体験を伝える―『ガジェット通信』の考え方

面白いものを探しにいこう 本物を体験し体感しよう 会いたい人に会いに行こう 見たことのないものを見に行こう そしてそれをやわらかくみんなに伝えよう [→ガジェ通についてもっと詳しく] [→ガジェット通信フロアについて]

『クリィミーマミ』『パトレイバー』……80年代アニメがよみがえる! 高田明美さんの個展に行ってきた

Angelic moment 天使の瞬間ポスター

吉祥寺の東急百貨店で開催中の高田明美さんの個展『Angelic moment 2 天使の瞬間』(2月4日~17日)に行ってきました。今回はそのレポートをお届けしたいと思います。

高田明美さんとは?

うる星やつら』(1981)『魔法の天使クリィミーマミ』(1983)『めぞん一刻』(1986)『きまぐれオレンジ☆ロード』(1987)『機動警察パトレイバー』(1988)など、1980年代のアニメのキャラクターデザインを中心に活躍されたイラストレーターさんです。
30代以上のアニメ好きの人であれば、名前は知らなくても彼女が手がけた作品やキャラクターは見たことがあると思います。
女性らしく柔らかで、かつ肉付きや骨格をしっかりと感じさせる、淡い色合いの絵柄が特徴的な方です。

アニメディア

高田さんによる『うる星やつら』イラスト。

記者個人としましては、中学生時代にドハマリした『機動警察パトレイバー』でのお仕事が印象的です。

『機動警察パトレイバー』とは?

『レイバー』と呼ばれる作業用ロボットが普及した架空の90年代東京を舞台に、警視庁警備部パトレイバー中隊(パトレイバー=パトカーのロボット版)に配属になった若者たちの、業務に打ち込む汗と涙の日々を描いたSFアニメ。
ロボットアニメなのに世界の平和を守ったり敵を倒したりはせず、20代の若者たちがひたすら公務員として職務に殉じる姿を描いた、異色のロボットアニメです。
ビルの爆破に失敗して崩落中のビルに取り残されたテロリストを救う、といった割とちゃんとした回(第41話)もあれば、犯罪が起きず暇なので隊員総出で東京湾でハゼを釣るだけの回(第3話)もあったする、バラエティあふれる物語が魅力でした。
主人公が女性であることもあり、高田さんの柔らかいキャラクターデザインが作風に非常にマッチしていました。

とても面白い作品なので、未見の方はぜひ手に取ってみてください。職業ものなので、社会人の方には特にグッとくる話やキャラクターが多いです。

IMG_02

我が家の『パトレイバー』グッズ。実家にはこの数倍あります。

本イベントは4日からの開催でしたが、11日に展示の一部入れ替えがあって『パトレイバー』関連の展示が増えたと聞き、『パトレイバー』目当てで一念発起して足を伸ばしてみました。

Angelic moment 2 @ 吉祥寺東急百貨店

吉祥寺駅近くの東急百貨店の2階、エスカレーターで上がってすぐのところに、高田さんによる描きおろしポスターが貼ってありました。

高田明美さんポスター

入り口付近には開催祝いのお花が飾られています。

バンダイビジュアルさん

バンダイビジュアルさんから。『パトレイバー』にバンダイビジュアルさんが関わっていたのでその関係でしょう。

ぴえろさん

株式会社ぴえろさんは『クリィミーマミ』の制作会社です。『株式会社ジェンコ』さんもアニメの制作会社です。ジェンコさん刊行のアニメビジネス誌『アニメビジエンス』の表紙を高田さんが描かれたご縁でしょうか。

展覧会の様子は…?

展覧会の会場内は撮影禁止だったのでご紹介できませんが、展示内容はおおよそ『クリィミーマミ』が6割、『パトレイバー』が3割、その他オリジナルイラストや油絵が1割くらいでした。
全てコピーではなく直筆のものだったようなので、見慣れたイラストでもディティールをじっくり見られるのがよかったです。
1980年代から2010年代のものまで幅広く展示されているので、「当時見た!」という作品もあれば、「最近こんな新しい絵も描かれてたんだ」というのもあり、昔のファンとしても新鮮さを感じるラインナップでした。

また、高田さん直筆によるイラストの販売もあって、カラー手彩色イラスト、モノクロ原画、版画(コピー)等が並んでいました。
手彩色イラストとモノクロ原画はすべて一点ものなのでお値段も8万円から数十万円となかなかのものでしたが、既に約定済のものもかなりあるという人気っぷりでした。
全て『クリィミーマミ』またはオリジナルのイラストで、『パトレイバー』関連のイラストの販売がなかったのは個人的には残念でした。

さらに、私は今回初めて知ったのですが、高田さんは宝飾デザイナーでもあるそうで、オリジナルデザインのネックレスや指輪の展示・販売コーナーもありました。
その他、同人誌や『クリィミーマミ』のキャラクターグッズ(魔法のコンパクトやiPhoneケースなど)の物販もありました。

戦利品

クリィミーマミシール

これはお土産屋さんなどによくある名前入りシール製造マシンで作ったものです。300円でした。

1 2次のページ
  • 誤字を発見した方はこちらからご連絡ください。
  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちらから
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。