世界初のUWBとTrue 8K搭載型のエレコム製最新ワイヤレス ゲーミングマウスを使ってみた

パソコンやスマートフォンなどデジタル機器関連製品の開発と販売を行うエレコム株式会社が2025年9月下旬より、世界初のUltra-Wide-Band(超広域帯電波)を採用したワイヤレスゲーミングマウス・VM800シリーズ(VM800 / VM800L)の販売を開始する。
True8000Hz通信による安定性
本記事では2025年8月26日に実施されたメディア向け新製品発表会で明かされたVM800シリーズの特徴と魅力、そして実際に使ってみて感じた手応えを合わせてリポートする。
通常よりお得に購入できる先行予約キャンペーンについても紹介するのでぜひチェックしてもらいたい。

世界初UWB通信採用True8Kマウス
急速にシェアを広げているいわゆるPCゲーム業界。
とくに反応速度が求められるスピーディなジャンルに関しては高速でかつ安定した周辺機器が求められる。
例えば、eSportsにおいては一瞬でも通信が不安定になれば勝敗に影響する世界であり、多数のデバイスが電波やノイズを発するオフライン会場であればその安定性はとくに重要な存在だ。
そうした環境でも安定した超高速通信を実現するため、VM800シリーズではUWB(Ultra-Wideband)という超広帯域無線通信規格を採用している。


▲2.4GHz帯は無線通信機器においてメジャーな周波数帯域。無線マウス・キーボードをはじめBluetoothやWi-Fiなどでも使われ機器同士の電波干渉が発生しやすい。しかし本製品はその約20倍以上の帯域幅を使用した通信環境のため影響を受けにくく安定しているという。

▲FCC規格で定められた帯域は3.10GHzから10.60GHz。今回は日本及び各国法規を考慮して7.25GHzから9.30GHzがつかわれているようだ。
また、もうひとつの特徴としてVM800シリーズではTrue8000Hz通信を実現。
PCやレシーバー、マウス本体すべてにおいて送受8000Hzの高速で安定した通信が可能となっている。
旧モデル(VM610)と比較して約5倍以上も高速化しているようだ。

▲PCとレシーバーの通信は8Kだがマウスとレシーバーは4K通信だった従来の環境が本製品では1対1で行われている。その安定性を検証するための装置も今回展示されていた。

▲UWB&True8000Hzによる高速通信の安定性をノイズありなしの環境で検証。ファンのうえに固定された新旧のマウスを使って実際に比較。その様子はまさにマウス実験のようだった。

▲PAW3950というPixArt社製最新鋭センサーを搭載。M600PEと比較して最大約50%トラッキング精度向上しているほか、LED・ボタンの削減、ガスアシスト成形技術等を駆使した高いビルドクオリティでかつ穴のないホールレス軽量化設計を実現している。
軽量かつ調整された操作感
本製品に触れた最初の感想は、軽量かつ手を添えたときの安定感だった。
重さはVM800が59gでVM800Lは64gといずれも軽く、比較手の大きな筆者には“VM800L”が丁度いいサイズ感だ。

▲VM800は(前幅59mm、中幅57mm、後幅66mm、縦幅122mm)。VM800Lが(前花63mm、中幅59mm、後幅70mm、縦幅130mm)。

▲手を添えたときの違いはすぐわかるくらいだったが、マウスホイールまでの厚みに関しては前者が32mmで後者は34mm、トップの差も41mmと43mmでどちらも安定感があった。
軽量だとバッテリーの持ちが気になるところだけど、1,000Hz接続時であれば約100時間も使用可能。
約95時間だったVM600PEより軽量(75g)かつパワフルに進化している。

▲パッケージ上部のフタをあけてカバーを外すとマウスがお目見え。ガジェット系はこの開封するプロセスからもうワクワクしちゃう。

▲本製品もうひとつの特徴してプレイヤーに合わせたカスタマイズも挙げられる。付属の“2-Modeゼロエッジソール”と裏面に貼ることで滑り心地だけでなく、ソール中央が凹まないよう守ることも可能だ。
また、専用のソフトウェア“EG TOOL”を使ってDPIやポーリングレート、リフトオフ距離やレシーバーのライティングといった基本的なものからスキャンレートなどの細かな設定も可能。
さらに、底面ボタン含めた全てのボタンをカスタマイズはもちろん、“Ctrl+C”など最大3つの組み合わせも設定も実現。
持ち方に合わせてマウスセンサーのXY軸の角度(±90度で設定)を調整できる。

▲サイドボタンの位置調整やホイール形状も見直している。そのため、旧モデルと比べてとくにサイドボタンをスムーズに押せる、添えやすくなっている感じた。

▲センサーの検知範囲はとても広く、写真に書き込んだ距離感(1と2の位置)であれば問題なく動作していた。ただし、2(足元、デスク下PC本体あり)の場合、センサーがマウス側に向いていないと反応せず。どこでもいいからデスクの上に設置するのがベストだろう。

▲センサーのカラーは全部で5色から設定可能。使っている範囲では常時点灯しているわけではなく気にならなかった。ちなみに発表会場ではマウスはもちろんセンサーの内部も公開されていた。
筆者はシューター系のゲームをあまりしないが、操作精度が求められる慌ただしいゲームを毎晩のようにマルチで遊んでいる。
その範囲で使った感想としては、軽量かつ反応速度の高さもあって握っているときの疲労感が大幅に低下。
今後はもっと夜ふかしが捗りそうだと感じた。

▲ホイールを上下に動かしたときの音が若干大きいが、毎晩Discordを使って通話しながらのプレイしている筆者の場合は、Krisp(ノイズ抑制機能)で解決。カチカチっという手触りを思う存分堪能しながら遊ぶことができた。
そんなわけで最後に本製品の先行予約キャンペーンのご案内。
通常価格19,980円(税込み)のものが期間中なら16,980円(税込み)と3,000円もお得になる。
なかなないいお値段がするので、興味があるひとはこのお得な期間中にぜひ。
【先行予約キャンペーンのお知らせ】
■開催期間
・開始:2025年9月9日(火)PM12:00
・終了:2025年9月17日(水)終日まで
■予約サイト
・エレコム公式ダイレクトショップ
→コチラ

▲余談だが今回、エレコムさんからVM800シリーズ(VM800 / VM800L)と一緒に送付された“GEL WRIST REST”というキーボードパットがとても気持ちよくて大ハマリ中。マウスパッドもあるようなのでVM800と合わせて使ってみたいところだ。
P.N.深津庵
※深津庵のX(旧Twitter)
https://x.com/Takam_crea[リンク]
製品提供:エレコム

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