次世代のウェアラブルに活用!?「切り紙」みたいな伸縮するバッテリーを開発

Arizona Univ

スマートフォンをはじめとしたIT機器は、もはや暮らしの必需品。

近い将来活用それらにできそうなバッテリーが、米国・アリゾナ州大学で開発された。

日本の「切り紙」に着想を得た伸縮タイプのリチウムイオン電池だ。

・最大1.5倍に伸びる!

折り紙に切り込みを入れて様々な形を表すテクニック「切り紙」を“モデル”として開発されたこのバッテリーの売りは、最大1.5倍に伸びること。もちろん伸縮しても、電池として活用できる。

この技術を証明するものとして作られたのが、スマートウォッチのバンド。電池のプロトタイプをバンド部分に埋め込み、伸縮させて腕に装着できるというものだ。

同大学が公開した動画では、伸縮バッテリーを内蔵したバンドにサムソンのスマートウォッチ「Galaxy Gear 2」をつなぎ、実際に操作している。

手首近くから上腕へとバンドを伸ばしながら動かしても、スマホの操作になんら影響が出ない様子が映し出されている。

・ガジェットのコンパクト化に一役

開発チームの1人、Hanqing Jiang准教授は「コンパクトなウェアラブルガジェット開発の障害として、かさばる電池の存在がある。この切り紙バッテリーはそうした問題を解決するもの」とメリットを強調する。

さまざまな形状のガジェットに活用できるほか、伸縮するということで服などへの応用も視野に入れているという。

スリムなガジェットや、「こんなものもバッテリー搭載!?」という製品が今後増えてくるのかもしれない。

アリゾナ州大学

  1. HOME
  2. デジタル・IT
  3. 次世代のウェアラブルに活用!?「切り紙」みたいな伸縮するバッテリーを開発
Techable

Techable

ウェブサイト: https://techable.jp/

  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。

記事ランキング