TASCAMがDSD11.2MHzまで編集できるハイレゾ波形編集ソフトをフリーでリリース!
ここ数年、レコーダーやDAC、ポータブル・プレイヤーなどハイレゾ対応機器を続々とリリースしている老舗、TASCAM。
このたび、そんなTASCAMがDSDを含む高レートのハイレゾ音源が編集可能なソフトウェア『TASCAM Hi-Res Editor』をリリースした。
本ソフトウェアは、2チャンネルまでのDSD / PCMのハイレゾ・ファイルの編集が可能なソフトウェアで、現在の一般的な民生機レベルでは最高レートとなるDSD11.2MHzの扱いが可能となっている。またPCMは32bit / 384kHzまで対応と、現在流通しているさまざまな機器で対応しているなかでも高レートのハイレゾ音源がほぼ編集できると言っていいだろう。
またDSD / PCM相互のファイル変換やサンプリング周波数などの変換などに対応し、ハイレゾ・ファイルを自身の再生環境に合わせて変換などが可能だ。またファイルの分割、結合といった基本的な編集に加えイン / アウト点で指定した区間の変換/書き出しが可能で、画面に表示された波形を見ながら設定ポイントを直接操作することができるもようだ。
本ソフトを使えば、例えばDSDで録音したライヴ音源や、アナログ・レコードの片面のアーカイヴィング音源などを、楽曲単位のファイルに切り分けることができる。さらに自身の再生環境に合わせてPCM化、レートの変換なども可能だ。
制作者からリスナーまで、まさにハイレゾ・ファンには力強いソフトウェアと言えそうだ。
「でも、これお高いんでしょう?」という声が聞こえてきそうだが、なんと、これがフリー・ソフトウェアでリリースされたのだ(「うぉーー」)。しかも、こうしたフリー・ソフトにありがちな「但し、同社製品と接続、アクティベーションの必要」が”無し”、なのだ(「うぉーー」)。
しかし、しかしである、本ソフトウェアはWindows版オンリー。TASCAMには全Macハイレゾ・ユーザーのためにも、ぜひともMac版のリリースをお願いしたい!
ダウンロード、操作環境、細かな仕様などは下記、公式サイトにて。
(河村)
・『TASCAM Hi-Res Editor』製品ページ
http://tascam.jp/product/hi-res_editor
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