空中に絵を描く3Dペン? 使っていると本当に空中に絵を描いている気分です

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「空中に絵が描けたら!」近未来予測というより完全な空想の近いフィクションでしたが、最近では3Dプリンタの技術を応用したと言われる3Dペンが開発されました。「3Dプリンタの技術だからハイテク?」という印象が強いです。 今回、筆者が個人的にサンプル提供受けた3Dペンの『3Dワールド (3DWORLD)3Dプリントペン 立体印刷』を試してみました。 本当に空中に絵を描くことが出来るのか? 楽しみです。

残念ながら重力には逆らえないです

3Dペンの原理は、熱で溶ける樹脂(プラスチック)をペン先で軽く加熱し、半分溶けかかった樹脂を出す仕組みです。ペン先から出た樹脂を空中で引っ張ると直線を引くことが出来ます。 10秒程度待つと樹脂が冷えて固まります。また、ペン先は常に加熱されていますので、既にある樹脂に接触させると溶かすことが出来ます。

ある程度できあがっていれば、間に樹脂で線を引くことは出来ますが、当然重力の影響を受けますので最初に足場となるラフスケッチを行う必要があります。 

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最初はテーブルに絵を描く感じで土台となるパーツを仕上げていきます。 3Dペンの印象としては重力から解放!という感じですが、実際は、重力を意識して線を描いていくという感じです。

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土台が出来たら、やっと重力に逆らうことが出来ます。 土台を始点にして上方に引っ張るように線を引きます。 実際にやってみると空中に線を引いているような錯覚をやっと味わうことが出来ます。

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自立する物体を描くことが出来ました。

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これでやっと三角錐(さんかくすい)を作ることが出来ました。

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筆者が作った初の3D落書きです。

空中に線を描いているという錯覚は嘘ではありません

土台を作るという部分をクリアすれば、後は空中に絵を描く感覚で立体物を作ることが出来ます。 粘土と比べるとより細かい描写が3Dペンでは可能だと思います。 慣れは必要ですが、体積で考えると粘土や彫刻と比べると安価で楽しめるアートなのではと考えます。

名前はハイテクな印象ですが、雰囲気的にはペーパークラフトみたいなカルチャークラブの教室のような感じです。 刃物を使わないので安全だと思います。 ペンの先端部は熱いですが、非常に小さいので万が一接触してもすぐに離せば怪我の問題も少ないのではと思います。

技術的には3Dプリンタの応用ではありますが、デジタル技術的な要素は全くないので、子供から年配者まで楽しめる趣味なのではと思います。 材料も1kgで3000円程度なので趣味としても安価で嬉しいのではと思います。 残念ながら「デジタルで近未来的な物」とはほど遠いです。かなりローテクなアートと言っても間違えは無いです。

ペンの詳細

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「フィラメント」と呼ばれる樹脂製の太い糸が挿入されています。 ペン先はフィラメントの樹脂が半分溶けかかっている温度に自動調整されています。 ボタンを押すとフィラメントがモーターで押し込まれ溶けた糸が先端から出てきます。

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ブランドによって異なりますが、筆者が提供を受けた商品には3種類のフィラメントが付属しています。 色はもちろんプラスチックの特性が異なります。 ただし、色を変更するには一度フィラメントを抜く必要があるので単色での描画が基本です。 (ペンを複数用意すればもちろん可能です)

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温度は細かくセンサーで調整されています。 筆者が使っているときには嫌な臭いは無かったです。

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電源はACアダプター式です。

3Dワールド (3DWORLD)3Dプリントペン 立体印刷 商品レビュー専門 YouTube
https://youtu.be/QbMIxY2UmRY

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(執筆者: 動画解放軍) ※あなたもガジェット通信で文章を執筆してみませんか

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