「漫画家は印税ガッポリ?」 シビアな現実を解説した図が『Twitter』で話題に

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山崎浩

11月3日、漫画家の山崎浩先生(@housui03)が


「漫画家って印税ガッポリ入って儲かってるんでしょ」っていう人がいて、それはすご〜く売れている漫画家だと何べん言ってもわからない。印税は部数によって全然違うのだ…コレ見て!

とツイート、

超売れてる漫画
500円の10%(50円)×100万部=5000万円
てくてく1巻
500円の10%(50円)×8千部=40万円

と、イラスト入りで解説した画像をアップ。


ちなみに2巻は更に部数と印税率を引き下げられこんな感じに…( ̄◇ ̄;)

とツイートを続け、

500円の5%(25円)×5千部=12万5千円

という画像をアップした。

「コミック単価も部数もわかりやすい数字にしてます…実際は微妙に違います」

ともツイートしているが、なんともシビアな数字。最初のツイートは11月6日夕方の時点で4千件近くリツイートされ、まとめサイトにもとりあげられるなどして話題となった。

2巻は印税を引き下げられてしまっているのだが、


さっきの印税率引き下げのツイートでもしリイドはヒドイ出版だと思う人がいたら、それはすごい誤解です!コミックスの2巻が5千部といういのは、1巻の実売数がその程度か、それ以下だと言うことです。普通の大手出版社だったらもう連載打ち切りの数字です。

とのことである。実際、雑誌で連載していて単行本にする分量がたまっても、単行本化が見送られるということは大手出版社でもしばしば起こっている。筆者の個人的な経験ながら、1巻から買っていた作品が、雑誌では連載完結したのに続きの巻が出なかったことも何回かあったりした。単行本が発売されるだけまだマシ、ということだろうか。

一方で、今回のツイートをきっかけに山崎先生の作品に興味を持った方もかなりいるようである。チェックしてみてはいかがだろう。

※画像は『Twitter』より引用

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Taka

元インターネット雑誌編集者。 2013年5月よりガジェット通信にて記事を書いております、よろしくです。

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