牡蠣ソムリエが選ぶ「最高の牡蠣」を食す!@『オストレア 新宿三丁目店』
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さて、今回は都内を代表するオイスターバー『オストレア 新宿三丁目店』(以下、オストレア)を紹介してみようと思います。
正直、筆者は今まで「オイスターバー」なる店には行った事がありません。果たしてどんな場所なのでしょうか?
新鮮な牡蠣が揃う専門店
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『オストレア』は都内にあるオイスターバーでも、かなりの人気店なので無料アプリの『LINEグルメ予約』で予約してから訪れてみました。
まず店に入って一番最初に目につくのは、氷の上にズラリと並べられた新鮮な牡蠣の数々です。
ちなみにこれらの牡蠣は『オストレア』にある牡蠣の、ほんの極一部に過ぎません。
オイスターバーの醍醐味は、これらの新鮮な生の牡蠣と「お酒」を愉しむ事で、実に様々な牡蠣を食べられるという事です。
お酒も豊富に揃っています
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そして『オストレア』はオイスターバーなので、当然ながら各種のアルコール類を揃えています。
やはり牡蠣と言うと「白ワイン」なイメージですが、そこは好きな酒を飲むのが一番です。
筆者はビール党なので、やはりビールは欠かせません。最初の一杯はそれっぽく『ギネス』を頂きます。
『オストレア新宿三丁目店』ではドラフトビール、つまり樽生の『ギネス』が飲めるので、嬉しいですね。
当然、ワインも各種揃っていて、お酒が好きな人は2倍楽しめる空間になっています。
まずは『オイスター・プラッター』がベスト
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とにかく牡蠣の種類が多過ぎて、メニューを見ても何から食べて良いのか見当もつきません。
そんな時はまず、この『オイスター・プラッター』をオーダーすれば間違いありません。その日に仕入れた牡蠣を吟味して盛り合わせたメニューです。
しかも、それぞれを単品でオーダーするより金額的にも「お得」なので、まずは『オイスター・プラッター』を食べてから、好みの牡蠣を追加するのがベストです。
一人ならば6ピース、二人ならば12ピースが丁度良いと思います。
頼んで良かった『オイスター・プラッター』
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そして筆者の元へ『オイスター・プラッター』が運ばれて来ました。これは実に壮観な眺めですね。この時に
「左側から右回りで味が濃くなっています」
との説明を受けます。より牡蠣の味を明確にする為には、薄い方から食べた方が良いとの事。
なるほど。
当たり前の事ですが、それぞれの「牡蠣の味」を知らなければ出来ない技ですね。筆者が個別に牡蠣を注文したら、それこそバラバラにオーダーすることになってしまうので、プロに任せれば完璧です。
と、言う訳で牡蠣の素人が書くよりも、まずは「牡蠣のプロ」に任せる方向で記事を進めてみましょう。
筆者が牡蠣の味を語るよりも、コチラの方が正確かと存じます。
『コフィンベイ』 オーストラリア・南オーストラリア州
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「日本人に最も愛される甘い牡蠣」と言われている。甘味の中に透き通る海の塩味が心地よく貝柱の食感も楽しめる、美しい牡蠣。
(『オストレア』ホームページからの引用です)
『能登かき』 石川県
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肉厚なのにソフトで、噛むごとに広がる甘味はまさに口の中でとろけるよう。土も海も柔らかいとされる能登らしい、美しくバランスのとれた味わい。
(『オストレア』ホームページからの引用です)
『大黒神島』 広島県
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「大黒神島」という名の無人島近くで育てられる広島の若牡蠣。塩分濃度が高く、プランクトンの少ない海で育てられる、比較的大振りな牡蠣は季節と共に味わいの変化を楽しめる一品。
(『オストレア』ホームページからの引用です)
『夏坂越』 兵庫県
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こちらの牡蠣は『オストレア』の公式には乗っていませんが、要するに夏の『坂越かき』かと思われます。ちなみに『坂越かき』は
夏と冬の海水温の差が非常に厳しく、塩分濃度が低い海域、播州赤穗の一年牡蠣。噛むごとに広がる奄美、美しく残る余韻が特徴。
(『オストレア』ホームページからの引用です)
『オイスターベイ』 アメリカ・ワシントン州
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シアトル南部で育てるバランスの良い牡蠣。波打つような特徴のある殻の形をしており、身が締まったコクのある味わいを楽しむ事が出来る。
(『オストレア』ホームページからの引用です)
『知内かき』 北海道・上磯
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津軽海峡の早い海流で育った牡蠣は外海での養殖であり、特に冬場は波が荒いこともあり、栄養豊富で身がしまっている。
(『オストレア』ホームページからの引用です)
勧められた順番で食べよう!
