“blue × green”をテーマカラーにSIMフリースマホやバッテリー内蔵スーツケースなど24製品 ライフスタイル家電・家具の新ブランド『UPQ』を発表

8月6日、東京・秋葉原のDMM.make AKIBA Baseでライフスタイル家電・家具の新ブランド『UPQ(アップ・キュー)』の発表会が開催されました。シーズンごとにテーマカラーを設定し、スペック・価格・デザインのバランスが取れた製品の提供を目指す同ブランド。第1弾製品として、17種24製品がお披露目されました。

UPQは、カシオ計算機で携帯電話・スマートフォンの商品企画を担当していた中澤優子氏が起業したハードウェアスタートアップ。Cerevo社の協力のもと、2015年6月からわずか2か月で17種24製品の発売にこぎつけたとのこと。
「こだわりを気軽に表現できる家電・家具ブランドを作りたい」というコンセプトで、同時期に発売する製品に統一したテーマカラーを設けるのが特徴。第1弾は、この夏の流行色である青と緑をかけあわせた“blue x green(ブルー・バイ・グリーン)”を採用しています。
発表会では、17種24製品を一挙に発表・展示。8月6日からECサイト『DMM.make STORE』で一部製品の販売が開始され、順次発売を予定しています。
LTE対応SIMフリースマートフォン『UPQ Phone A01』




『UPQ Phone A01』は、Android 5.1を搭載したSIMフリースマートフォン。国内最安値クラスの1万4500円(税別、送料別)という価格にインパクトがあります。4.5インチ 854×480ピクセルの液晶、1.5GHzのクアッドコアCPU、1800mAhバッテリーを搭載し、LTEの2100MHz帯(バンド1)、1800MHz帯(バンド3)、80MHz帯(バンド19)、700MHz帯(バンド28)に対応。本体カラーはblue x green、ホワイト、ブラックの3色をラインアップ。ホワイトは液晶側にもホワイトを使用し、デザイン性を重視していることが分かります。
モバイルバッテリー内蔵スーツケース『UPQ Bag』



『UPQ Bag』は、モバイルバッテリーを内蔵した機内持ち込みサイズのスーツケース。モバイルバッテリー部分には2.1Aと1AのUSB出力ポートとmicroUSBの入力ポートを装備しています。ファスナー部分がブルーとピンクの2色をラインアップし、1万2000mAh容量の『TR01』が2万9000円(税別、送料別)、8000mAh容量の『TR02』が2万6000円(税別、送料別)、バッテリーを省略した『TR03』が1万9000円(税別、送料別)です。
ガラス製キーボードとアウトドア向けLEDライトをラインアップした『Q-gadget』


『Q-gadget KB01』は、Windows/Macに対応したガラス製の透明キーボード。モードを切り替えると、全面をタッチパネル(トラックパッド)として利用することができます。価格は1万7900円(税別、送料別)。


『Q-gadget LT01/BG』は、バッテリーを内蔵するLEDライト。IP68準拠の防水・防じん性能を持ち、水深1メートルの水中でも利用できるアウトドア対応です。最大輝度は420ルーメンで、5段階の輝度調節が可能。最低輝度(20ルーメン)の使用で最大45時間、点灯できます。価格は7000円(税別、送料別)。
カメラ製品『Q-camera』はアクションカメラとスタビライザー



『Q-camera ACX1』は、1400万画素のパナソニック製撮像素子を搭載するアクションカメラ。最大1080/30pのフルHD動画の撮影が可能で、静止画やタイムラプス撮影に対応。背面には2インチの液晶モニタを搭載します。


水深30メートルまでの撮影を可能にする防水ケースほか、各種アダプタを同梱。価格は1万5500円(税別、送料別)です。


アクションカメラやスマートフォンに対応し、3軸のモーターで動画撮影時のブレをなくすスタビライザーもラインアップ。『Q-camera ES02』は小型軽量で、延長バーにより動画撮影時の自撮り棒として利用できるスタビライザーで、価格は3万3200円(税別、送料別)。『Q-camera ES03』はプロユースのスタビライザーで、価格は3万7500円(税別、送料別)。
家具・インテリア雑貨の『Q-home』はチェアとスマート電球をラインアップ


『Q-home ISU2』は、卵型デザインのチェア。内部はblue x greenカラーの合成皮革を使用。価格は8万3000円(税別、送料別)。


『Q-home BB01』は、Bluetooth経由でスマートフォンから色や明るさを調節できるスマート電球。価格は4800円(税別、送料別)です。
Bluetoothスピーカーとイヤホン4製品から構成する『Q-music』


『Q-music BS01』は、パソコンやスマートフォンの音をワイヤレス再生できるBluetoothスピーカー。本体に物理スイッチはなく、タッチ操作によるユーザーインタフェースを採用しています。塗装はメタリックとつやなしから選択可能。価格は2万2500円(税別、送料別)です。




カナル型イヤホンは4製品をラインアップ。ハイブリッドドライバー3基を搭載する『QE80』は2万4600円(税別、送料別)、ハイブリッドドライバー2基を搭載する『QE50』は9580円(税別、送料別)、Bluetoothワイヤレスイヤホン『QBE10』は6500円(税別、送料別)、ダイナミックドライバ1基を搭載する『QE10』は5500円(税込み)です。
価格がインパクト大な4Kディスプレー『Q-display』


この日、最もインパクトのあった発表が、50インチ、4K/60Hzディスプレーの『Q-display 4K50』で、その価格7万5000円(税別、送料別)。あえてテレビチューナーを搭載しないことで国内最安値級の価格を実現しています。入力端子は、HDCP2.2に対応するHDMI 2.0端子を搭載。
2017年4月24日修正・追記:
記事公開時に『Q-display 4K50』のリフレッシュレートを「120Hz」として記載していましたが、UPQがこれを「60Hz」の誤記であったと訂正したため、記事の記載を修正しました。
https://upq.me/jp/news/20170412/

発表会場には、まだ開発中という65インチのディスプレーも参考出展されていました。
スペック・価格・デザインのバランスを取るという『UPQ』の製品。スマートフォンのように差別化が難しい製品はデザイン性と低価格を打ち出し、バッテリー搭載というユニークなスペックを持たせたスーツケースはそれなりの価格、思い切ってチューナーを切り捨てた4Kディスプレーは破格にと、価格を含めた製品のメッセージ性や個性が感じられます。今後のテーマカラーや製品ラインアップにも注目が集まりそうですね。

宮原俊介(エグゼクティブマネージャー) 酒と音楽とプロレスを愛する、未来検索ブラジルのコンテンツプロデューサー。2010年3月~2019年11月まで2代目編集長、2019年12月~2024年3月に編集主幹を務め現職。ゲームコミュニティ『モゲラ』も担当してます
ウェブサイト: http://mogera.jp/
TwitterID: shnskm
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