大人も子供もこりゃ楽しい! プロジェクションマッピングを駆使した未来の砂場遊び『え~でる すなば』を体験してきたよ

access_time create folder生活・趣味
大人も子供もこりゃ楽しい! プロジェクションマッピングを駆使した未来の砂場遊び『え~でる すなば』を体験してきたよ

お城を作ったり砂団子の固さを競い合ったり、川を掘って水を流してみたり、今考えてみると我々の創造性を育んでくれた“砂場遊び”。砂場は友達と集まる一種の社交場でもありましたよね。昨今では衛生上の観点から砂場がフェンスで囲んであったり、人の親になってみると靴や服が汚れるので「砂場はまた今度にしなさい」なんて子供に言ってしまったりと、砂場遊びは敬遠されがち。そんな中、セガが屋内で思いっきり遊べる、しかも未来っぽい砂場遊びを開発。取材に行って、実際に遊ばせていただきました。これは子供だけじゃなく、大人も相当楽しめますよ。

未来の砂場遊び『え~でる すなば』

『え~でる すなば』

セガが開発した屋内用キッズ向け遊具機器『え~でる すなば』は、手が汚れにくい特殊な砂を使って遊べる砂場遊びの装置。ただの砂場遊びではなく、砂で作った地形の高低差や手の動きを検出して、リアルタイムに映像を映し出すプロジェクションマッピングによる演出が楽しめるのです。これは未来の砂場遊び!

筐体は木のイメージ

筐体は子供の遊具っぽい、木をイメージしたデザイン。並べて設置すると森のようになります。

砂のトレー 手に付かなくて固められる『え~でるサンド』

子供が遊びやすい高さに設置されたトレーに、砂が入っています。スウェーデンで開発されたこの『え~でるサンド』は、手に付きにくく、水を使わなくても粘土のように固められるのが特徴。手が汚れにくいだけでなく、室内に設置するから衛生面でも安心して遊ばせることができます。

プロジェクターと『Kinectセンサー』

砂場の上には映像を投射するプロジェクターとマイクロソフトの『Kinectセンサー』を搭載。『Kinect』を使って砂の上の手の動きや高低差を認識するという仕組みになっています。

ボタンをタッチして操作

子供向けなので操作はカンタン。砂場の上のパネルに映し出されるボタンをタッチして選んでいくだけです。早速遊んでみましょう。

「できるかな」モードで遊び方をマスター

星が出る演出が楽しい

遊び方を覚えられるチュートリアルとして楽しめる「できるかな」モードと、自由に遊べる「すなあそび」モードが選べます。まずは「できるかな」モードから。ハートを作るというお題に挑戦してみます。投影される図形を指でなぞって掘っていくのですが、うまくいっているとキラキラと星が出現! これは楽しい。

砂を掘ると水が出る

アリのガイドキャラクター“アンデルくん”が、「すなをほるとみずがでるよ!」と教えてくれました。掘ったところが水色になったのはそういうわけだったのか!

砂を盛っていきます ハートの島が完成

ハート形の川が完成して、次はハートの中の部分に砂を置いていく工程に挑戦。最初は黄色だった川の中州(ハート)が、砂を盛るとピンク色に変わっていきます。ハートの島が完成しました!

チョウと遊んで終了

今度はボタンをタッチしてチョウを出現させ、チョウとたわむれて全工程が終了。原理を知っていても不思議な感覚……子供が遊んだら、この体験に大喜びするのではないでしょうか。

四季折々の風景で遊べる「すなあそび」モード

夏の風景

今度は「すなあそび」モードで遊んでみます。春・夏・秋・冬の季節から夏を選んで砂遊びを開始。地形は高低差に応じて緑が生い茂り、掘った部分には川や湖が出現。砂を持って山を作ると、茶色の岩肌が見えてきました。こりゃ楽しいなあ……。子供のころの砂場遊びの感覚と、テクノロジーに触れる楽しさが混在して、なんだかウットリしてきます。

手でさえぎるとよけて歩く

夏に遊べる虫はカブトムシかクワガタなので、クワガタを出現させてみました。手でさえぎると、そこをよけて歩き回るという凝った動きを見せてくれます。

春の風景 テントウムシが登り下り

春には一面にサクラが咲き、チョウとテントウムシを出現させることができます。テントウムシは高い場所を登ったり降りたりする動きが楽しいですよ。

秋の風景 大量のダンゴムシ!

秋には紅葉に染まった山の風景で、カマキリやダンゴムシと遊べます。手の上にダンゴムシをウジャウジャ登らせて「キャー!」と遊んだり、タッチすると丸まるダンゴムシの姿を見て楽しんでしまいましょう。

冬の風景 タッチでクモを撃退

冬は雪山の風景で、クモとテントウムシが出現。クモをタッチして追い払う遊びも楽しめます。

細かい工夫や遊び心が満載

「すなあそび」モードは、太陽が昇ってから沈んで夜になるまでの一定時間、遊ぶことができます。取材時には5分間で設定されていましたが、一度始めたら際限なく遊んでしまう子供にも、プレイ時間の終了を分かりやすく案内する工夫がされていると感じました。

砂を平らにしてもらうゲーム

子供は自分が遊んだらそのままほうりっぱなしにしてしまいがち。でも、「作った地形を平らにして砂を白くする」という遊びが待機時間に設定されていて、ゲーム感覚で砂を平らな状態に戻してもらう、という工夫にさらに感心。

床にテントウムシが フタバスズキリュウ?

床にテントウムシが投影されたり、水中に不思議な生物が出現したり、隠れた遊び心も満載です。転がして遊べるレアアイテムが出現することもありますが、それが何かはここでは秘密にしておきます。

実機はロケテスト中 今秋稼動予定

『え~です すなば』は、今秋稼動開始を予定。ゲームセンターだけでなく、大人の用事で子供が待たされるカーディーラーやショッピングモールなどへの設置も検討しているとのこと。アーケードゲームのようにコインを入れて遊ぶだけでなく、時間貸しのような形態も考えられるそうです。

大人も楽しいよ!

記事を読んで「早く遊びたい!」「子供に遊ばせたい!」と思った方、現在ショッピングモールの“トレッサ横浜”にある“セガワールド”でロケテスト中なので、一度足を運んでみては。大人もきっと楽しめますよ!

トレッサ横浜 セガワールド
神奈川県横浜市港北区師岡町700番地 トレッサ横浜南棟1階

え~でる すなば
http://edel-sand.sega.jp/

え~でる すなば(YouTube)
http://youtu.be/lKR4BDuwZlU

  1. HOME
  2. 生活・趣味
  3. 大人も子供もこりゃ楽しい! プロジェクションマッピングを駆使した未来の砂場遊び『え~でる すなば』を体験してきたよ
access_time create folder生活・趣味

shnsk

宮原俊介(エグゼクティブマネージャー) 酒と音楽とプロレスを愛する、未来検索ブラジルのコンテンツプロデューサー。2010年3月~2019年11月まで2代目編集長、2019年12月~2024年3月に編集主幹を務め現職。ゲームコミュニティ『モゲラ』も担当してます

ウェブサイト: http://mogera.jp/

TwitterID: shnskm

  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。