【Interview】日本の飲食産業を応援!クラウドファンディング「キッチンスターター」の魅力に迫る
飲食専門の転職コンサルティングサイト、「クックビズ」との業務提携によって実現した「キッチンスターター」。
日本初の飲食特化型クラウドファンディングとして、7月7日に、正式リリースされた。
既存のクラウドファンディングと違うのは、投資をする側と受ける側が、その場限りの関係で終わらない点。
店舗・生産者と支援者が、ともに成長しながら絆を深め合っていく、相互支援タイプであるところが、大きな特徴だ。
代表取締役の渡辺 浩志(わたなべ ひろし)氏に、詳細を語ってもらった。
・クラウドファンディングを主体とした新しい飲食メディア
Q1:「キッチンスターター」提供のきっかけを、お聞かせください。
クラウドファンディングはすでに、複数のサイトが出ていますが、特化型が存在しておりませんでした。
飲食を選んだのは、我々が人間である以上、絶対になくてはならない分野であること、付帯的な業務が存在し、ITが入り込んでいないために、新市場開拓の余地があること、また、よくも悪くも成熟した日本の飲食業界に、新しい視点での貢献ができるのではないか、と思ったためです。
Q2:サービスの仕組みと特徴について、教えてください。
本サービスは、クラウドファンディングを中心とした、新しい飲食メディアです。
特に強みとなるのはリサーチで、飲食業をやりたい人が、事前にアイディアをサイトに掲示することで、不特定多数のユーザーから、公平な判断を受けることができます。
ユーザーからの支援によって、初期の固定客獲得につながりますし、クラウドファンディング本来の機能があるため、資金調達も可能となります。
従来の飲食メディアのように、お店側、ユーザー側に偏ることなく、”お店や産業を応援し、一緒に育てる”という視点から、相互交流メディアとしての発展をめざしています。
・リアルな体験を通して相互交流を図る
Q3:本サービスによってユーザーと店舗は、それぞれどんな利益を得るのでしょうか?
ユーザーは、常に新しい店舗情報が得られるとともに、気に入ったお店を支援することで、”育てる”という視点から、お店の発展に関わることができます。
支援したプロジェクトの情報は、常に更新されていきます。
お店は、生産者側との交流により、一体感を得ることができます。「キッチンスターター」は、従来のクラウドファンデイングと異なり、徹底的にリアルな体験にこだわっています。
試食会や各種イベントの開催、キッチン付きのオフィス等を展開し、”食べられる、飲める”クラウドファンディングをめざします。
Q4:サービス開始後の展開について、教えてください。
スタートと同時に、六次型産業支援プログラムも開設します。こちらは、各地の生産者とユーザーを直結する、新しいプログラムです。
また、弊社本来のIT企業としての能力により、ウェブサイト制作、動画制作、ウェブマーケティングからEコマースまで、網羅致します。
海外への展開も準備しておりますし、資本に直接投資できる投資型のクラウドファンディングプログラムも、現在準備中です。
「ここでしか入手できない、さまざまなリターンがある」という渡辺氏。従来にない多彩な付帯サービスも、「キッチンスターター」の強みだ。
リアルに楽しみながら投資をしたい人には、最適なサイトと言えるだろう。
ウェブサイト: https://techable.jp/
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