“真空”の力を使って3Dモデルを成形する「FormBox」は、掃除機につないで使う!?

・“真空成形”で“型”を成形する
樹脂フィラメントを溶かしてレイヤーごとに出力して成形する方式が一般的だが、「FormBox」では“真空”の力を使って“型”を成形し、“型抜き”することで立体物をつくるというものだ。
“真空成形”は、工場などで用いられてきた伝統的な技術。その技術を活用し、デスクトップサイズにしたものがこの「FormBox」。
・使うのは電気掃除機

出力したい形のモデルとなる“3Dテンプレート”は、玩具でもこねた粘土でもいいし、好きな形にカットしたジャガイモやバナナなんかでもよい。アイデア次第で使い方は無限に広がる。
使用手順はこうだ。まず、“型”の材料となるプラスチックシートを本体にセット。次に、出力したい形のモデルとなる“3Dテンプレート”を用意し、プリンターのベッドに配置する。ヒーターのスイッチをオンにし、プラスチックシートを熱する。

・“型”にコンクリートやチョコレートを流し込めば…
出来上がった“型”には、樹脂、氷、石鹸、コンクリート、しっくい、シリコン、ゼリー、チョコレートなど、いろいろな素材を流し込むことで、幅広い立体物をつくれる。小さな植物の鉢をつくったり、メッセージボードのようなチョコレートをつくったり。家族や友人向けのプレゼントにしても楽しいし、スモールビジネスとして販売したりもできるだろう。
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