USJ『ハリー・ポッター』の大人気アトラクション 長時間の待ち時間に改善策はある?
昨年7月にオープンしたユニバーサル・スタジオ・ジャパンの『ハリー・ポッター』エリア、“ウィザーディング・ワールド・オブ・ハリー・ポッター”。そのエリアのアトラクションでも一番の目玉は、ハリー・ポッターの作品世界の中を飛び回る『ハリー・ポッター・アンド・ザ・フォービドゥン・ジャーニー』だ。
このアトラクションは常に混雑しており、長時間並ぶ……というイメージを持っている人が多いのではないだろうか? 実際、パーク内でも200分待ちという情報が流れているし、それだけ並ぶアトラクションなのだが、この混雑理由はただ人気だから、というわけでもないらしい。
先日、初めてこのアトラクションを体験したのだが、4人乗りのライドタイプで、アトラクション自体の流れは非常にスムーズである。ディズニーランドでいうところのホーンテッドマンションくらい、次々とお客さんを乗せていくことができるのだ。
そして、アトラクション乗り場となる“ホグワーツ城”の内部に入ると、するすると進んで行き、乗り場手前まで、そんなに並ばずに進めてしまう。これは、筆者がたまたま空いている日に行ったからかとも思ったのだが、どうも違うのではないか、と考える。
『ハリー・ポッター・アンド・ザ・フォービドゥン・ジャーニー』に乗るためには、ホグワーツ城の入り口で手荷物を預けることが義務付けられている。入り口からコインロッカーエリアに通され、手荷物を預けてからまた乗り場まで進んでいく。
このコインロッカーに預けるというシステムが、混雑を生み出している原因のように思う。
もしかしたらコインロッカーの数が、アトラクションにスムーズに乗れる人数より少ないのかもしれないし、100円玉がちょうどよく手元になく両替したり、または、通路が狭いので家族連れなどが手間取ってしまうのかもしれない。
それが、ホグワーツ城の外はたくさん人が並んでいるのに、内部はあまり並んでいないという状況を生み出しているのではないだろうか。
あれだけスムーズに乗り込めて、多くの人数をさばけるアトラクションの作りなので、コインロッカーを増設するなど、並ぶ時間が短縮されるような対策をとれば、混雑状況はもう少し改善されそうだ。
また、ホグワーツ城の内部はとても広く仕掛けもたくさんあるので、並ばずに通りすぎなければならないのも、もったいないと感じた。ホグワーツ城をきちんと楽しみたい人は、内部を歩いて見学できる『ホグワーツ・キャッスルウォーク』を併せて体験するのがオススメだ。
ちなみに、比較的空いている時間帯として、夜が狙い目。どうしても手荷物が増えてしまう家族連れなどが減り、比較的スムーズに乗り込むことができるからかもしれない。昼間乗れないと諦めた人も、夜に再び訪れたら、意外と並ばずに乗れるかも?
新感覚のアトラクションはめっちゃ楽しい!
そして、『ハリー・ポッター・アンド・ザ・フォービドゥン・ジャーニー』は、「今のアトラクションはここまで来たか!」と思うほどの驚きを与えてくれる。
まるでハリー・ポッターの世界を飛び回っているような浮遊感、クィディッチのゲームに参加するスピード感、立体的な森の中を進んだりと、本当に今までにない魔法の冒険だ。
ただ、激しい浮遊感により、若干気持ち悪くなるのが難点。乗り物酔いしやすい人、三半規管の弱い人は覚悟して乗り込んで欲しい。
ウィザーディング・ワールド・オブ・ハリー・ポッター公式サイト:
http://www.usj.co.jp/harrypotter/
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