マイクロソフトが教えてくれた「停電時のPC対策」
現在、マイクロソフトの公式サイトのひとつでもある『Windows クライアント TechCenter』には、停電時のパソコン(PC)保護に役立つとされるTipsが紹介され、話題となっている。
2011年3 月16 日に発表されたその情報は、[ご確認ください] 停電に備え、節電して Windows PC を使用する方法である。
このページの中には、「1. Windows PC を節電して使用する方法」「 2. 停電に備えてバックアップを取る方法」の二つが紹介されている。
「1. Windows PC を節電して使用する方法」では、個人向け、法人向けに分けてWindows7やVista、XPなどそれぞれのWindowsOSの節電方法がわかりやすく書かれている。
また、「 2. 停電に備えてバックアップを取る方法」では、各WindowsOSでバックアップを取る方法が書かれているので、この機会に節電設定に切り替え、バックアップをすることをお勧めする。
手持ちのハードディスクやUSBメモリーに、大事なデータをコピーするだけでも、損害はずいぶん違うはずだ。
また、マイクロソフトのサポートサイトには、
[HOWTO] ディスクの書き込みキャッシュのオンとオフを手動で切り替える方法
http://support.microsoft.com/kb/324805/ja
というのも紹介されている。
通常のほとんどのPCやハードディスクについては、ディスクキャッシュと呼ばれる機能が有効になっている。
ハードディスクの読み出し・書き出しは、メモリーと比べたらずいぶん遅い。そこで、ひんぱんにアクセスするデータについては“ディスクキャッシュ”の機能を使いメモリー上に置いておけば、ハードディスクの読み書きが減るので、その分PCが高速化する、というわけだ。
しかし、もし、メモリー上の情報が保存されないままで停電などが起きたらどうなってしまうだろう?メモリー上に残っているデータの一部は、永遠に失われてしまうことになる。
停電などが起きてしまうかもしれない、バッテリーが持たないかもしれない、という状況の時はディスクキャッシュをオフにしておけば、全体のパフォーマンスは若干落ちるものの、「停電時のデータ紛失のリスク」が減るというわけだ。
もちろん、機械なので完全ではないが、情報欠損のリスクが減るという意味では試してみる価値はあるだろう。
節電や自身のPC保護のため、この機会に設定を見直してみるのもよいかもしれない。
※画像はマイクロソフトサイトよりスクリーンショットを引用
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