運転中の眠気に効くのはビンタか筋トレか!? 眠眠打破委員会がバカバカしくも大マジメに検証
長時間の運転で眠くなってしまった時、どう対応していますか? 頬を叩いたり、歌を口ずさんだりしてみるという人も多いはず。ですが、それらは本当に効果的なのでしょうか? そういったドライブ中の眠気解消法を、眠眠打破委員会なる組織がバカバカしくも大マジメに検証する動画が公開されています。
【眠眠打破委員会】脳波で実証。ホントに効く!? ドライブ中の眠気解消法 – YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=jd3Sju8GaGE
この実験では、寝不足気味の男性3人を被験者として『感性アナライザ』を装着。電極で脳波を計測して集中度や眠気度が分かるスゴい機械、らしいです。さらに被験者は、これもまたいろんな意味でスゴイ(?)ドライビングシュミレーター『眠眠ミッドナイト』に着席。走行中の視界を再現するため、目の前を羊が横切り眠気を誘うというもの。ウトウトしてきたところでさまざまな眠気解消法を試してみて、脳波の変化を測定します。その内容や結果について『感性アナライザ』開発者でもある慶應義塾大学・電通サイエンスジャムCTOの満倉靖恵准教授が解説してくれます。
まず検証しているのが「車内でできる筋トレ」。眠気が来たところでハンドグリップ・鉄アレイ・エキスパンダーを使って筋トレすると、眠気度は大きく低下! 体も鍛えて眠気もさめる一石二鳥と思われましたが、満倉先生は「ありえない光景ですね」と苦笑気味。筋トレをやめると、ぐったり疲れて眠くなってしまう残念な結果に。
次は「同乗者からの矢継ぎ早の質問に答える」。ここで女性が登場し、被験者を質問攻めに。すると眠気度は明らかに低下! 特にCさんは、質問してくれるかわいい女性とのやりとりよりも、大好きな「肉」のイメージで脳が満たされているようです。質問に答えることは効果があるようですね。
そして、最後の検証は……「同乗者からのビンタ」! 先ほどの女性が、いきなり立ち上がり「うそつき!」と叫んでバシッと本気の一撃! 眠眠打破委員会、こいつらガチだ……。
肝心の眠気度は、劇的に低下。痛覚を認識して眠気が覚めるのだから、当然といえば当然?
しかし、この解消法も効果は持続せず、また眠気度が上がってしまいます。「ビンタをし続けるのか、刺激を常に入れ続けることが大切」と満倉先生。コメントする満倉先生が楽しそうに見えるのは気のせいでしょうか……。
結果、「同乗者からの矢継ぎ早の質問に答える」が一番効果的ということになった今回の検証。満倉先生は「ドキドキするかしないかで、眠気への影響が変わってくる」と話し、会話や眠気解消法に対する興味の有無でも変化があるとしています。「会話をしようにも同乗者がいない!」という人にもアドバイスがあるので、詳しくは動画をチェック。
役に立つのか立たないのかさっぱり分かりませんが、大マジメかつやりすぎな眠眠打破委員会の意気込みをうかがい知ることができた今回の検証。これからも眠気への飽くなき挑戦を続けていくそうなので、彼らの悪ノ……いや、活躍に期待しましょう。
脳波で実証。ドライブに役立つ、眠気解消実験キャンペーン
http://minmin.tv/jikken/
乙女男子。2004年よりブログ『Parsleyの「添え物は添え物らしく」』を運営し、社会・カルチャー・ネット情報など幅広いテーマを縦横無尽に執筆する傍ら、ライターとしても様々なメディアで活動中。好物はホットケーキと女性ファッション誌。
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