ガジェット通信 GetNews

見たことのないものを見に行こう

体験を伝える―『ガジェット通信』の考え方

面白いものを探しにいこう 本物を体験し体感しよう 会いたい人に会いに行こう 見たことのないものを見に行こう そしてそれをやわらかくみんなに伝えよう [→ガジェ通についてもっと詳しく] [→ガジェット通信フロアについて]

安心な水は自分でつくれ! 家庭用蒸留水器メガホーム社『水瓶座の雫』(MH943)レビュー

MobileHackerz再起動日記

今回はMobileHackerzさんのブログ『MobileHackerz再起動日記』からご寄稿いただきました。

安心な水は自分でつくれ! 家庭用蒸留水器メガホーム社『水瓶座の雫(しずく)』(MH943)レビュー
いま日本では東日本大震災から福島第一原子力発電所の事故、そして放射性物質の降下・水道水からの放射能検出と、ちょっときっついニュースが続いています。で、我が家にも生後1か月の直球ど真ん中な乳児がおりますので“安全な飲用水”の安定的な確保はかなり関心度の高い話題。私も一時は水汚染の報を前に「うおお、どうすればいいんだ!」と右往左往したりしました。

今(3月29日)は東京の水もまた安全な状態に戻っていますし *1 今のところ再び放射能値が上昇しそうな傾向も見られません。

*1: 「水道水の放射能測定結果について〜第29報〜」平成23年3月29日 東京都水道局
http://www.waterworks.metro.tokyo.jp/press/h22/press110329-01.html

というかそもそも最初の水汚染の報からして値を冷静に計算してみると別にリスクらしいリスクもない数字です。なので、“安定的に安全な水”は水道水できちんと確保できています。つまり今さら特にあせったり対策に走る必要は全くないのですが……

そこはそれ。生来のガジェット好きとしては一度「どうすればいいんだ!」と走り出したらもう本来の目的はどうでもいい! 既に自分の中でこの問題は「どうやって子供のために安全な水を確保するか」から「安全な水を安定的に確保するガジェットを買うチャンス」になっています。子供のため、という大義名分を振りかざし、今日も『Amazon』でポチる *2 のでした。ええ、ええありましたよ、いいものが『Amazon』に!

*2: 蒸留水器 台湾メガホーム社製 MH943シリーズ 『水瓶座の雫(しずく)』『Amazon』
http://www.amazon.co.jp/gp/product/B0045J86W6/

今回、水道水に混入したことで話題になった放射性ヨウ素。当初「ヨウ素は揮発性なので煮沸である程度飛ばせる」という説が東大病院放射線医療チーム(@team_nakagawa)の『Twitter』アカウントにより語られましたが、これは間違いで逆に「放射性ヨウ素が含まれた水を煮沸すると、逆にヨウ素濃度が高くなる」ことが実験でも明らかになり訂正・発表されました。

*******
ある方にお願いして、煮沸によるヨウ素の濃度変化を検証する実験を、水道水中に含まれるI-131を対象に行いました。その結果、水道水を煮沸すればするほど水蒸気だけが飛んで、I-131が濃縮されました。もし、煮沸しようとされている方がいれば、直ちにやめるようお伝え願います。
*******
東大病院放射線医療チームさんのツイート 『Twitter』
http://twitter.com/team_nakagawa/status/50751264211992576

また同時にヨウ素は市販の浄水器ではあまり効果的に除去はできないだろう、ということも指摘されています。実際には浄水器メーカーによっては「多少の効果がある」などとうたっているものもあるのですが、不安が残るのもまた事実。

*******
なお、家庭用の浄水器の効果も、ほとんどないと言えるでしょう。水をペットボトルなどで取り置きし、放射線性ヨウ素の半減を待つくらいして手はないと思います。
*******
東大病院放射線医療チームさんのツイート 『Twitter』
http://twitter.com/team_nakagawa/status/50715829276393472

しかし……
しかし、ここまでの間に“安全な水を得るための方法”についての大きなヒントがでてきています。理科の実験をなんとなく覚えている人の中にはすぐにピンときた人も多かったようで、東大病院放射線医療チームの訂正ツイート(ヨウ素は煮沸でより濃くなることがわかった)にも『Twitter』上でもものすごい勢いでものすごい人数から同じツッコミがされていました。

煮沸で濃くなるんだったら、蒸留が効果あるってことじゃないの?

