【ガジェ通恒例】ご当地おつまみで一層おいしく! 第2回『47都道府県の一番搾り』研究会開催!
2016年6月10日(金)、アキバにあるガジェット通信フロアにてキリンビールの新一番搾りシリーズ『47都道府県の一番搾り』を試飲する、ビール好きには堪らないイベント『第2回「47都道府県の一番搾り」研究会』が開催されました! 第1回からさらにパワーアップした「一番搾り研究会」となり、参加人数も増えいよいよ盛り上がりを見せてきた同研究会。連続参加する幸運に恵まれたビール大好き筆者が、会場の様子と試飲出来た「青森」「岩手」「秋田」「千葉」「信州」「静岡」「京都」「島根」計8種類の『47都道府県の一番搾り』についてお伝えします。
第1回の様子はコチラ キリン『一番搾り』がまさかの全都道府県を網羅!『47都道府県の一番搾り』研究会レポート
https://getnews.jp/archives/1449785
「一番搾り研究会」@ガジェット通信とは
そもそも「一番搾り研究会」とは何ぞや、というコトですが、日本全国の皆さんはもう地元の『47都道府県の一番搾り』は飲めたでしょうか?
『47都道府県の一番搾り』
全国47都道府県ごとに味の違いや個性を楽しめる、特別な「一番搾り」。
“地元の誇りをおいしさに変えて”をスローガンに、地域で暮らすお客様と一緒に、地域の魅力を発掘しながら、商品を共創。47都道府県の一番搾り 公式サイト[リンク]
『北海道』『福岡』など9種類の第1弾は5月10日に発売済みという事もあり、既に見かけた方もいるかもしれませんが、6月7日には『千葉』『京都』など全16種類が一気に発売されました。そこでガジェット通信では、キリンビールと協力してアキバにある社内フロアでライターなど様々な人をお招きして「研究会」と称する飲み会を実施する運びとなったのです。
同じ一番搾りとはいえど、日本は各都道府県で全く異なる地域性があるのと同様、それぞれの一番搾りで味や香り、色、喉越しは千差万別。キリンビールの方に色々教えて貰いつつ、己の舌でその違いを味わい尽くすという当に「研究」と呼称するには相応しいイベントなのです。広々としたガジェット通信の新しいフロアを活かし、多くの外部ライターさんや関係者の方々も参加する事になりました。
「研究会」と称するからには、相応の作業も各人に行って頂きます。前回同様、キリンビールさん「色、香り、味の強さ、苦味、後味」など多数のチェック項目があるガチなリストを作って下さいました。ただ飲むだけではないのです。
そして前回同様、司会進行は“熱血一番搾り研究員”こと杉並区からやって来たwosa主任研究員。今回も気合が入っています。
今回はご当地グルメも参戦!
さらに!
今回はビールのおつまみが大幅にパワーアップ! 今回試飲する8府県それぞれの「ご当地おつまみ」を都内アンテナショップなどで入手、アキバにいながらそれぞれの地元のつまみと一番搾りを飲めるという、故郷の味を思いだしながらビールも飲める極上の内容へと進化したのです。
島根は「あご焼き」のような非常に渋いザ・酒の肴から、
青森の「ホタテ白干」「鮭とば」「のしいか」のようなド直球おつまみまで、それぞれの府県名産の数種類のおつまみが完備。
この他にも岩手「サバ缶」秋田「きりたんぽ」「いぶりがっこ」千葉「ピーナッツ」「ぬれ煎餅」とある種全国ご当地つまみ対決のような様相も呈すなど、一番搾りをより美味しく頂く工夫もバッチリ成されています。
そんなこんなで金曜の夜ということもあり、非常に“酒が進む”和やかな雰囲気で研究会はスタートしました。
今回試飲した一番搾りたち
早速、今回試飲した「一番搾り」を見ていきましょう。テイスティングのコメントも併せてご紹介します。今回の研究生(=参加者)の中には秋田や長野出身者もいたので、熱いコメントもチラホラ見かける事ができました。
一番搾り 青森
「熱い想いがあるから、じょっぱるんです。青森の人は。」
コンセプト:かだれ!頑張った今日をみんなでねぎらおう!四つの海の贈り物と一緒に飲んで、こころがおどる一番搾り。
海の幸との相性を考えて作られ、アルコール度数6%と炭酸ガスを高めに設定することで、飲む際の高揚感を実現。ホップの冷涼感ですっきりとした味わいを表現。
爽やかでスッキリ感のある味わいでした。
・爽やかなリンゴ県の味はフルーティー?
