「放射線から身を守るには」 順大・桑鶴教授がアドバイス

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 順天堂大学医学部の桑鶴良平教授(放射線科)は2011年3月15日、「ビデオニュース・ドットコム」の生放送番組「福島原発事故でわれわれが知っておくべきこと」に電話出演し、放射線からの防御法を話した。福島第一原子力発電所の事故の影響により関東近郊での放射線量が上昇していることについて、具体的な身の守り方を「避難指示地域」と「屋内退避地域」に分けて以下のように説明した。

■ 退避指示地域
・水に濡らしたタオルやハンカチ、マスク等で口や鼻を覆い、体内に吸い込まないようにして移動する。
・長袖長ズボンで、できれば手袋や帽子を着用し、なるべく肌を出さない。レインコートを着れば、なお良い。
・移動後は、服を脱いでビニール袋に入れ、露出した部分を濡れたタオルなどで拭き、それもビニール袋に入れる。水がある場合はシャワーを浴び、できればシャンプーや石鹸で洗浄する。
・服は洗濯やクリーニングをすれば着られるようになるが、医療機関で放射線量を測定してもらうこともできる。また、医療機関によっては放射線の検査など対応していない場合もあるので、事前に確認した方が良い。

■ 屋内退避地域
・窓やドアを閉め、換気扇を止め、外気が入ってこないようにする。

 桑鶴教授は「色々な噂が先行しているが、正しい情報を得ることが大切」と指摘。また、詳しくは独立行政法人放射線医学総合研究所の公式サイトを見て確認をすることを薦めていた。

【関連サイト】
ビデオニュース・ドットコム 公式サイト
独立行政法人放射線医学総合研究所 放射線・重粒子線・核医学検査関連のQ&Aなど

ビデオニュース・ドットコム ニュース特別番組緊急生放送 福島原発事故でわれわれが知っておくべきこと
「順天堂大学医学部の桑鶴良平教授(放射線科)が電話出演」部分から再生
http://live.nicovideo.jp/watch/lv43311873#2:17:22
(番組はタイムシフト機能で2011年3月22日まで視聴できる)

(鏡)

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