佐賀県知事選挙で樋渡啓祐・前武雄市長が落選! 『twitter』で「自民党本部による佐賀県冷遇策を考える」タグ広がる
古川康氏が国政に転身したことに伴う佐賀県知事選挙の投開票が2014年1月11日に実施され、無所属の新人で元総務省過疎対策室長の山口祥義氏が182795票を集めて初当選を果たしました。今回、前武雄市長の樋渡啓祐氏が自民党・公明党の推薦を受けて立候補をしたということでネット上でも関心が高く、各メディアもサガテレビが開票速報を『Ustream』で生配信するなどの対応を取っていました。
自民党本部など中央からの支援を受けた樋渡氏と、農協の政治団体や保守系の地方議員からの支持を受けた山口氏の「保守分裂」となった今回の知事選。武雄市長時代に、『twitter』『Facebook』などで自身を批判するユーザーに対して攻撃的な投稿を続けたり、図書館・歴史資料館の管理者にTSUTAYA・Tポイントカードを運営するカルチュア・コンビニエンス・クラブを指定するなど、その政治手法や発言が批判を受けることが多い樋渡氏は、143720票と40000票近い差をつけられることになりました。
閣僚や党幹部が次々に樋渡氏の応援に駆けつける力の入れようだった政府・自民党本部。山口氏の当選を受けて、『twitter』では「#自民党本部による佐賀県冷遇策を考える」なるタグが登場。
「佐賀を長崎県に吸収合併」
「佐賀空港への米軍基地誘致」
「九州新幹線長崎ルートの佐賀県の駅は不設置」
といった他県への併合や交通機関を巡る冷遇策などもありますが、
「大河ドラマの江藤新平登場シーンをナレーションで済ます」
「吉野ヶ里遺跡の埋め戻し」
といった歴史ネタ、
「はなわの芸能界追放」
「松雪泰子が佐賀出身じゃなくなる」
「江頭2:50が登場する時の『スリル』が使用禁止になる」
といった出身有名人ネタ、さらには
「サガン鳥栖を降格」
「豊田陽平が何故か毎試合スタジアムにたどり着けない」
……と、Jリーグのサガン鳥栖とこの日契約更新を発表したエースストライカー豊田陽平選手のネタなど、大喜利状態となっています。
※「#自民党本部による佐賀県冷遇策を考える」まとめ
http://cureco.jp/view/263 [リンク]
山口氏を支援した農協などの保守層はもともと自民党の支持基盤でもあるため、政府・自民党が露骨な冷遇策を採るとは考えにくいですが、やはり与党が推薦した候補を破り就任した翁長雄志沖縄県知事に対して政府首脳が面会しないことがあったと報じられており、今後の山口新知事への対応にも関心が集まることになりそうです。
※画像はサガテレビより
http://www.sagatv.co.jp/i/senkyo/tiji2015/ [リンク]
乙女男子。2004年よりブログ『Parsleyの「添え物は添え物らしく」』を運営し、社会・カルチャー・ネット情報など幅広いテーマを縦横無尽に執筆する傍ら、ライターとしても様々なメディアで活動中。好物はホットケーキと女性ファッション誌。
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