・マイルド。
・爽やかで飲みやすい。飲み口の清涼感がいい。
・苦味が控えめの割には後味ふっくら。
など爽快感を感じたとのコメント多数。
アテは「ホタテ白干」「鮭トバ」「のしいか」。こちらもとてもビールに合うおつまみでした。
一番搾り 岩手
「どこまでもまっすぐに、どこまでもピュア。それが岩手」
岩手県産ホップの華やかな柑橘系の香り、軽やかボディ感と控えめ苦味が特徴なんだとか。原材料には米も使われています。
・柑橘系の香り(ピールっぽい)が個性を感じます!!
・紅茶のような香りが好ましい。
・大地の感じを味わえる。
・ふんわりしているけど少しホロ苦い。
・白ビールに似ている?好き。
・フルーティー。ヒューガルデンっぽい。女性好みだと思う!
・飲みやすい。メキシカンが食べたくなる。
女性から絶大な支持を集めた岩手。確かに、飲みやすく特に香りが印象的でした。また海外ビール好きにも好評でした。
おつまみは「鮭の甘露煮」「さんま甘露煮」「甘酢いか」「鯖のオリーブオイル漬け」。どれも食指が動くビジュアルです。
一番搾り 秋田
「練習で、乾杯で、締めで、とことんもてなすのが秋田です。」
秋田県産米と麦芽を絶妙に調和させて作られた麦汁から得られる穀物の旨味と秋田県産ホップの爽快な香り、そしてアルコール6%のしっかりとした飲みごたえ等々、お酒大好き秋田県民も満足できる一杯です。
・しっかりと味のあるビール。コクがあり飲みごたえが有る。
・喉越しの良さに対してお酒の味わいがしっかりしていて、じっくり飲むのに向いている。
・フルーティーな香りが強く嬉しい。味も濃い。
・アルコール度数が高いのに、すっきり爽やかで飲み過ぎてしまう危険な気がしました。
これぞビール!といった濃い目の一番搾りです。いぶりがっことの相性は◎。
おつまみは「きりたんぽ」スナックに「いぶりがっこ」。
一番搾り 千葉
「千葉LOVE。」
千葉の県民性を考慮し、ホップの香りや荷が目を控えめにし、おだやかですっきりした味わい。見た目も菜の花を思わせる明るい液色に調整と手が込んでいます。
・無印一番搾りに味が似ている。
・ゴクゴクの飲めそうなスッキリとした飲み口。
・調度いい塩梅のビール。
・飲みやすい!ビール入門編。
今回の試飲では最も飲みやすいとの意見もあった千葉一番搾り。個人的には前回の東京一番搾りに近いモノを感じました。
チーバくんが描かれた「らっかせい」「ピーナッツ」などがおつまみです。
一番搾り 信州
「何があっても、ずく出してがんばる。それが長野の人。」
爽やかな森林の香りをハーバルホップで表現。飲み飽きないストレートな味わいでじっくり楽しめる苦味が特徴です。
・フルーティーな味わい。爽やかな酸味と甘い香りがする。
・舌に残る後味がハネたッ!
・塩気の強い野沢菜と合わせて呑んだら、程よい苦味が上手く働いて美味い。合わせて飲めそうなビール。
・味が強い。野沢菜に合いました。
・森というより葉っぱ感がある。
長野県だけは「信州」一番搾りとなっております。これも地元の人と検討した結果なのだとか。
おつまみはヘルシーな「野沢菜」「きのこチップス3種(しめじ、えのき、えのきペッパー)」。
一番搾り 静岡
「おだやかで、奥ゆかしい。それが静岡の人。」
多彩な静岡の食材との相性を鑑み、苦味を控えめに、爽快な酸味とキレを実現。新鮮なホップの味を堪能出来るよう、製法にも一手間掛けられているとのこと。
・飲んで直ぐはパンチがあるのに、すぐに味が消えていく!
・麦芽の味が強い。後味も豊か。
・さっぱりしているのでわさびせんべいに合う。
・一口目からパンチがある。
・一気にスルスルっと飲める。喉越し爽やかで飲みやすい。
こちらもサッパリ系の味が好評な一番搾り。今回は、全体的に飲みやすい一番搾り多数です。
つまみは「うなぎボーン」「わさびせんべい」「キュウリ&味噌」。うなぎボーンの外見はインパクト大です。
一番搾り 京都
「ほんまもんが分かるのが京都の人。」
コンセプトに「はんなりを感じる、“京のほんまもん”の一番搾り。」とあるように、上品・華やかをイメージして作られた一番搾り。麦芽の上品な味わいを引き出し、口に広がる旨味と華やかな香りにこだわったという。
・とてもすっきり!これは夏にゴクゴクいってしまいそう。
・京料理の繊細な味を損なわない瑞々したを感じます。
・トップクラスに上品。八つ橋と飲めるぞ!
