病院vs医薬品チームの対決!? 知識も興味もないド素人がVリーグの開幕戦を観戦してきた!

access_time create folderエンタメ

01_IMGP6452

先日、日本のプロバレーボールリーグ『Vリーグ』の招待券をいただいたので、はじめて観戦に行ってきました。

記者のバレーボールレベルは「中学校の体育でやった」「スポーツとしては楽しい」「高校バレーが盛り上がるのは知ってる」「日本代表の試合もほぼ見てない」という超ド素人級。

Vリーグに関しても、現地についてからはじめて開幕戦だと知ったほどの無知っぷりで、選手もチームもまったく知りません。

はたしてこんな僕でもはじめてのVリーグを楽しむことができるのでしょうか。

会場は渋谷の東京体育館

02_IMGP6452

10月17日土曜日。JR千駄ヶ谷駅の目の前にある東京体育館で開催される試合にやってまいりました。
試合開始1時間前に会場入りしたのですが、中では選手たちがアップをしていて、すでにお客さんもそこそこ入っています。

この日観戦することになったのは女子の試合で、上尾メディックスという上尾中央医科グループのチームと久光製薬スプリングスの対戦。
病院医薬品メーカーだなんて、あまり戦わせてはいけない組み合わせな気がしますが大丈夫なのでしょうか。

03_IMGP6331

ちなみに入口では、上尾メディックスの選手のポストカードが配布されていました。
ユニフォームではなくスーツを着こなしているクールなデザインでカッコイイです。
選手の知識は全然ないですし、選手名鑑的なものが配布されてたりもしなかったので、とりあえずこの3人に注目してみようと思います!

04_IMGP6331

上尾メディックス側の応援席にやってくると、各席には応援グッズが置かれていました。

05_IMGP6331

扇子型のペチペチ叩くものと、身につけるやつですね。(呼び名がわかりません)
扇子の方には応援の仕方も書かれているのですが、どんなスタイルの応援がおこなわれるかも当然まったく知らないので楽しみです。

06_IMGP6434

さっそく応援グッズを身につけると、なんだか歯医者で治療を受ける患者さんみたいになってしまいました。
さすが病院のチームといったところでしょうか…。

スピーカーと電子音を使った応援が斬新!

07_IMGP6339

試合開始時間が近づくにつれ、客席がギッシリと埋まり始めました。
すると、両チームの応援団が応援の練習をし始めたのですが、これにはビックリ!
スポーツの応援というと太鼓を使ったり、野球ではトランペットを吹いたり、楽器を使うのが主流なのだと思いますが、なんとVリーグでは生演奏ではなくスピーカーで電子音を流して応援するのです。

08_IMGP6355

応援団の人がこちらの機材をいじり、テーマソングを流したり、太鼓や笛の電子音を出したりするのです。
体育館競技だからこそできる応援方法といったところでしょうか。

いよいよ試合開始直前!

09_IMGP6369

いよいよ選手たちが入場・整列し、間もなく試合開始!
スターティングメンバーが発表され、サイン入りボールの投げ込みがおこなわれるというアナウンスがありました。
えっ、サインボールの投げ込みだなんて、バレーボールみたいにでかいボールを投げ入れたら危ないんじゃないの!?もしキャッチできても、持って帰るのも大変そう!

10_IMGP6376

と思ったら、さすがにソフトボールくらいの大きさでした。そりゃそうだ。

11_IMGP6379

そして始球式もおこなわれます。バレーボールの始球式ははじめて見ました。
サーブを打って、サーブを受けたチームはレシーブして相手のコートに返すのですね。
今回は見事に決まっていましたが、これはサーブの時点で失敗する人が多そうだなあ。

試合開始!白熱した展開に!

12_IMGP6390

試合開始直前のイベントが終わり、場内の雰囲気もかなり盛り上がってきたところで、ついに試合開始となりました!
やはり、応援が盛り上がっているなかで、迫力のあるプレーを見ているとそれだけで楽しくなってきます。

試合を見ていると「そういえば昔はサーブ権がある方だけに点が入ったけど、今は決めるだけで点が入るんだなあ」とか、「リベロなんてポジションができてるんだなあ」とか、いろいろなことに気づき始めますが、基本的にはシンプルなルールの競技なので、すぐになじめました。

超いまさらですが、サーブ権がなくても点が入るルールだとサクサク試合が進んでいいですね。

13_IMGP6454

ポストカードのモデルになっていた上尾メディックスの3人は揃ってスターティングメンバー。
3人が並ぶと1番の土田選手、3番の吉村選手が小さく見えますが、土田選手が167cm、吉村選手が168cmと高身長!
大きく見える12番の荒木選手はなんと186cmです!
しかも脚とかをよく見ると筋肉でムッキムキですからね。
あたりまえですが、さすがスポーツ選手です!

