『Twitter』の被災地情報を携帯ウェブで閲覧できる『negau.org』

negau.org ウェブサイトより

東日本大震災に関して、『Twitter』上で公開される被災者や被災地に関する情報を、携帯電話やスマートフォンからエリア別に確認できるウェブサイト『negau.org―東北・関東大震災 被災者支援プロジェクト―(以下、negau.org)』が立ちあがっています。現在情報を集積しているエリアは、東北地方、関東地方、甲信越地方の16県。市区町村ごとに閲覧することができます。

『negau.org』は、宮城県名取市出身のクリエイティブディレクター 阿部淳也さん(ワンパク 代表)が中心になり、「被災者の家族や親族、友人などの方々のために何かできないか」と制作。日本そして世界中の人々が、被災者の無事と被災地の復興を「ねがう」、被災者の人々が避難場所の提供、物資の提供を「ねがう」気持ちをかなえるために、「できる限り役立つ情報を提供」するサイトとして立ちあげられたそうです。

各エリアごとの情報を見ると、「○○では食料が尽きそう」「○○の安否が不明です」「無事が確認できました!」などの情報のほか、「○○で無料で△△を提供中」「○○が営業中」など、助け合い励まし合うメッセージもあり、被災地の生々しい状況が垣間見えるようです。

被災者の人たちには『Twitter』を利用していない人も多く、情報がうまく活用されていないことも考えられます。被災地に知人・友人がいる人は、必要な情報を手に入れるひとつの方法として『negau.org』のURLを携帯電話などに送ってあげてはいかがでしょうか。
 
negau.org―東北・関東大震災 被災者支援プロジェクト―
http://negau.org/
 

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Kyoko Sugimoto

京都在住の編集・ライター。ガジェット通信では、GoogleとSNS、新製品などを担当していましたが、今は「書店・ブックカフェが選ぶ一冊」京都編を取材執筆中。

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