『ハンサム落語』第3弾 斉藤壮馬&鈴木達央 ボリュームたっぷりインタビュー到着![オタ女]
『じょしらく』や来年1月にTVアニメの放送が決定している『昭和元禄落語心中』など、“落語”を題材にした作品がアニメ化されるようになってきた最近。女性向けシチュエーションCDにも、色男×落語で彩るドラマCD『ハンサム落語』が3か月連続リリースで登場しています。
二人一組で行う、まるで漫才のようなオリジナルの掛け合い落語。9月30日に発売した第3弾『ハンサム落語~朧語り~』に収録されている落語は「死ぬなら、今」と「死神」。声優の斉藤壮馬さんと鈴木達央さんの掛け合いを楽しむことができます。
演じた2人のボリュームたっぷりのインタビューが届きました!
黒依役:斉藤壮馬さん
――本作の収録を終えられてのご感想をお願いします。
斉藤:なかなかお仕事で落語をやらせて頂く機会はないので、すごく面白い企画だなと思いました。僕自身あまり詳しくはないんですけど、たまに寄席に行っていていましたし、「死神」も「死ぬなら、今」もすごく好きな噺だったので、本当に嬉しいなと思いながら、収録させて頂きました。ただ、あくまでもキャラクターありきの落語というところで、普通の落語とはまた違い、色んな工夫が凝らされた台本でだいぶ色んな声も出しましたし、いろんな芝居もしました。そういう意味ではひとつの作品の中で、役者として幅を出すことができたのかな?と思うので、すごく貴重な経験でした。
――演じられたキャラクターの魅力についてお聞かせください。
斉藤:今回、達央さんが演じられている弥白というキャラクターとの絡みがほとんどだったんですけど、かなり感情の起伏が激しいというか、ずっと叫んでます(笑)。でも、ずっと叫んでたかと思いきや、急にお化けに怯えはじめるっていう。一見すると脈絡がないくくらいの振れ幅があるんですけど、ツンケンしてるのに、ちょっとしたことで怖がったりとか、実は隠れて同人活動してたりとか、普段は見せていないナイーブな部分が、魅力なんじゃないかなと思います。
――本作の中で、特に印象に残ったシーンについてお聞かせください。
斉藤:色々ありますが、特に落語パートは面白いことになっているので、ぜひ聴いて頂きたいです。とにかく達央さんの弥白が素晴らしくて、本当に素敵だなって、ただただ思いながらやらせて頂きました。どこかミステリアスで何を考えているか分からない弥白が、舞台の上に立って、今から落語をあなたたちに届けますとなった時に、よりフィルターが重ねられて深みが増すというか……。あと、僕自身で言えば台本で「!」がついているところは全部叫んでいるので、「がんばったな」と思って聞いて頂けると幸いです(笑)。
――第三幕「死ぬなら、今」にちなんで、今のうちにやっておきたいこと、始めたいことはありますか?
斉藤:黒依くんじゃないですけど、僕も本が好きで、学生時代に趣味で文章を書いたりしていたので、久しぶりに小説とかエッセイとか、自分で筆を執って、自分の作品を作ってみたいなと思います。
――楽しみにされているファンの皆様にコメントをお願いします。
斉藤:落語というのは、歴史のある一つの文化ではありますけれど、意外と身近にあるようで聞いたことがないとか、とっつきにくいって思っている方もいらっしゃるかもしれないなと思います。今作の演目は、他の巻にも「饅頭こわい」とか落語の中でもポピュラーな噺が収められているので、ある意味では入門編と言うか、この機会に落語にハマるもよし、掛け合いを楽しんで頂くもよし、色んな楽しみ方が出来る素敵なCDになっていると思います。ハンサム落語、ぜひ、宜しくお願い致します。
弥白役:鈴木達央さん
―――本作の収録を終えられてのご感想をお願いします。
鈴木:本当に楽しく演じさせて頂きました。落語を扱ったドラマCDということなので、持っている限りの情報で落語と向き合い、改めて、伝えることの楽しさや難しさと相対することで、ハードルも感じながら、弥白として楽しく演じることが出来た実りのある収録でした。
――演じられたキャラクターの魅力についてお聞かせください。
鈴木:掴みどころがないところでしょうか。人になかなか本性を見せない。でも、自分の欲求やしたいことに対しては、すごくまっすぐで手段を選ばないというところがあるので、何を言っても楽しそうだったり、ちょっと不思議そうに聞こえる、というところを意識しながら演じました。
――本作の中で、特に印象に残ったシーンについてお聞かせください。
鈴木:所々で、弥白が黒依やお嬢さんに対して、回りくどく、ちょっとだけ本質のような事を言うシーンが出てきます。最初、そういうところも、さらっとやった方が良いのかなって思ったんですけど、そこは、もっとあざとく出して欲しいということで。あえて、見たくないものを見させられるかのような、目をつむらさせないというアプローチをしました。なので、やっていて印象深かったですし、演じていて楽しいですね、人に何か不都合な事実をつきつけるのは(笑)。
――第三幕「死ぬなら、今」にちなんで、今のうちにやっておきたいこと、始めたいことはありますか?
鈴木:色々やりたいなと思うことはあるんですけど、大概のことはもうやっていて、それ以外は、あんまり興味が無いからやっていないんじゃないかなって思います(笑)。趣味の範囲で何かしたいなって思うことはあるんですけど、早くやろうと思うことは、何かしら仕事に関連してしまうことだったりしますね。
――楽しみにされているファンの皆様にコメントをお願いします。
鈴木:今回で第三幕ということで、弥白と黒依二人で皆さんのことをお待ち申しております。収録されている落語は、ちょっとだけ人の死を扱っている落語になっております。とはいえ、それを面白おかしく構築しつつ、ドラマもありつつですので、是非、黒依と弥白の作り出すハンサム落語という世界を、堪能して頂ければなと思っております。もし良かったら、聴いてみてください。
※公式サイトで試聴公開中!
『ハンサム落語~朧語り~』
【出演】
黒依(CV:斉藤壮馬)、弥白(CV:鈴木達央)【物語】
夏・冬年二回行われるオタクの祭典市を訪れた黒依と弥白とあんた。興奮を隠しきれない黒依と、そんな黒依をいじってはしゃぐ弥白について回っていたが、会場内でなんと火災が発生!
一瞬の内に出口が分からなくなってしまった!急いで脱出しないと、と焦る一行に、突然、弥白がこのまま死んでもいいのではないか?と問いかける。
彼らの過去と落語への想いを見届ける、世にも奇妙な脱出劇の始まり、始まり!【収録落語】
死ぬなら、今
死神【目次】
一.いざ、祭典市へ
二.【演目】死ぬなら、今
三.僕が帰る場所
四.ここにある絆
伍.【演目】死神
六.戸締りにご用心
ハンサム落語-公式サイト-
http://www.team-e.co.jp/sp/handsome-rakugo-cd/
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