2次元アイドルグループ『AGC38』にインタビューしてみた
2次元アイドルグループ『AGC38』がCDを先行販売するとの情報が入ったので、12月29日、早速ビッグサイトまで行ってきました。AGC38の公式サイト(http://agc38.com)によると『AGC38』プロジェクトは「完全描き下ろし美少女キャラクター38人によるタレント事業です 」との事で、アニメやゲームといった枠にとらわれず、商品や企業のイメージキャラクターまで担ってしまうという新しい試みです。キャラクターにはそれぞれ担当声優が決まっており、例えば『会社のCMをTVで流すことになり、イメージキャラクターとしてNo.32の川澄愛梨を使いたい』となると、CMに合わせてキャラクター”川澄愛梨”のイラストや動画などを作成、担当声優の石川姫花さんが声を当ててくれるのです。
今までも、ドラえもんが引越業者のCMをしていたり、鉄腕アトムがハイブリッドカーのCMをしていたりと、アニメキャラクターによるCM自体は目新しいものではないですが、このAGC38が他のキャラクターと異なる所は、そういったCM出演などを前提としてキャラクターが作られている事です。ドラえもんやアトムといった、既存の作品から抜け出してきたキャラクターは、作品の中で既に世界観が完成しており、その世界観とCMしたい企業や商品とが一致した場合、とても有効なCM手段となる事も確かです。しかし、作品といった固定された世界観がないAGC38のキャラクターたちは逆に、キャラクターのイメージにとらわれず企業や商品の新鮮さを伝えるには有効な手段と言えるのではないでしょうか。
ゼロからキャラクターデザインを依頼するわけではなく、既に作られたキャラクターに仕事を依頼する形になるので、デザインにかかるコストも抑えられます。そして「キャラクター利用の最大のメリットは、彼女達は、我が儘を言うことも、歳をとることも、スキャンダルを起こすこともないという点にあります」とのことですが、ココ、重要だと思います。せっかく作ったCMがタレントの不祥事で放送を自粛……なんて事は時々起きてしまうことです。が、『AGC38』という2次元キャラクター達であれば、そんな心配も無用なのです。奔放なアイドルも可愛いいとは思いますが、仕事を依頼する上で、こういうところは非常にメリットですね。
さてさて、そんなこんなでビッグサイト『AGC38』のブースで担当声優さんにも話を少しだけ聞いてみました。
川澄愛梨 (CV 石川姫花)さん
――AGC38に入ったきっかけは?
「アタシは小さな頃から歌手になりたいという夢があって、その夢を叶える為の第一歩として、武蔵旭丘女子学園に入学しました。学園では今、タレントになる為にいろんな勉強をしています。その中でも、一番いいなって思えるのはやっぱり歌手活動ですね! オーディションの話を聞いた時は「これだ!」って思って……。絶対、合格すると思ってたんだっ」
――今後やって行きたい事は?
「もっと多くの人にAGC38の事を知ってもらえたらいいな……と思っています。今日もコミケでチラシ配りをしていますが、こういった活動からAGC38を広めていけたらいいなと思っています。」
小糸咲 (C.V. 笠井瑠美)さん
――AGC38に入ったきっかけは?
「最初は学園からオーディションの話を聞いて……。面白そうだと思って、ダメ元で受けてみたんよっ! まさか合格するとは思っていなかったから、合格の通知が来た時はビックリしたんよっ」
――今後やって行きたい事は?
「これからイベントなど、38人全員で頑張っていけたらないいなと思うんよ。38人全員揃って、初めてAGC38って呼べるんよ!」
有澤美鈴 (C.V. 古池由季)さん
――AGC38に入ったきっかけは?
「中学生くらいからずっとこういう世界に憧れていて、武蔵旭丘女子学園を選びました。せっかくこの学園に入学したんだから……って思って、オーディションを受けたら合格しちゃいました。」
――今後やって行きたい事は?
「お芝居する事がとても大好きなので、いろんな作品に参加していきたいなって思ってます」
いやぁ、ほんとにみなさん優等生ですね。今後の活動についても聞いてみました。2011年2月には、アンドロイド携帯およびiPhoneで動作するフルボイス恋愛アドベンチャーゲーム『QあんどA(仮)』が配信開始。プレイヤーは家庭教師となり、5人の女子高生の間で揺れ動く……というストーリーになるんだそうです。さらに2011年春、CDの正式リリースに合わせ、公式ソング「それって・だからね!」(・の部分はハートマーク)のアニメPVをリリース予定。38人全員が出演するというこのPV、アニメスタジオである旭プロダクションさんが自ら制作するとあって、記者は今からとても期待してしまってます。さてさて『AGC38』、今後いろんなところで見かけることになるかもしれませんね。
※この記事はガジェット通信一芸記者「森田飛助」が執筆担当しました。見る夢はすべてオールカラー!森田飛助のサイトはコチラだけ!
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