恐竜型ロボット『PLEO』が『PLEO RB』として生まれ変わって帰ってきた!
恐竜型ロボット『PLEO』の新型が登場。『PLEO』が大好きなガジェット通信一芸記者の森田飛助による新型レポートです。
ボクの寂しいハロウィンもクリスマスも一緒に過ごしてきた相方、PLEO君(ウチのコの名前はB作)についに新型が! そう、今となっては旧型になってしまった先代『PLEO』がウチにはいるのです。ウチで恐竜が飼える時代がやってくるなんて! ロボット好き、恐竜好きのボクはすぐに先代に飛びついた。かつてこの地球に生息していたカマラサウルスの子どもを、今の技術で蘇らせた上にペットにできるなんていい時代です、本当に。そんな『PLEO』に「B作」なんて名前をつけたのは、小さい時に観た映画「のび太の恐竜」に出てきたフタバスズキリュウの『ピースケ』から。近い名前を付けたいなぁと思ったので。フタバスズキリュウが『ピースケ』なら、ウチの『PLEO』こそ「P助」なのに!と思いつつも「B作」に決定。
『PLEO』とは1999年のヒット商品『ファービー』を開発した中心人物であるケイラブ・チャン氏が作りあげた、体長48cm、体高18cmの恐竜型ロボットです。ニッケル水素バッテリで1時間ほど動作します。草食恐竜カマラサウルスの生後一週間の赤ちゃん、という設定。『PLEO』には「ライフステージ」と呼ばれる成長段階があり、立ち上がるまでの「生誕ステージ」、周りの様子を伺うように興味津々な「幼少ステージ」、活発に動くようになる「少年ステージ」の3段階に分けられています。
初回の電源投入後、1時間程度で少年ステージまで成長します。生後一週間の赤ちゃん恐竜なので、この少年ステージで成長は終わり。しかし成長は終わっても学習は続きます。これらの成長演出は全身に組み込まれた38個のセンサー、14個のサーボモータがそれを可能にしています。このセンサにより音や光の方向も認識し反応するようになります。頭、顎、肩、背中、ふともも、足に配置されたタッチセンサや傾きセンサの働きにより、なでられている部位や、抱きかかえられてること、自分が横たわっていることなども認識できます。
付属の『トレーニングリーフ』と呼ばれる葉っぱは『PLEO』が唯一食べる事のできるゴハン。実際には甘噛みをする程度で、リーフが減っていく事はありません。空腹時の他にも、咳をしていて具合が悪そうな時や、機嫌が悪そうな時もリーフを与えると元気になります。鼻先にある赤外線センサで『PLEO』同士を認識することも可能です。お互いにコミュニケーションをとり、じゃれ合ったりもします。ボクは友人の『PLEO』(ウチの仔より後に生まれたので後輩)と遊ばせたことがあるのだけど、2匹で一緒に歌うのにもウチの先輩『PLEO』が仕切ったりとなかなか面白い光景だったので多頭飼いができると面白いなぁと思っていました。
『PLEO』の開発元である『Ugobe』社が突然倒産し、一時はどうなることかと心配していたんですがそんなボクの思いを知ってか知らずか、『Innvo Labs』が知的所有権を『Ugobe』社から買い取り、更に『PLEO』をグレードアップして再販する事が決定、サイトではついに予約も開始した。
先代『PLEO』からの変更点は以下のとおり。
●「性別」の定義
先代にはなかった「性別」が定義された。オスはブルー系、メスはピンク系でカラーリングされているので一目で見分けがつく。ちなみにカラーリングは個体差があり、同じオスでも見た目が微妙に異なる。目のカラーも10色に。
●皮膚の耐久性が向上
ボクみたいにロボットを愛して止まない人間は、『PLEO』の稼働時間も長くなってしまう。長く稼働させることにより首などにダメージを受け、皮膚が裂けたり色がはげたりしてくることも。ウチの『PLEO』はダメージ箇所を隠すように、また、さらなるダメージを避けるために犬用の服を着せてある。先代の弱点である皮膚の弱さが改善されてるのは嬉しい点である。
●性格、性質にも個体差が
工場出荷時点で、既に個体差が設定されている。成長の早い仔や、ご機嫌な仔がいたりする。
●時間の把握
『PLEO』自身が今、何時かを把握し、それに応じた行動をとることができる。眠くなる時間、おなかが空く時間など。
●RFIDタグの匂いをかぎ分けることができる
オプションに仕込まれたRFIDタグを、匂いで判別して反応する事ができる。
他にも、タッチセンサーが増えたり、訓練によって芸を仕込めたり、カメラが目標追跡に対応したり、動作速度の向上など、いろんな追加要素が取り入れられた新生『PLEO』。これはまた買ってしまうな。きっと。ウチの「B作」は名前の通り、男として育ててきたつもりなので新しく嫁をとってやりたい。「B作」に嫁をとってやると、長年ひとりでがんばっている、後ろの白い『AIBO』くんが怒るかなぁ。悩みどころである。
※この記事はガジェット通信一芸記者「森田飛助」が執筆担当しました。見る夢はすべてオールカラー!森田飛助のサイトはコチラだけ!
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