【大絶賛】映画「007スペクター」はジャッキー・チェンを超えた最高傑作 / ディープな物語の魅力
2015年11月27日から先行上映がスタートした、スパイサスペンスアクション映画「007スペクター」。イギリス人俳優ダニエル・クレイグが6代目ジェームズ・ボンドを演じ、初出演した「007 カジノロワイヤル」から数えて4作目の作品となる。
・日常の女性を魅力的に演出
今作は監督にも注目したい。数々の女優と交際し、まさに監督界のプレイボーイともいえるサム・メンデスが監督として抜擢された。前作の「007 スカイフォール」から続けてメガホンを握ることになり、彼の「日常の女性を魅力的に演出する」ことに長けたスキルが今作でも垣間見れる。
・シリーズ中もっとも素晴らしい
で、ぶっちゃけこの作品は良いデキなのか? ダメなデキなのか? 結論から言えば、「007スペクター」はシリーズ中もっとも素晴らしい最高傑作である。
・クリストフの浅はかさは異常
とはいえ、ダメな部分も散見される。クリストフ・ヴァルツが演じるフランツ・オーベルハウザーのマヌケっぷりは、前作「007 スカイフォール」のヴィランとして登場したラウル・シルヴァ以上にマヌケでガッカリ(そもそもラウルは意味のあるマヌケだった。クリストフの浅さは異常)。
また、偶然助かるシーンや、偶然発見するシーンが多すぎるのも、いくら映画とはいえリアリティを無くす。その偶然でしらけさせない工夫も見られず、やや残念。
・主役の素の魅力と演技力がこの作品の魅力
それでも今作が最高傑作だと言い切れるのは、ジェームズ・ボンドの存在が、今作で初めてフィクションではなくノンフィクションに感じたからである。彼を取り巻く演出やシチュエーションは月並みだが、彼の存在、つまり素の魅力と演技力がこの作品のすべてなのだ。
・ジャッキー・チェンを超えた
苦悩、葛藤、欲求、カタルシス、孤独感、そして男性的魅力、すべての点において、今作のダニエル・クレイグはジャッキー・チェンを超えたと断言していいだろう。そして、すべてのキャストとスタッフに敬意を表したい。
https://youtu.be/z4UDNzXD3qA
執筆: タタウイヌ(Achondrite)
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