“蒸留”みなさん覚えているでしょうか。水などを沸騰させ、飛んだ蒸気を集めて冷やし、沸点の低い物質だけを収集する手法です。そう、煮沸でヨウ素の濃度が濃くなる……ってことは、飛んでいった蒸気にはヨウ素が含まれていない(ないしは薄い)ってことなんですよ。そっちのほうを回収すれば安全な水がゲットできるはず。ビバ蒸留!

しかし蒸留は手元の道具でやろうとすると結構手間もかかるし時間もかかります。 *3

*3: 「蒸留されて水になれ」 『デイリーポータルZ』
http://portal.nifty.com/2008/11/06/c/index.htm

水を火にかけっぱなしにするので人の監視も必要です。毎日“安定して”安全な水を得る手法としてはちょっとハードルが高い……と思いながらぽちぽちと『Amazon』をたゆたっていたら、なんと家庭用の蒸留水生成専用機がある *2 ではないですか! そりゃあもう見た次の瞬間高速にポチってしまうわけですよ。イエス、不可抗力。

安心な水は自分でつくれ! 家庭用蒸留水器メガホーム社『水瓶座の雫』(MH943)レビュー

前置きが長くなりましたが、これがその“家庭用蒸留水器”メガホーム社『水瓶座の雫』です。はっきり言ってかなりゴツい

安心な水は自分でつくれ! 家庭用蒸留水器メガホーム社『水瓶座の雫』(MH943)レビュー

ポットの中には別のガラス容器が入っていまして、開封するとこんな感じ。蒸留水器のほかには活性炭フィルター(なくてももちろん蒸留は可能です)や洗浄用のクエン酸なども入っています。活性炭フィルターは25日に1度2パック交換推奨で6パック付属、クエン酸は……なんかしばらく使いきれなさそうな量入ってますね。当分困ることはなさそうです。

安心な水は自分でつくれ! 家庭用蒸留水器メガホーム社『水瓶座の雫』(MH943)レビュー

今回私はガラス容器バージョンを購入しましたが、ガラス容器へ取っ手を取り付ける作業はユーザー自身で行う必要がありました。その作業にプラスドライバーが必要なので注意。なんかこう、そういったところも実に大雑把というか、日本の細やかな家電製品に慣れているといろいろとカルチャーショックを感じる質実剛健なつくりになっています(この商品は台湾製。台湾は今回の震災でものすごい日本を応援してくれているので、こういったところで台湾製品を買うのもいいものだ! ……と、いうことにしておいてください)。

安心な水は自分でつくれ! 家庭用蒸留水器メガホーム社『水瓶座の雫』(MH943)レビュー

これでワンセットです。金属製のポットに水を入れ電源を投入すると、蒸留が行われ口の部分から滴が垂れてきます。それを横に置いたガラス(ないしプラスチック)のボトルで受ける、という形です。見た目コーヒーメーカー的なものに見えなくもないですが、一度に処理できるのは4リットル、それが金属製ポットとガラス容器両方に入る(4リットルが金属製ポットからガラス容器に移動する)わけですから、全体的なスケールが一味違います

1 2 3 4次のページ
寄稿の記事一覧をみる

記者:

ガジェット通信はデジタルガジェット情報・ライフスタイル提案等を提供するウェブ媒体です。シリアスさを排除し、ジョークを交えながら肩の力を抜いて楽しんでいただけるやわらかニュースサイトを目指しています。 こちらのアカウントから記事の寄稿依頼をさせていただいております。

TwitterID: getnews_kiko

  • 誤字を発見した方はこちらからご連絡ください。
  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちらから
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。