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結論、筆者の出る幕では無いと言う事で…
いや、流石に「牡蠣のプロ」である「牡蠣ソムリエ」の解説には及ばないので、ココは丸投げしても結果オーライかと思います。
あとは写真を見て頂ければ、それぞれの牡蠣の素晴らしさは十分に伝わるはずです。
そして、それぞれの牡蠣の持ち味を熟知した「牡蠣ソムリエ」の作る『オイスター・プラッター』は、やはり教えてもらった順番で食べるのが一番だなと、再確認した筆者でした。
このように多種多様な牡蠣を「最高の状態」で食べる事が出来るのが、オイスターバー『オストレア』の魅力でしょう。
『牡蠣の若漬け』
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牡蠣の美味しさに開眼した筆者は、他の料理も食べてみたくなったので、気になるメニューをオーダーしてみました。
この『牡蠣の若漬け』は店のイチオシメニューでもあるので、食べない訳には参りません。
大雑把にまとめると「ポン酢」のような風味で、より牡蠣の甘さを引き立てる料理ですね。
まあ、実際には「ポン酢」では無いと思われますが、ざっくり分かりやすく言うと、そんな感じです。
『牡蠣フライ』
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言わずと知れた『牡蠣フライ』で御座います。大振りな牡蠣を『牡蠣フライ』で味わう贅沢も、これまたオイスターバーの魅力でしょう。
『オイスターロックフェラー』
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いわゆる牡蠣のグラタンです。これは筆者的にオススメでして、是非とも食べて頂きたいですね。
ベシャメルソースとチーズの濃厚さに負けない、力強い牡蠣の風味に驚きます。是非、好みの「お酒」と共に味わって欲しい一品です。
『牡蠣のガーリックバター焼き』
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コチラも軽めな一品ですが、その美味しさは別格です。
「ガーリック&バター&香草」と言う貝料理では鉄板とも呼べる味付けに、オイスターバーならではの新鮮な牡蠣を使った料理です。
このように一品当たりのボリュームが無いので「ちょっと味見してみたい」と言う気軽さで食べられるのが良いですね。
『オストレア』に来たら、これらの「牡蠣料理」も味わないと後悔すると思います。
自分の好みの牡蠣を食べる
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最初の『オイスター・プラッター』で一通りの牡蠣を食べたら、次は自分の好きな牡蠣をオーダーしてみましょう。
筆者の好みは「より濃厚で牡蠣らしい味」だと思うので、気になる岩牡蠣を食べてみる事にします。
『糸島サウンド岩牡蠣』 福岡県・糸島
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塩分濃度が低く、栄養豊富な玄界灘の海で育ち、1年でかごに移し手間暇かけ、2~3年で出荷する岩牡蠣は、身入りがよく濃厚な味わい。自然な甘みを楽しめる一品。
(『オストレア』ホームページからの引用です)
『広田湾 岩牡蠣』 岩手県・陸前高田
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三陸・陸前高田、奇跡の海「広田湾」 手間暇かけた「藤田式」で一粒ごとこだわって育てあげる岩牡蠣。
(『オストレア』ホームページからの引用です)
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ちなみに筆者は、この『広田湾 岩牡蠣』が一番美味しいと思いました。肉厚で大振りな身はずっしりと重く、まさに岩牡蠣ならではの重厚さがあります。
味も濃厚で明確、筆者レベルでも分かりやすく感動出来る岩牡蠣でした。
『三陸産 泳ぐホタテの炭火焼き』
