テイラー他からの反発相次ぐApple Music、Appleが契約の見直し急ぐ
Appleは先週、Apple Musicのお試し期間中は著作権料を支払わないという条件を提示したものの、インディーズ・レーベルからの反発やテイラー・スウィフトの公開状を受け、全期間中の支払いを決定。現在、騒動を収める方向で急速な動きを見せている。
問題の出版契約には、収益の13.5%(演奏権使用料と二次使用料に等分)という予想を上回る高い料率をはじめ、権利所有者が3か月間負担するという条件など、出版社たちを心配させる多くの取引条件が含まれていた。
また、ストリーミング・サービスを携帯電話会社の契約プランに組み込んだ場合、出版側はAppleに対し契約の最低料率である50%を2年間割り引くという条件について懸念している。さらにAppleは実演権団体を通さず出版側に直接支払う、もしくはレーベルに出版側へ直接支払わせるつもりだったため、インディーズの出版者にとっては事業や経理上の問題をきたす可能性があった。
しかし、関係筋によるとAppleは現在、実演権団体と協議中で話をまとめようと動いているそうだ。
3か月間無料で楽曲を提供させるとしたことで、インディーズ・レーベルからあからさまな反発を受けたApple。一転してお試し期間中のストリーム再生1回につき0.002ドル(約0.25円)を払うことにしたため、当初は無料で楽曲を提供するはずだった出版側にストリーム再生1回につき0.00047ドル(約0.06円)の収入が見込まれることになった。
先週末にはインディーズの出版者を動揺させたAppleだったが、今や出版側のコミュニティーにしっかり対応しており、不安を和らげるよう契約内容を調整しているようだ。
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