ガジェット通信 GetNews

見たことのないものを見に行こう

体験を伝える―『ガジェット通信』の考え方

面白いものを探しにいこう 本物を体験し体感しよう 会いたい人に会いに行こう 見たことのないものを見に行こう そしてそれをやわらかくみんなに伝えよう [→ガジェ通についてもっと詳しく] [→ガジェット通信フロアについて]

好きな人を部屋に呼べる? 絶対無理!なら「汚部屋」かも?

117457_main

「毎日忙しくて、気づいたら部屋が大変なことに!」「片づけたいけど、どこから手をつければいいの!?」「部屋をどうにかしたい。誰か助けて!」……心の中でそんな叫びを上げている汚部屋の方はいませんか? そんな人はすぐに脱・汚部屋を! ゴミを片づけてスッキリ暮らす方法を、汚部屋清掃のプロに伺いました。

汚部屋&ゴミ屋敷でいいことはひとつもない

「汚部屋」とは「お部屋」をもじった造語で、足の踏み場もないほど散らかった部屋をさします。1部屋だけでなく家全体が汚部屋化すると、「ゴミ屋敷」「汚屋敷(おやしき)」と言われるようになります。

「散らかっている方が落ち着く」「埃じゃ人は死なない」なんて耳にする事がありますが、それには“程度”があります。床が見えないほど物が散乱した汚部屋・ゴミ屋敷(以下、まとめて汚部屋と呼びます)は実は人の生死に関わります。

年間700軒超の汚部屋清掃を手掛けているという[株式会社まごのて]代表の佐々木久史さんと妻の佐々木薫さんのお二人に、汚部屋の実態について伺いました。まずは汚部屋のデメリットから。

「命に関わるような悪影響も多く、いいことは一つもありません。ゴミ屋敷での暮らしは人をダメにします。まずはそれを認識してください」と佐々木さん。取材を元に分類すると以下の7つになります。●恐怖!汚部屋のデメリット

(1)健康に悪影響が出る

食品ゴミやハウスダスト(ほこり、ダニの死骸などからなる)などが腐敗菌、カビ、ダニなどを呼び寄せて、アレルギーの原因となる等、健康に良くない環境になります。

(2)害虫・害獣が部屋に居着く

害虫(ゴキブリ、小バエなど)・害獣(ネズミなど)は薄暗くて生暖かい場所を好むので、たくさん居着いてしまい、ますます不衛生に。

(3)お金が貯まらない

どこに何があるか分からないため、必要なときに物が見つからなかったり、物を踏んで壊してしまったりして、買い直すことが増えて、生活費が人より多く掛かります。物は増え続ける一方で悪循環に。

(4)精神的に悪影響

片付けたいのにできないから落ち込んだり、無気力になったり、自分を責めてしまったりします。何がどこにあるか分からないから常にイライラしがち。人を家に招けなくなり、人間関係も希薄に。

(5)火災が起こりやすくなる

燃えやすいゴミが周囲に多く、タバコやコンロの火が燃え移りやすい、コンセントに埃が溜まって発火の可能性が高まるなど、危険がいっぱい。散乱したゴミは燃料となってより燃え広がっていきます。

(6)近隣の迷惑になる

1部屋程度なら分からないかもしれませんが、庭にまではみ出すほどのゴミ屋敷となると、見た目の悪さ、悪臭、害虫、火災の危険など、ご近所迷惑となる可能性が高まります。

(7)緊急時に助けてもらえない

急病や火災、地震などの際に、物が邪魔で救急隊員や消防隊員が部屋の奥まで入って行けないので、助かる確率が下がります。【画像1】こたつやチェストの上だけでなく、床にまで物がぎっしり(画像提供/まごのて)

【画像1】こたつやチェストの上だけでなく、床にまで物がぎっしり(画像提供/まごのて)

どんな人が汚部屋の住人になるの?

汚部屋はたびたびテレビで特集されることがあり、そこまで部屋を汚せるなんて特別変わった人なのだろうと思う人もいるかもしれません。しかし、「実は誰でも汚部屋住人になる可能性があるんですよ」と佐々木さん。仕事に忙殺され、大きなストレスを抱え続けるような日々を過ごしていると、「ふと気付くと自分が汚部屋住人だった」となる可能性が高いようです。

そもそも部屋が汚れていく原因は大きく分けて次の3つ。

(1)時間がない

残業時間が多い、出張が多いなどで忙しく、体が疲れていると、つい掃除を後回しにしがちです。

(2)気力がない

仕事や人間関係などでストレスが多いと、掃除をする気力がなえていきます。特にストレスを発散するすべがなく、抱え込んでしまう人は特に汚部屋に陥りやすいそうです。

(3)片付けが苦手

これは全ての人に当てはまる原因ではありませんが、物を片付けたり捨てたりする事が苦手という人は少なからずいます。ついゴミ捨てが億劫になって、気付いたらすごい量になっていたということも。

「仕事をしていると無意識のうちに多少のストレスや負のオーラを感じてしまうものですが、普通なら、帰宅して家でリラックスすることでストレスが癒やされたり、マイナスオーラを浄化することができます。

しかし、多忙な方だとそうはいきません。部屋を片付ける時間も気力もないので、少し散らかっている程度の部屋が、あっというまに足の踏み場もない状態になっていくわけです。そして、物が多く部屋が片づいていないと、さらにストレスが積み重なって行きます。悪循環です」

だから、仕事や人間関係の状況次第では誰でも汚部屋住人になってしまうのです。

「当社にご相談されるお客様では、女性が7割弱と多めです。お仕事がかなり多忙で、常に大きなストレスを抱えてしまうような職種の方が多いですね。ストレスが過大になることで心が疲れてしまい、自分の世話を放棄してしまうわけです」(佐々木さん)。ある程度収入がある人や周囲から一目置かれるような職業の人にも多いそうです。

「根がまじめな方が多いから、これではいけないと自分を責める→精神的に落ち込む→さらに片付けられなくなる、という負のスパイラルに陥ってしまうのです」と佐々木さん。

「そうした方は、休日も疲れているから、朝、カーテンすら開けずずっと薄暗い中で寝ている…。これでは、負のオーラをうまくコントロールできませんよね。家の中にどんどん不要な物や汚れが溜まっていく一方になってしまいます。せめて毎朝カーテンと窓を開けて、部屋の空気を入れ替えましょう。また、中には、『ゴミを多く出すと汚屋敷に住んでいるのがばれる』と気に病んでしまう人もいます。周りの人はそんなことは気にしません。決められた日にゴミをきちんと出してスッキリしましょう」【画像2】放っておくと物はどんどん溜まる一方。不要物はすぐに処分を(画像提供/まごのて)

【画像2】放っておくと物はどんどん溜まる一方。不要物はすぐに処分を(画像提供/まごのて)

汚部屋を脱するには?

1 2次のページ
SUUMOジャーナルの記事一覧をみる
  • 誤字を発見した方はこちらからご連絡ください。
  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちらから
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。

山寺宏一&高木渉で『ポプテピピック』

GetNews girl / GetNews boy