プレーでは3番の吉村選手が、高さでは不利なのにビシバシとアタックを決めてて、すごくかっこよかったですね!

14_IMGP6415

プレーだけ見ていると女子とは思えない迫力があるのですが、1点取るごとに選手が集まって喜んだり、1点取られても集まって励ましあったり、女子っぽさを感じる部分もあってそのギャップが良かったですね。

そして試合ですが、1セット目は上尾メディックスが取りました!(1セット25点というのも知らなかった)

試合以外の部分にも注目!

15_IMGP6404

試合の雰囲気に慣れてくると、だんだん他の部分も楽しくなってきました。
もっとも気になったのは、一瞬でも時間があるとモップやタオルでコートを拭いていたことですね。

まあ、タイムアウト中やセットの合間にモップがけするのはまあ当然かなと思うのですが、それだけではありませんでした。

16_IMGP6409

なんと、得点が入ってプレーが止まっている一瞬の間にもスタッフがダッシュでコートに入り、タオルで床を拭くのです!

このシーンはせっかくなので動画撮影もしてみました。

これを1点入るたびに繰り返すのですからすごいです!

17_IMGP6459

そして、なんと場合によっては、選手たちもみずからマイタオルで床を拭きます。
そんなに床が滑るものなのでしょうか。
タオルでちょっと拭くだけでも効果があるものなのでしょうか。
なにかと気になりましたね、これは。

18_IMGP6408

あとは、選手たちも客席と一緒になってる感がすごく良かったです。
客席から控えの選手たちが丸見えなのですが、得点が入って電子音が流れると、一緒に手拍子したり、踊ったり、コールをしたりして楽しそうにしているんです。

特に上尾メディックスの方はそんな感じでしたね。
床を拭くのも上尾メディックスの方が多い気がしました。

2時間程度で試合終了!

19_IMGP6486

そんなこんなで試合終了。
1セット目を先取した上尾メディックスですが、2セット目を接戦の末に落とすと流れが悪くなり、そのまま1-3で敗れてしまいました。
床とか電子音ばかり気にしてるからだとか言ってはいけません。
第4セットは接戦だったので、そこを取れていれば最後はわからなかったかもですね。惜しかった!

何も知識がない状態での観戦だったので不安でしたが、やはり競技自体がシンプルなので、すごく入っていきやすいのが良いですね。
選手のことは知っていたほうが当然楽しめるかと思いますが、プレーを見ていると「この人はうまいな!」とか、自然と注目する選手が出てくる感じもあります。
今回はたまたまポストカードというきっかけがあったのもよかったです。

試合時間はだいたい2時間程度だったので、5セット目まで進んでも2時間半くらいでは終わるでしょう。
野球などとは違い、試合時間が読めるのは観戦しやすくていいですね。

20_IMGP6492

最後は監督のインタビューがあり、活躍した選手1名のサインボール投げ込み(今度は本物のバレーボール!)があり、選手たちが観客席のある方に引き上げてきて終わりとなりました。
やはり選手を近くで見るとアスリートの体型をしていてすごい!

この日はさらにこのあともう1試合組まれていて、応援席からは移動しなければいけませんが、そのまま2試合目も見ることができました。
今回は次の予定があったので引き上げちゃいましたが、どうやらVリーグは基本的に1日に2試合おこなわれているようなので、1日ガッツリ予定を開けて、2試合フルで観戦するのもお得でいいですね!

21_IMGP6323

こんな感じで、はじめてのVリーグ観戦が終わりましたが、すっかり満喫できました。
バレーボールは知識がなくても楽しみやすいスポーツだなあと再確認しましたね。
Vリーグの2015/16シーズンはまだ始まったばかり。
また機会があったらぜひ観戦してみたいなあと思いました。

Vリーグ試合日程
http://www.vleague.or.jp/game_info/

上尾メディックス
http://www.achs.jp/medics/

―― 見たことのないものを見に行こう 『ガジェット通信』
(執筆者: ノジーマ) ※あなたもガジェット通信で文章を執筆してみませんか

  1. HOME
  2. エンタメ
  3. 病院vs医薬品チームの対決!? 知識も興味もないド素人がVリーグの開幕戦を観戦してきた!
access_time create folderエンタメ
  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。