これはスゴイ! アプリからカタチを創る最小のデジタルクラフトツール『iModela』
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アプリから入力すると、回転する刃物でアクリル板などの樹脂材料を切削してカタチにしてくれる――魔法のようなクラフトツールが登場しました。ローランド ディー.ジー.は、同社が25年間培ってきた切削加工技術をおしみなく投入して開発した『iModela(アイモデラ)』を11月9日にいよいよ発売します。
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切り抜く、穴を開ける、大きさを揃えて表面を整える。自らの想像力をカタチにするために、人はさまざまな道具を発展させてきました。でも、それらの道具がうまく使いこなせずにアイデアをカタチにすることをあきらめてしまうことも多いはず。『iModela』は、私たちの不器用な手の代わりにアイデアをカタチにしてくれる夢のようなデジタルクラフトツールです。
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使い方はカンタンです。同梱される専用のデザインアプリ『iModela Creator』を使って、文字や図形を組み合わせて作りたいものを描き、『iModela』に材料をセットするだけ。あとは、『iModela』が切り抜いたり彫りこんだり、穴をあけたりして描いた通りのモノをカタチに加工します。
また、専用のCAM(キャム)ソフトウェア『MODELA Player 4』(ユーザーは専用サイトから無料でダウンロード)を使用すれば3D切削も可能。自分で作成したりネットからダウンロードした3Dデータ、サイトから購入したデータをもとに、小さな動物フィギュアなどのオリジナルアクセサリー、スケールモデルの改造パーツ、フィギュアの装備品、鉄道模型用の小物などを自由に加工できます。
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本体を構成する主要パーツは、使わない時には折りたたんで専用のキャリングケースに収納。加工用のカッターは市販品を使用できるように設計されていますので、手軽に購入して交換できます。本体での操作は、加工材料やカッターのセッティング、電源のオンオフなどにとどめ、ほぼコンピューター画面上で行えます。
切削可能な材料は、樹脂などの柔らかい材料(金属、カーボンなどの導電体は対象外)、最大加工エリアは86×55×26mm。。本体サイズはW214×D200×H205mm、重さ1.7kg、パソコンとはUSBで接続します。小ロットでモノを創りたいクリエイターさんにも喜ばれそうなアイテムですね。価格は7万8500円(税込み)です。
「i」のつかない『Modela』はもっとスゴそうです。
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京都在住の編集・ライター。ガジェット通信では、GoogleとSNS、新製品などを担当していましたが、今は「書店・ブックカフェが選ぶ一冊」京都編を取材執筆中。
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