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山口俊一・内閣府特命担当大臣閣議後会見 「(TPP交渉次第で)知財戦略策定がずれる可能性も」(2015年4月3日)

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2015年4月3日11時頃より中央合同庁舎第8号館で開かれた山口俊一内閣府特命担当大臣の記者会見で、知的財産戦略本部と環太平洋パートナーシップ協定(TPP)交渉に関連した質問をすることができました。ここではその部分を抜粋して紹介します。

※詳細な大臣発言・質問・議事録は、内閣府ホームページにてご確認下さい。

知的財産戦略本部およびTPP関連の質問(抜粋)

ーー知財本部でデジタル・アーカイブのあり方や、コンテンツの海外展開について評価検証が進められていると思います。交渉中のTPPの知財関連の合意いかんによって、推進計画の策定自体の内容であったり、スケジュールに影響が出てくるのかどうか、現段階でのお考えを頂ければと思います。

山口大臣:まずはですね、TPPの中身については残念ながら十分な情報が入ってきません。ただ、伝え聞くというか、皆様方の報道等を通じて、基本的には大筋これまで我が国がやってきた方向に近いのかなという感じはしてますが。例えば削除にしてもですね、アメリカあたりは当然全部削除と。我が方は全部自主性にまかせています。そのへんもありますし。これは言うべきことではないかもわかりませんが、まぁ70年という話も聞こえてくるんですが。これもトータルとして我が方として問題ではないのかな、と。ただ、中身についてはおっしゃる通りで、若干ずれてくる可能性があると思います。

ーー別件になってしまうのですけれど、知財本部の有識者委員について 以前の会見で(漫画家の)竹宮惠子さんについて大臣ご自身触れていらっしゃいましたけれども、KADOKAWA・DWANGOの川上(量生)会長も入っていらっしゃって、どのような観点・役割をもたれていらっしゃるのか、お聞かせ頂ければと思います。

山口大臣:まぁ、詳しくはまた聞いて頂ければいいと思うのですが、角川さんの場合は、著作権等々と流通に前々からいろいろ発信をされておられて、私も何回か話を聞いたことがございます。そういう意味では、とりわけコンテンツに関して見識をもたれていると思いますので、楽しみにはしております。

著作権関連をめぐるTPPの行方は……

現在交渉中のTPPの知的財産条項案。山口大臣は以前の会見でもミッキーマウスを例にして「アメリカが(保護期間を)伸ばして下さいと来るわけです」と発言。今回も、非親告罪化や保護期間について言及した上で、知的財産戦略本部で策定される推進計画に影響について明言している一方、「これまで我が国がやってきた方向に近い」という印象だと発言されています。いずれにしても「交渉の中身の情報が入らない」といった状況でもあり、もどかしい状況が続いています。

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記者:

乙女男子。2004年よりブログ『Parsleyの「添え物は添え物らしく」』を運営し、社会・カルチャー・ネット情報など幅広いテーマを縦横無尽に執筆する傍ら、ライターとしても様々なメディアで活動中。好物はホットケーキと女性ファッション誌。

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