マンガ『ソラニン』に学ぶ、挑戦に躊躇した際に思い出したい言葉――大事なことは全部マンガが教えてくれた
(©Inio Asano / 小学館)
「マンガ」のあるシーン・ある言葉に、ハッと気づきを与えられたこと、勇気づけられたこと、ありますか?普通に仕事をしているだけでは、なかなか気づくことのできなかった考え方など「マンガから学べた!」ってこと、あると思います。そんな仕事に人生にジンジン効いてくるマンガの1フレーズを、紹介する「大事なことは全部マンガが教えてくれた」シリーズ。今回は、生き方に思い悩む若者の姿を描いた人気マンガ『ソラニン』(©浅野いにお/小学館・ヤングサンデーコミックス)より、挑戦に躊躇した際に思い出したい言葉をご紹介します。
行動する前に諦めてしまっていないか
現状を変えたいと思っていても、何かに挑戦する前に「自分にはどうせ無理だろう」と諦めてしまう。そんな経験をしたことはありませんか?年齢を重ね、自分にできることがわかってくるほどに、できないことへの挑戦は躊躇してしまうものかもしれません。
そんな挑戦に躊躇した際に思い出したい1フレーズがこちら!
行動する前に結論出したがるのは、俺の悪いクセだよね。
(©浅野いにお/小学館・ヤングサンデーコミックス)
主人公の種田は大学時代に始めたバンドを緩やかに続けながら、「一番やりたいことではない」仕事をアルバイトとして続ける日々を送っていました。そんなある日、自身も将来に思い悩んでいる同棲中の芽衣子に「バンドやってよ!!」と言われます。
「俺の才能って平凡よ?今さら本気でやってる奴らにかなわないって。」
(©浅野いにお/小学館・ヤングサンデーコミックス)
そう誤魔化す種田に、芽衣子はさらに畳み掛けます。
「…才能無いから―――
本気じゃないから―――
そう言って種田はいっつも逃げてばっかだもん。
種田は誰かに批判されんのが怖いんだ!!
大好きな大好きな音楽でさ!!
でも褒められてもけなされても、
評価されてはじめて価値が出るんじゃん!?」
(©浅野いにお/小学館・ヤングサンデーコミックス)
芽衣子の言葉に追い詰められた種田は、家を出て芽衣子に言われたことを考えます。今の生活の心地よさ、真剣に何かをする時に後戻りできなくなる恐怖感などが頭をよぎりながら。
そんな種田の脳内で行われた会議の中で出てきた言葉が、上記のものです。
挑戦とは、「やってみないとわからないこと」に挑むことを指す
何かに真剣に打ち込もうとするとき、あるいは何か新しいことに挑戦しようとするとき、本当にうまくいくのかどうか、不安に感じることは当たり前かもしれません。失敗するのは誰しも怖いことです。
しかし、やる前からうまくいくことがわかっていることというのは、おそらく「今できること」の範囲の中のものに過ぎず、それは挑戦とは呼ばないのでしょう。
つまり、挑戦とは「やってみなければわからないこと」に挑むことを指すのだと思います。
そしてハードルの高い挑戦ほど、「今の自分」のままではうまくいかないことの方が多いでしょう。そのため挑戦を成功させるには、挑戦しながら自分を成長させていくことが必要になります。
そんなとき、行動する前に結論を出そうとしてしまえば「おそらく失敗する」という結論になってしまうでしょう。そしてそれを繰り返しているうちに、いつの間にか「今の自分でできること」の範囲でしか、行動しなくなってしまうかもしれません。
何かに挑戦する際には行動する前に結論を出すことは避け、まずは行動してみること。それこそが挑戦を成功に導く最初の条件といえるでしょう。
>>『大事なことは全部マンガが教えてくれた』シリーズ監修:リクナビネクストジャーナル編集部
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