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浜値日本一と言われる岩手県の浜でも、選りすぐりのホタテを活きたまま、海水と共に梱包して仕入れているらしいです。そんな最高のホタテを贅沢にも「炭焼き」にしたのが、こちらの
『三陸産 泳ぐホタテの炭火焼き』
で御座います。勿論、そのまま生でも美味しいのですが、あえて焼いて食べるのも一興です。
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この贅沢な一品は、まさに『オストレア』ならではのメニューでしょう。筆者が今までに食べたホタテの中でも、一番美味しかったホタテでした。
『オストレア』のこだわりの数々
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都内で展開するオイスターバー&レストランの『オストレア』は、お客様に美味しく安全な牡蠣を提供する事にこだわっています。
まずグループ会社が保持する「世界最新の設備」を備えた牡蠣専用倉庫で、管理、出荷しています。集中的に牡蠣を管理する事で、安定した品質と安全性を確保しつつコストも下げています。
グループ数店分の牡蠣を必要な分だけ倉庫から出荷し、都度「生産者」から直接仕入れる事で常に新鮮な牡蠣を入荷します。
さらに安全性への取り組みとして『オストレア』に納品される牡蠣は、生産者が発送前に「厚生労働省認定機関」にて検査を行い、陰性と確認された安全な牡蠣のみを使っています。
他にも毎月、全従業員に対しての「一般細菌検査、ノロウィルス検査」を実施しています。『オストレア』の安全に対する取り組みは多項目に渡り、ココではとても紹介しきれません。
しかし、公式ホームページを全てを読んだ筆者の感想は『オストレア』で提供する牡蠣は「世界一安全である」と言う認識です。
牡蠣と言うと不安に思う人も少なくないと思いますが、そういう人こそ『オストレア』の牡蠣を選ぶべきでしょう。
詳しい事は『オストレア』の公式ホームページに書いてあるので、そちらを読んで頂ければ納得して頂けると思います。
『オストレア』公式ホームページ
http://www.ostrea.jp/index.html
『オストレア新宿三丁目店』 総評
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やたらと長い記事になってしまいましたが、まだまだ『オストレア新宿三丁目店』の素晴らしさの半分も書けていません。
とにかく「美味しい牡蠣」が味わいたいのならば、この『オストレア』系列のオイスターバーに行けば間違い無しです。
その牡蠣に対するコダワリの数々、品質及び安全性への取り組みなど、確実に世界でもトップクラスのオイスターバーかと思われます。
さらに細かい事ですが『オストレア』では、従業員への教育を徹底しており、随所で店長からフロアスタッフ、チーフから新人へのアドバイスが見られました。
これは非常に素晴らしい事です。
店員一人一人にプロフェッショナルとしての意識を高めさせ、よりレベルの高い料理と接客をしようとする姿勢の表れです。
まあ、あまり褒めちぎると宣伝っぽくなるので、ここら辺で止めておきますが、このように「人を育てる風土」を各店舗ごとに徹底させる事で、客として訪れる我々にも様々な恩恵がある事を、覚えておいて損はないでしょう。
と、言う事でオイスターバーに行った事が無い人も、是非『オストレア』に足を運んでみて下さい。
きっと全てに満足出来ると思います。
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『オストレア新宿三丁目店』
東京都新宿区 新宿3-3-5 1~3F
営業時間 月~金 17:00~24:30
土曜日 12:00~24:00
日曜祝日 12:00~24:00(それぞれ閉店の1時間前、ラストオーダー)
年中無休(年末年始を除く)
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(執筆者: YELLOW) ※あなたもガジェット通信で文章を執筆してみませんか
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