若者の底力を感じました 『名古屋わかもの会議』

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「若者の政治離れ」の対策として、全国的に若者が行政や地域について話し合う活動が行われています。しかし、多くの活動は「地元の文化会館で発表会を行う」ような学生の活動を延長したような物が多いです。今回取材した「名古屋わかもの会議」は学生を中心にした活動ですが、規模が非常に大きく感じます。

船による港の見学

会議は、『名古屋港』をテーマに、どのような事を行えば港を盛り上げることが出来るかというテーマです。「港」という知らないテーマを議論するために準備されたのが、船による名古屋港のツアーです。船も150トンクラス物が用意されました。普通の遊覧船ではなく、船内で会議を行うことが出来そうな船です。 もちろん、一般の人が乗船できるものではないのでこれだけでもレアな体験です。

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乗船した船『ぽーとおぶなごや2』は総トン数150トンの中型船です。

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船の内部 VIPが会議をするような椅子とテーブルです。

サプライズゲストが市長や県知事

船に乗り、名古屋港についての知識を教わった後は、名古屋港や名古屋を盛り上げるためのプレゼンテーションを班ごとに作成します。与えられた時間は2時間と非常に短く、参加者は真剣に与えられたテーマをこなしていました。 その中で、スペシャルゲストの登場です。愛知県知事の『大村秀章』さんと名古屋市長の『河村たかし』さんです。ただ、参加者にとっては会議がより重要であると感じてナーバスになっていたようです。

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愛知県知事 『大村秀章』さん

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名古屋市長『河村たかし』さん

ファシリテーターによって打ち合わせが迅速に

今回の会議で導入されたユニークな試みは外部の「ファシリテーター」という役です。 普通の会議では当事者同士で話し合いをします。 この場合は会議が長引いたり、平行線を辿ることや一方的な押し付け的な話し合いになります。 ファシリテーターは会議のペース調整や間違った方向に進まないように客観的な目で見るための役割です。 これは、いつもの会議でも欲しいと感じました。 与えられた時間が短いのに全チームがプレゼンテーションを仕上げることが出来たのはファシリテーターの力でもあります。

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南山大学 ファシリテーション研究ゼミ 藤川さん

全国で増えている「若者会議」

今回の『名古屋わかもの会議』以外にも全国には
・さっぽろ若者会議
・宮崎ワケモン会議
・秋田型若者会議
・小布施若者会議
などの会議があります。 また、愛知県新城市(しんしろし)では『若者条例案』という物が議会に提出されています(『新城市若者政策ワーキング』の発表による)。全国的に若者が行政に関心を持つのではと感じています。 是非、地元で若者の会議が行われていれば参加や見学をするのが良いのでは。

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名古屋工業大学 助教 『白松俊』が本会議のために『ゴオルシェア』という知識を共有するWebシステムを提供。

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ゲストの自衛隊担当者 『コスプレではないです』と冗談を言っていました。

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最後の集合写真

名古屋わかもの会議 – Facebook
https://www.facebook.com/nagoya.youth.confference

名古屋わかもの会議 ダイジェスト 知事 市長 自衛隊 – YouTube
http://youtu.be/PRT9ImojAg4

※画像は筆者が撮影

※この記事はガジェ通ウェブライターの「動画解放軍」が執筆しました。あなたもウェブライターになって一緒に執筆しませんか?

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