梅雨のお散歩のあと、ペットの臭いを防ぐには?
梅雨時でも犬の散歩は欠かせない。しかし、雨に濡れたワンちゃんの臭いには気をつけたいところだ。雨に濡れた状態を放置したときの、なんとも表現しがたい臭い……。
そこで、東京・神奈川・埼玉・岐阜で展開するペットショップ「PET FOREST」のチーフドッグトレーナーである伊井さんに、雨の日の愛犬のお手入れについてお話を伺った。――そもそも、ペットの臭いはなにが原因なのでしょう?
梅雨時や雨の日は、皮膚や被毛の湿度が上がります。すると細菌、微生物等が発生し、それが臭いの原因となってしまうのです。また湿度や水滴で皮膚、被毛間の風通しが悪くなり、皮膚トラブルを起こすこともあります
――なるほど。悪臭の原因となるだけでなく、皮膚に対しても悪い影響があるんですね。そうならないためにはどうしたら良いのでしょう?
細菌や微生物が繁殖しないようにキチンと水分をとる(乾かす)ことが、トラブルを予防する重要なポイントになります。乾かしたうえで、ブラッシングをよりしっかりと行ってあげることが重要です
――具体的には、犬のどのあたりがとくに濡れるのでしょうか?
お散歩から帰ってきた後ですと、足回りですね。とくに指の間にも毛が生えているので、そこが濡れたままだと臭いの原因に繋がります。また、濡れたままだと痒くなってワンちゃんが舐めてしまい、皮膚が赤くなってしまうこともあります。足回りや足先はドライヤーを使い、しっかりと乾かしてあげてください。耳回りも湿気が残りやすいので、併せてドライイング(乾かし)をしっかりとやってあげてください
――犬用のレインコートも形状によって濡れる部分が違ってくるのでチェックしたいですね。では、雨の日のお散歩のあと犬用のシャンプーを使用するとき、注意すべきことはありますか?
専用のシャンプーなら、汚れもしっかりと取れて良いと思います。しかし、雨の日ごとに毎回シャンプーをするのは大変ですし、シャンプーを使い過ぎてしまうとワンちゃんの油分も洗い落としてしまい、皮膚に良くありません。ですから日常ではグルーミング用のスプレーや、部分汚れ落としなどを使って、ケアしてあげることをお勧めします
――最後に、この時期の散歩についてアドバイスをください!
雨の日に出かけるときには、視界が悪いので、飼い主を含め目立つものを身につけ安全対策も怠らないようにしてください。具体的には、ワンちゃんのリード、レインコートなどを派手なものにしたり、そうでなくてもせめて飼い主だけでも目立つ色のものを着用しましょう
梅雨時でもワンちゃんにとってお散歩は楽しみなもの。ワンちゃんとの生活を快適に過ごせるよう、普段からのブラッシングと、濡れたときのしっかりとした乾燥は忘れずにしたい。●取材協力
・PET FOREST
元記事URL http://suumo.jp/journal/2015/06/23/92682/
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