・雑味がない。八つ橋と相性バツグン。
・あっさりさっぱりしているようで、飲み終えた後味がグンとくる。八つ橋にあう
・見た目ははんなりしているのに、味が強くしっかりガツンとくるのが“京都人っぽい!”と思いました。
やっぱり人気だった京都一番搾り。これからの季節、鴨川のほとりで夕涼みしながら飲む「京都一番搾り」なんて最高じゃあありませんか。
つまみもお上品に「ハモ茶漬け」「八つ橋」など。京都だけとてもお上品な組み合わせになりました。
一番搾り 島根
「直会で、絆はグッと濃くなる。それが島根。」
〜八百万の神々の恵み、島根のごっつおに、だんだん〜とコンセプトにあるように、絆が濃くなるような麦のうまみをグッと感じる濃い一杯。島根県産麦芽を一部使用し、雑みの少ないきれいな味わいを表現。
・意外と華やかな味。色の割に。
・ビール感は一番強い。麦芽の豊かさを感じる。
・色が濃いので強い苦味を想像したが、甘みがあり飲みやすい。
・香りが強くて後味がしっかりしてるのに苦味が少ないと感じた。おつまみが少なくてもすすみそうなビール。
・クラフトビールのような味。一番搾りとは思えない。
こちらも大人気だった島根一番搾り。特に色の濃さは群を抜いていて、「広島一番搾り」に匹敵するとの声も。
つまみは「あご焼き」など。
いざ乾杯! もとい研究!!
キリンビール広報の方から『47都道府県の一番搾り』に関する簡単な紹介があり、各都道府県での企画から製造までのプロセスが説明されました。今回はキリンビールの担当者が2名フロアに常駐していたので、わからないことがあれば何でも聞く事が出来たのが非常に心強かったです。
まずは普通の「一番搾り」で乾杯。この「無印一番搾り」は味の基準でもありコントロール役でもあるので、研究生は各地の一番搾りと交互に飲んで舌を整えていました。
ガジェット通信発行人・ふかみんと周二郎探検隊の貴重なツーショット。お酒大好きなガジェット通信スタッフも多数参加していたので、一部のテーブルは完全に飲み会状態に。わいわいがやがやしながら酒を交わす事で、非常に楽しく飲む事ができます。このような“環境”もビールを研究する上では非常に重要なのかもしれません。
テーブルの上は直ぐに各地の一番搾りでいっぱい。勿論枝豆や唐揚げなど、一般的なおつまみもふんだんに用意されているので万全の状態で研究に専念できます。
wosa主任研究員も率先してビールを配布します。小さなカップに各1杯とはいえ、8種類全て飲むとそれなりの量に。
司会業や音楽イベントなどでマルチに活躍中のDJ急行氏も、一番搾りを研究しに来場していました。豪快な飲みっぷりで満足していた様子。「岩手が一番フルーティーで飲みやすく、ついつい飲んでしまう」と語っていました。
とはいえコレはれっきとした研究会。左の静岡と右の島根では同じ一番搾りでもここまで色が違うのです。色の違いも重要な研究ポイントなのだ!!
女子ならではの意見も大いに参考になります。ガジェット通信老若男女、一番搾りに心酔しております。
まとめ
「京都一番搾り」は生八ツ橋に合う! という新事実が発覚し、八つ橋と京都一番搾りを交互に頬張るライターのノジーマ氏。さすがライターだけあり、参加者の多くが鋭い意見を連発していてキリンビールの方も感慨深げ。
最後には恒例の人気投票が行われました。総勢20名の投票では島根6票、京都5票とほぼ拮抗。
「島根は一番個性がある」「一番搾りらしからぬ味がとても印象的だった」という声もあった「島根一番搾り」。筆者も一押しは島根で、芳醇な香りと飲みやすさ、日本のビールにしてはヨーロピアン寄りなスタイルがとても美味しかったです。
一方、「京都一番搾り」も会場では大好評。「京都の八つ橋と一番搾り試してみました?最高ですよ!」と大絶賛する人もいるなど、ご当地つまみと見事に一番搾りがコラボレーションした形になりました。
また秋田出身のスタッフは秋田一番搾りに対し「北に行くほど個性が出ていた。一番は秋田です」と会場の笑いを誘っていました。
大阪を筆頭に広島や新潟、沖縄など超個性的な一番搾りが集まった第1回と比べると、第2回は比較的おだやかな一番搾りが多かった印象ですが、どの一番搾りも非常に飲みごたえがあり、ハイレベルな研究会となりました。
6月7日に発売になった一番搾りは「青森・新潟・岩手・秋田・千葉・東京・静岡・岐阜・長野・京都・大阪・鳥取・島根・広島・山口・鹿児島」の16種。幸運にもこれらの地域にお住まいの方は、是非地元の「一番搾り」をトライしてみてはいかがでしょうか?
ネット・オタクカルチャー全般に対応。専攻は歴史学。ガジェット通信では生放送業務全般にも従事。1年の1/3は海外。将来の夢は宇宙飛行。
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