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南海キャンディーズ・山里亮太さんに聞くラジオ論 「ラジオって面白いなと気づいてほしい」

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3月25日から29日まで開催された『島ぜんぶでおーきな祭 -第7回沖縄国際映画祭-』。ガジェット通信は、橋本愛さんが主演する映画『ワンダフルワールドエンド』の舞台挨拶に応援で来ていた、南海キャンディーズ・山里亮太さんに接触。

TBSラジオ『JUNK 山里亮太の不毛な議論』(毎週水曜 深夜1時~)のパーソナリティや『たまむすび』(月曜~金曜 13時~)の火曜パートナーとして活躍をする山里さんに、ラジオの魅力や出演者としての思いをアツくマジメに語っていただきました! ……映画とは一切関係のないインタビューです。

「ラジオをやらせてもらっている“誇り”」

――お笑いを始めたときから「ラジオをやってみたいな」という思いはあったんですか?

山里:夢でしたね。ニッポン放送時代から伊集院光さんのラジオとかをずっと聴いていたので。

――ラジオのどんなところに魅力を感じたのでしょうか?

山里:世の中で何かがニュースになったときに、「この人は何を語るだろう」って真っ先に好きなパーソナリティの顔が思い浮かぶんですよ。速報性という意味では今の世の中だと“遅れているメディア”と思われちゃいますけど、先に突き進んだ深い話が聴けるのがラジオなんです。

――その中でも伊集院光さんの影響が大きかったんですね。

山里:ネットではよく「伊集院さんの劣化版」みたいなことを書かれたりするので、影響を受けているんでしょうね。それでも、比較してくださることだけで光栄ですけど(笑)。一人しゃべりの最終形態として、素直に憧れます。

――今や同じTBSラジオ『JUNK』を背負う者同士じゃないですか!

山里:自信をなくすような時でも、『JUNK』の枠でラジオをやらせてもらっている“誇り”が救いになっています。錯覚ですけど、自分って凄いヤツなんじゃないかなって。

――たったの6枠しかないわけですからね。

山里:でもいろんな芸人が『JUNK』を聴いていると同時に、その枠を虎視眈々と狙っているわけですよ。その人たちが「いちばんの穴は水曜日だ」って言ってるんで、全く安心できないです。

――そう言えば、最近のスペシャルウィークでも……。

山里:東野幸治さんがゲストで来てくださって、「今日はオーディションやと思ってるから」って言ってましたね(笑)。スタッフも、「本気なら合格出しますけど?」みたいな雰囲気でヒヤヒヤしました。

――テレビでも観ない日はないくらい大活躍ですが、ラジオのスタジオに入る時はスイッチを切り替えていたりするのでしょうか?

山里:テレビの時は同じ共演者がいろいろと助けてくれますけど、ラジオは大きな責任を一人で背負っているので……。緊張するし怖いのはラジオの方かもしれませんね。テレビで30分もフリートークさせてくれる番組ってないじゃないですか。

――昼の放送と深夜の放送でもまたテンションは違いますよね?

山里:昼の放送は目の前に赤江珠緒さんがいらっしゃるんで、話の聴き手、自分に対して攻撃してくれる相手がいる分、一人の時よりは気持ちが楽かもしれませんね。

「芸人として“最高のお仕事”」

――世間一般として、テレビと比べるとラジオのギャラは少ないんじゃないかというイメージですが、ぶっちゃけどうなんでしょうか……?

山里:どうなんでしょうね。ラジオの凄いところって、ギャラが気にならないんですよ。ラジオをやらせてもらっているというのがご褒美みたいなモノなので。深夜の1時から3時なんてラジオのゴールデンタイムじゃないですか。それで十分なんです。たぶん、僕だけじゃなくて、ほかのパーソナリティもみんなそうなんじゃないですかね。

――今は『Twitter』などを通じてリスナーやファンと簡単にやり取りができますが、ラジオにとってプラスだと感じますか?

山里:レスポンスが早いので、生放送のラジオとの組み合わせはとても良いですよね。ただし、『Twitter』のトレンドがそのまま(聴取率の)数字に表れるわけではないですが。リアルタイムで投稿を募集したりもするので、メールの文化も昔のラジオと異なる点だと思います。

――今もハガキを送って来るリスナーさんはいらっしゃるんですか?

山里:今はもうほとんどないです。FAXも使わないですし。でも手書きの方がひとつのネタに対する責任感が違ったりしますよね。有料と無料の違いと言いますか。メールの場合だと、投稿する側も甘めな基準で送っちゃったりするのかもしれません。

――その点は、昔と違う部分かもしれませんね。

山里:でも送っていただけるだけで本当に嬉しいですよ。だって、何かがもらえるわけでもないのに深夜3時までラジオの前で起きていてくれて、面白いことを考えて送ってきてくれるわけですよ。リスナーさんには感謝の言葉しかないです。

――ラジオは“ニッチなメディア”であることがその良さでもありますが、やはりもっと盛り上げていきたいですか?

山里:盛り上げていきたいですね。最近の伊集院さんのラジオとかも聴かせてもらっていて、もの凄く精力的にいろんなチャレンジをされているんですよ。個人的には「ラジオを盛り上げたい」というメッセージだと勝手に感じちゃって、だったら僕も頑張らなくちゃいけないなぁと。レイティング(聴取率)の数字だけじゃなく、習慣としてラジオを聴く文化を根付かせるために努力していきたいです。純粋にラジオって面白いなと気づいてほしいんです。

――それに向けて、今後チャレンジしてみたいことは?

山里:チャレンジというか目標ですけど、1時間のフリートークですね。リスナーさんはコーナーの時間を待ってるし、自分が投稿したネタが読まれるのを楽しみにしているのも承知しています。僕のフリートークは前説で、人気コーナーに登場してくれた“子ども師匠”が本編だなんて揶揄されましたけど、「いつの間にかもう1時間経っちゃった」と思わせる話術を身に付けたいです。

――では最後に、吉田豪さんが「インタビュアーとして絶対にしてはいけない質問」と言っていたんですが、あえて聞きます。山里さんにとってラジオとは?

山里:それ聞きますか(笑)。なんだろうな、芸人をやってますって言うには恥ずかしいときに、背中をトンと押してくれる支えですね。自分を芸人たらしめてくれる“最高のお仕事”だと思っています。

――本日は、ありがとうございました!


TBSラジオ『JUNK 山里亮太の不毛な議論』:
http://www.tbsradio.jp/fumou/

TBSラジオ『たまむすび』:
http://www.tbsradio.jp/tama954/[リンク]

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記者:

PR会社出身のゆとり第一世代。 目標は「象を一撃で倒す文章の書き方」を習得することです。

TwitterID: stamina_taro

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