にんじんレシピ!瑞々しい春にんじんを味わう生食や簡単ジュース
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にんじんは通年に手に入る野菜です。なかでも3月から出回る春にんじんは瑞々しく、生食やジュースに向いていますが、「春にんじん」をよく知らないという人も多いのでは?カゴメが2024年9月に行った調査でも、にんじんの旬が冬と春であることを知らない人は全体の約84%でした。今回は、春にんじんの特徴とおいしい食べ方を紹介します。
春にんじんとは?
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にんじんの本来の旬は9~12月ですが、今は1年を通して出回っています。その中でも、3月ごろから出回る、徳島をはじめとする「春にんじん」は、やわらかく、甘く、瑞々しいのが特徴です。
食べ方はいろいろありますが、食材を生かすならスティックサラダなどの生食やジュースで味わうのがオススメです。
ジュースなどの加工品だと栄養が吸収されやすくなる
にんじんなどの野菜の栄養は強固な細胞膜の中にあるので、そのままでは吸収されにくいのです。吸収率を高める方法は、加熱したりすりつぶしたりして細胞膜を壊すこと。まさに、ジュースにすると細胞膜が壊れるので、栄養を効率よく摂る方法のひとつなのです。
生のにんじよりもジュースなどの加工品で摂取したほうが、β-カロテンを効率よく吸収できるという研究結果もあり、ジュースなどの加工品におけるβ-カロテン吸収率は生の約1.5倍!
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※カゴメのリリースをもとにVEGEDAY編集部で作成
β-カロテンとは
にんじんなど緑黄色野菜に多く含まれる野菜の色の成分の1つ。にんじん(根・皮つき、生)には、可食部100gあたり6,900μgとたっぷり含まれています。
β-カロテンは体の中で必要なだけ、ビタミンAに変換されますが、体内でつくり出すことができず、毎日の生活で減ってしまうため、日々継続して摂取することがおすすめです。
春にんじんをおいしく食べるには?
春にんじんのおいしさを丸ごと味わうなら、生食やジュースがおすすめです。
●サラダなど生で食べる
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にんじんにはいろいろな品種があり、糖度が高いものや生食向きのものも。甘さや肉質のやわらかさなどもさまざま。春にんじんをサラダなどで味わう、お気に入りの品種を探してみてください。
●ジュースにして摂る
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にんじんのβ-カロテンを効率よく摂る、もうひとつのおすすめの方法は、生のにんじんから作るジュース。りんごを加えて甘口に仕上げれば、にんじん嫌いの子どももおいしく飲むことができます!
最後に
瑞々しい春にんじんを、サラダやジュースで味わってみてください。
[にんじん]料理別の切り方と保存法
![[にんじん]料理別の切り方と保存法](https://getnews.jp/extimage.php?8908d61578f0fb1ce1406fb55e03de10/https%3A%2F%2Fwww.kagome.co.jp%2Flibrary%2Fvegeday%2Fimg%2Fvegetables%2Fimg_carrot_main.jpg)
β-カロテンの含有量は、野菜の中でもトップクラス。生育には低温が適し、生産地を移動しながら一年中つくられています。日本には、中国を経て17世紀に伝来。短く太い西洋種が主流です。
最終更新:2025.01.22
文:VEGEDAY編集部
監修・資料提供:カゴメ
出典:
文部科学省「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」第2章(にんじんの栄養)
独立行政法人農畜産業振興機構
「指定野菜の生産・流通・消費動向(令和6年3月)」(令和4年にんじんの産地別出荷量)
日本一の産地・徳島の甘くて柔らかい春にんじん(春にんじんの特徴)
カゴメ
ニュースリリース(2015年9月1日)(β-カロテンの吸収率、β-カロテンとは)
あざやか生活研究所(肌に蓄積される野菜の成分、β-カロテンとは)
野菜をジュースで摂る理由(栄養の吸収率)
にんじんジュース(β-カロテンの吸収率)
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