体験を伝える―『ガジェット通信』の考え方

面白いものを探しにいこう 本物を体験し体感しよう 会いたい人に会いに行こう 見たことのないものを見に行こう そしてそれをやわらかくみんなに伝えよう [→ガジェ通についてもっと詳しく] [→ガジェット通信フロアについて]

【製品レビュー】唯一無二のレンジファインダーなデジタルカメラ『ライカM9』

ライカM9

カメラとしては“別格”の座に位置すると言っても過言ではない『ライカ』シリーズ。フィルム機はその緻密でいて丈夫な機体ゆえ、「孫の代まで使い続けられるクオリティ」と賞賛されています。

『M型ライカ』、または『ライカM』シリーズはそもそも、1913年に作られた『ウル・ライカ』と呼ばれるプロトタイプ『バルナック型ライカ』を祖とした派生。ちなみに『バルナック型ライカ』は当初、映画版シネフィルムを流用するアイデアを元に設計され、35mm版カメラの原点になったとも言われています。

ズマリットM f2.5/50mm

他にも一眼レフである『R型ライカ』なども存在しますが、象徴的な存在として語られることが多いのは、やはり『M型ライカ』ではないでしょうか。『M型ライカ』の特徴は“レンジファインダー”と呼ばれる機構。

ccd

一眼レフカメラの場合、レンズから入った光が直接、ミラーボックスを経由してファインダー、そして私たちの眼に届きます。レンジファインダーの場合、レンズではなくファインダー窓と呼ばれる部分から光が入るため、ミラーボックスが不要となります。そのため、コンパクトで軽量なボディの実現が可能になっています。

またレンジファインダーの場合、レンズに左右されない明るく鮮明なフレーム像であるため、手動でも正確なピント合わせができる点で重宝されています。反面、レンズによる絞りやボケの違いがファインダー越しに確認ができない、望遠レンズだと精度が落ちるなどの弱点があるようですがそのデメリットも補って余りあるメリットであると評価されています。

さて、今回の『ライカM9(Leica M9)』は、その名の通り『M型ライカ』の最新モデル。レンジファインダー搭載はもちろんですが、フルサイズCCDセンサを搭載したデジタルカメラであるという点が大きな特徴となっています。更に36mm×24mmのフルサイズで撮影できるデジタルカメラとしては、世界最小。センサ部分は、これまでどおりコダック社との共同開発と言われています。

CCD

ボディはM型ライカの設計思想そのままに、耐久性と堅牢性を重視。シャーシには耐衝撃性に優れているマグネシウム合金を、トップカバーとベースプレート部には真鍮(しんちゅう)を採用している模様。本体部分の重量はバッテリー込みで585g。寸法は約W139xD37xH80(幅x奥行きx高さ)。軽すぎず重すぎず、安定感と携行性能のバランスが取れた重さであるという印象でした。

teimen teimen2

フィルムカメラでは、フィルムの交換時につまみを回しベースプレートを取り外しますが、『ライカM9』ではバッテリーやSDメモリ交換時にベースプレートを外します。バッテリーは専用のリチウムイオン電池で、公称電圧3.7V、1900mAhの容量です。

teimen_hazusi teimen_hazusi2 電池

インタフェースについても、これまでのM型ライカ同様、必要なものだけを搭載し、すばやく調整できるよう配慮されています。トップカバーに配置されているのは、電源/モード切替スイッチとシャッタースピード切り替えのダイヤルのみ。

top

デジタル調整に関しては、すべて背面の「メイン設定リング」「十字キー」「MENU」ボタンで行えます。またよく使うであろう機能には「PLAY」「DELETE」「ISO」「INFO」などのボタンが割り当てられています。

背面
1 2次のページ
オサダコウジの記事一覧をみる

記者:

「予備校生のような出で立ち」で写真撮影、被写体(スチル・動画)、記者などできる限りなんでも、体張る系。 「防水グッズを持って水をかけられるのが好き」などの特殊な性質がある。 好きなもの: 食べ物の写真、昔ゲーム(の音)、手作りアニメ、昭和、穀物

TwitterID: wosa

  • 誤字を発見した方はこちらからご連絡ください。
  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちらから
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。