティ『モゲラ』も担当してます
ウェブサイト: http://mogera.jp/
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