【どっちのミカタ?】遅刻した生徒に20分間、正座させるのは、やりすぎ?
世の中を騒がしているニュースに対して、日本の国民は、本当は「どっちのミカタ(味方・見方)」をしているのか?アンケートを取って検証する企画「どっちのミカタ?」。
今年5月、東京都立府中工業高校の男性教諭が、2年生の東京観光の校外学習で、集合時間に遅れた生徒96人を都庁前広場で約20分間、タイル張りの地面に正座させていた。男性教諭は「遅刻は悪いことだと理解させたかった」と釈明し、都教育委員会は長時間の正座は体罰にあたるため、学校側に管理態勢を見直すよう指導した。
そこで今回のテーマは、遅刻した生徒を20分間、正座させたことついて、やりすぎ?やりすぎではない?結果は、ご覧の通り・・・
(n=588)
「やりすぎ」と答えた人は298人。「やりすぎではない」と答えた人は290人と、全体の約51%の人が「やりすぎ」と回答した。
「やりすぎ」と答えた人の意見は、こちら!
「遅刻に対して、正座をさせたからといって、次、遅刻しないようになるとは限らない。遅刻した生徒たちに、遅刻をすると、どのような迷惑がかかるのかを、具体的に指導したほうが良いと思います。」(45歳/女性/自営業)
「90人以上が時間を守れなかったということは教諭側にも時間厳守の説明に落ち度があったのではないかと考えられる。結局そこ(広場)で20分も時間を使ってしまっては本末転倒。」(51歳/男性/専門職)
「何でもかんでも問題にして教師を萎縮させるようなことは大問題だと思うが、これに関してはやりすぎ。何故なら、遅刻はそこまで悪いことではないから。日本はあまりにも時間に厳しすぎる。そういう時間に対する行き過ぎた概念が社会全体の窮屈さ息苦しさを生んでいるのではないか?」(22歳/男性/アルバイト)
「遅刻した事は悪いことだけれど、公の場で人目にさらせてまで正座させるのは非常識だと思うし、生徒の心が傷つくのでやりすぎだと思う。一昔前は廊下でバケツを持たせるか、ゲンコツ程度だった気がする。」(28歳/男性/会社員)
「戦時中の国民学校では、もっと、もっと、厳しかったけど、やはり体罰はいけません。80歳になった今でも、思い出すと、辛い思いだけで、反省にはなっていません。」(80歳/男性/無職)
「やりすぎではない」と答えた人の意見は、こちら!
「『時間に遅れない』という事は当たり前の事だと思うので、それで罰を受けるのは当然だと思う。今の時代はすぐに『体罰だ!』と言いますが、昔は悪いことをすれば教師や親に殴られて当たり前でした。今は親も教師も子供を叱れないのはおかしいですね。」(46歳/女性/パート)
「集団行動をしているのに、遅刻すると他の人にも迷惑がかかるのに、高2にもなって時間も守れない方が悪い。これで先生の方を処罰するって事は、日本の未来を背負う事になる若い人を、時間も守れない大人に育てろと言っているようなもんだから。悪い事をしたら怒られて当たり前なのに、何でも簡単に体罰だの虐待だの言い過ぎ。」(30歳/女性/アルバイト)
「体罰の是非は一律で善し悪しを判断できることではない。このケースでは、明らかに生徒が悪い。教育委員会は、親の手前、そう判断したのだろうが、社会常識からいったら、この程度はまったくやり過ぎではない。」(52歳/女性/自営業)
「正座させる場所は違う場所でもよかったかもしれないと思うが、正座20分が体罰になるとは馬鹿げている。こんな制約みたいなものがあるから、なんでもありと勘違いして教師が生徒になめられる。ルールを守れなければ多少の罰が与えられるのは当たり前。」(35歳/男性/その他)
「遅刻した人間が悪い。とはいえ遅刻した理由が人助けや移動に時間がかかったとかならともかく、そうでないなら先生の対応としてはいい方だと思う。20分間の正座が体罰に当たるわけでない。せめて40分以上の正座になってから言ってほしいものだ。」(28歳/男性/無職)
今回は、このような結果になりましたが、みなさんはどっちのミカタですか?
(written by けいぼう)
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