「VAMPARK FEST」いよいよ開催! HYDEインタビュー「“差”を正直に感じて楽しんで欲しい」

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VAMPS 『BLOODSUCKERS』

HYDE(L’Arc〜en〜Ciel)とK.A.Z(Oblivion Dust)が、2008年に結成したロックバンド「VAMPS」。2013年には海外デビュー・アルバムにしてベスト盤『SEX BLOOD ROCK N’ ROLL』をリリース。2013年には欧州、欧米ツアーを敢行し、翌年にはUKでのヘッドラインショー、英国ビッグフェス『DOWNLOAD FESTIVAL』への参戦と精力的な海外活動を展開しています。

そんなVAMPS自らがアーティストを招く「VAMPARK FEST」が2月18、19日の2日間、日本武道館で開催されます。

モトリー・クルーのニッキー・シックスが中心となるバンドSIXX:A.M.、マイ・ケミカル・ロマンスのフロントマンGerard Way、アメリカン・ロックンロールの雄Buckcherry、新世代のオルタナティヴ・へヴィ・ロックバンドNOTHING MORE、そして日本からsads、[Alexandros]とラインナップは超豪華。今回はHYDEさんご自身にイベントにかける想いなど色々とお話を伺ってきました。

――「VAMPARK FEST」は非常に豪華で、ここでしか観られないアーティストのラインナップですが、企画自体はどの様なきっかけで生まれたのですか?

HYDE:VAMPSは海外で活動してても、海外での俺たちのパフォーマンスを観ていない人からしたら「実際どうなの?」って感じだと思っていて。海外アーティストと同じイベントに出る事で、自分達がやってる事、戦っている事を見せられればと思って企画しました。でも、ブッキングなど色々大変なこともあって。だから2年越しの実現ですね。すごく嬉しいし、楽しみです。

――VAMPSの呼びかけだからこそ集まった豪華なメンツですし、一つのステージに上がることがすごいですよね。それぞれのアーティストへの印象や、今回のブッキングの理由などを教えてください。

HYDE:Gerard Wayは、マイ・ケミカル・ロマンスが前から好きだったし、ヴァンパイアっぽい見た目が気になるよね。NOTHING MOREは、曲がめちゃめちゃカッコイイのに、演出がかなり変わってる。今回もどんなライヴを見せてくれるのか楽しみだな。Buckcherryは俺が考える理想的なバンド。毒があってセクシーでカッコイイ。こういう風になりたいなって思う。そして、SIXX:A.M。ニッキー・シックスは俺が初めてコピーしたバンド、モトリー・クルーのベーシストだから、同じステージに立つ日が来るなんて思ってもみなかった。夢の様だよ。

――日本からはsadsと[Alexandros]が参加と、これまた面白い組み合わせですよね。

HYDE:このイベントを考えた時、音楽に対する姿勢や考え方、カラーが似ている人をブッキングしたいとまず思って、最初に浮かんだのがsadsだった。だからsadsが出ない事には成立しないイベントなんだ。[Alexandros]は以前対バンをした時に若いのにすごいカッコイイ、これははやめに出る杭を打たないとって思ったね笑。

――それぞれのステージ以外にアーティスト同士のコラボなんかも観れたりするんでしょうか?

HYDE:そうだね、こんなメンバーが揃うことって二度と無いから何か一緒にやりたいなと思っているよ。当日をお楽しみに。

――VAMPSは毎年ハロウィンライヴも行っていますが、ジャンルにとらわられずに音楽を楽しんで欲しいという想いがあるのでしょうか?

HYDE:やっぱり自分達のファン以外も来るイベントって大事な場所だよね。それで新しいアーティストを知って、そのアーティストの曲を聴いたりライヴに行ったりって音楽がどんどん広がって行くし。音楽に国境がないから海外とか国内とかも関係無いしね。でも、ハロウィンライヴは最近規模が大きくなりすぎたからまた昔みたいに内輪ノリの小さいイベントに戻したいな〜とか考えていたり。

――2015年もはじまったばかりですが、今年のVAMPSの活動予定はどんなものがありますか?

HYDE:今年は海外ツアーやらで海外が活動の中心になりそう。今年のリリースは難しそうだけど、曲は作っていくから何かしらの発表は出来ると思うよ。海外で戦っていく気持ちも強いけど、日本のファンの皆も本当に大切だから。たまに「いいこ、いいこ」してあげないとすぐ浮気されちゃうしね(笑)。

――海外でのライヴと日本のライヴってやはり雰囲気が違いますか?

HYDE:全然違うね。日本の皆は周りと一緒に盛り上がったり振り付けをするのが好き、海外はみんな自由。「飛べー!」とか言っても半分は飛ばなかったり。これまでライヴをした場所ではチリが特に印象に残っていて、南米中から人が集まるから皆自分の国の国旗を持って、熱気がスゴイ。日本のアーティストがチリでライヴをする事自体が珍しいからすごく喜んでくれて。そうやって海外のライヴで吸収した事をまた日本のライヴで表現していきたいと思っているしね。

――HYDEさんが個人的に今年やりたい事って何かありますか?

HYDE:ワインが好きなので、フランスのワイナリーでワインを選んで気に入ったのがあったら個人的に契約して輸入してみたいね。ラベルとかデザインさせてもらうのも良いかも。

――オリジナルワイン! それはファンの方も飲んでみたいと思うでしょうね。やりたい事も色々ありつつ、「VAMPARK FEST」は今年一発目のワンマンライヴとはまた違ったイベントとして皆さんも本当に楽しみにしていると思います。

HYDE:色々なアーティストが出て来て、国内と海外、で違いは感じると思う。でもその違いを感じて欲しいと思ってのラインナップだから、「やっぱり海外のアーティストは演奏上手いな」とか正直に楽しんで欲しい。もちろん、日本のアーティストの方が優れている所もあると思うから、そんな“差”を楽しむライヴにしたいね。

――今日はどうもありがとうございました!

「VAMPARK FEST」

■2月18(水)18:00開演 (17:00開場)
出演:[Alexandros]、Gerard Way、NOTHING MORE、VAMPS

■2月19(木)18:00開演 (17:00開場)
出演:Buckcherry、SIXX:A.M.、sads、VAMPS

http://www.vamparkfest.com

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藤本エリ

映画・アニメ・美容に興味津々な女ライター。猫と男性声優が好きです。

ウェブサイト: https://twitter.com/ZOKU_F

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