リアル脱出ゲーム×大逆転裁判がおもしろい! 大人も熱中する現実とゲームの世界
リアル脱出ゲーム×大逆転裁判『倫敦大法廷殺人事件』オープニングムービー
参加型ゲームイベント「リアル脱出ゲーム×大逆転裁判『倫敦大法廷殺人事件』」が、6月26日より全国32都市で順次開催されている。
本イベントは、7月9日(木)にカプコンより発売されるニンテンドー3DSソフト『大逆転裁判 -成歩堂龍ノ介の冒險-』と、SCRAPがプロデュースしている人気体験型エンターテイメント「リアル脱出ゲーム」のコラボレーションイベント。
「リアル脱出ゲーム」は、実際の会場内に用意された謎や暗号を解き明かしながら、制限時間内に脱出を目指すというもので、現実と物語が巧みに混ざり合ったゲーム性が高い人気を得ている。
一方『大逆転裁判』をはじめとする「逆転裁判」シリーズは、謎を解き明かしながら裁判での勝利を目指すという、カプコンが誇る人気のゲームタイトルだ。
今回は、そんな両者がコラボした、まさにリアル逆転裁判とも呼べる濃厚なリアル脱出ゲームを体験! ゲームに参加して感じたことや、特別に用意されたおためし用のクイズ、両者のディレクターである巧舟さんと西澤匠さんによるトークショーの模様をご紹介していく。
6人1チームで矛盾を指摘せよ!
今回の脱出ゲーム「倫敦大法廷殺人事件」の舞台となるのは、19世紀末のロンドンの法廷で起きた殺人事件。会場は、胸が高鳴るような本作のBGMが流れる中、どことなくロンドンらしい洋風な雰囲気で包まれていた。
ゲームには1チーム6人で参加。ゲームのプレイヤーたちは、殺人犯の容疑をかけられた龍之介の弁護士となり、陪審員の評決が下される制限時間内に逆転無罪を勝ち取らなければならない。
会場に用意された、事件現場やさまざまな証拠品、証言などを調べたり、事件の矛盾を指摘することで謎を解き明かしながら事件の真相へと近づいていく。ちなみに筆者がいたチームは時間内に謎を解き明かすことができず、ただただ頭を抱えながら時が過ぎていった……。
証拠品1つ1つを入念に、そして丁寧に、あらゆる視点から調べる。6人それぞれで役割や調べる証拠品を分担させる。参加してみて、この2点が脱出する上で非常に重要であることを感じた。クリアするためには、チームの仲間との協力が必要不可欠となってくる。
圧巻すぎるオープニングムービー……!
『倫敦大法廷殺人事件』がスタートすると、まず最初にフルボイスのオープニングムービーが上映される。ムービーには、主人公の成歩堂龍ノ介をはじめ、御琴羽寿沙都などの主要キャラクターたちが登場。
龍之介を演じる下野紘さんや寿沙都役の花澤香菜さんら、ファンにはたまらない豪華声優陣による圧巻のオープニングムービーは、まるで短編映画を見ているかのように非常に完成度が高く、瞬く間にゲームの世界へと導かれる。
下記のYouTubeからオープニングムービーの一部を視聴できるので、ぜひ見てほしい!
大人も唸る、本格派の謎解きゲーム!
謎解きゲームでは、事件の矛盾点を発見した場合には「逆転裁判」シリーズでおなじみのフレーズ「異議あり!」と声を出して裁判官に突きつけることで、該当する証拠や証言を提示することができる。
プレイヤーの指摘が正しければ、その場でさらなる証拠品や証言を手に入れることができる。シンプルなゲームスタイルながらも、そこに散りばめられている謎は難易度の高いものが多い。
そのため、実際にチームの指摘が裁判官に受理されたときの喜びは大きく、また、ゲームを介して自然と活発なコミュニケーションを取るため、チームとしての一体感も生まれてくる。
今回、大人6人が全力で挑んだ『倫敦大法廷殺人事件』だが、最初に述べたように残念ながら自分たちのチームをはじめ、参加したどのチームも脱出成功、つまり逆転無罪を勝ち取ることができなかった。
しかし、制限時間を迎える直前であっても、どのチームも最後まで諦めずに謎解きに挑戦しており、そうした様子からも、本作は誰にとっても熱中できるゲームだと言えるだろう。
もちろんクリアできた場合の感動は大きいだろうが、実物の証拠品や事件現場などを自分の五感を使って探っていく過程には、リアルゲームならではの達成感や興奮が味わえるのだ。
おためし謎解き問題をご紹介!
当日、会場ではメディア関係者向けにおためし用の謎解きも用意されていたのでご紹介しよう。本編のスタート前に10分間の制限時間が設けられて行われたクイズだが、こちらの問題は比較的簡単で筆者のチームも全問正解することができた。
実際に本編をプレイしている様子に近いので、ぜひ動画よりチェックしてみてほしい。
『倫敦大法廷殺人事件』を仕掛けるWタクミが登壇!
ゲーム終了後には、ステージ上にSCRAPディレクターの西澤匠さんと『大逆転裁判』ディレクターの巧舟さんの2人が登壇。本イベントを手がける両人によって、今回の『倫敦大法廷殺人事件』制作秘話や魅力などが語られた。
制作に関しては、西澤さんが東京、巧さんは大阪という環境下で、日々Skypeを使いながらオンラインで本作に関する話し合いを進めていったという。
西澤さんによると「リアル脱出ゲーム」のゲーム形式と『大逆転裁判』の世界観をどう擦り合わせていくかという点を重要視し、今回はこれまでの「リアル脱出ゲーム」にはなかった形式に挑戦したという。「リアル脱出ゲーム」ならではの仕掛けと「逆転裁判」らしさが絶妙に混ざったギミックが多数用意されていたように感じた。
「リアル脱出ゲーム」は、9割近くの人がクリアすることができない難易度を目指してつくられるが、『大逆転裁判』など一般的なゲームタイトルはユーザーがクリアする前提で制作されるため、そうした難易度の設定や達成感を与えるという面で工夫を凝らしたと語る。
TSUTAYAでDSともコラボレーション!
『大逆転裁判 -成歩堂龍ノ介の冒險-』の発売と、「倫敦大法廷殺人事件」の公演開始を記念して、『大逆転裁判』×「リアル脱出ゲーム」×「TSUTAYAでDS」のコラボキャンペーンの実施も発表された。
6月25日よりはじまっているこちらのキャンペーンでは、ニンテンドーDSシリーズ向けのサービス「TSUTAYAでDS」のキャンペーンページ内で出題される「謎」をクリアして、『倫敦大法廷殺人事件』の会場に行くことで、限定オリジナルノベルティとして、SCRAP特製のマグネットシートがもらえるというもの。
また、会場で配布される「ヒミツの暗号」を持って「TSUTAYAでDS」に暗号を入力し『大逆転裁判』を購入すると、さらなるオリジナルノベルティとして、『大逆転裁判』特性マグネットシートがもらえる。
さらに『倫敦大法廷殺人事件』の前売りチケット購入者には、会場で「異議ありうちわ」が全員にプレゼントされるという。東京公演以降は、全国32都市で開催されるので、ぜひとも足を運んでみてほしい。
引用元
リアル脱出ゲーム×大逆転裁判がおもしろい! 大人も熱中する現実とゲームの世界
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