あなたが物語の結末を決める「3D小説 bell」始動! 編集部に届いたカードの意味は?
結末が決まっている小説なんてもう古い? 読者の行動によって小説の主人公たちの未来が決まる“3D小説”が誕生。株式会社KADOKAWA富士見書房ブランドカンパニー、株式会社ドワンゴ、株式会社グループエス・エヌ・イーの合同プロジェクトとして、Web小説「3D小説 bell」の連載が2014年7月25日0時よりスタートします。
「3D小説」ってナンダ?
読者が現実世界で行動した内容によって物語の展開や結末に影響を与えることができるので、“物語がリアルに飛び出す小説”という意味を込めて命名された3D小説。すでに2013年のゴールデンウィーク中に3D小説のプロト版『It’s A MIRACLE WORLD』が実施されていて、参加者から熱狂的な支持を受けたそう。プロト版の内容は3D小説公式サイト内にある「まとめ動画」で確認することができるので、初耳という方はぜひチェックを。
Web小説「3D小説 bell」は、作中の「絶望の中にいる少女」を「読者」が主人公と一緒に救う物語。ひとりの読者、つまりあなたの発言や行動が、物語を変えていくのです。「次に何をすればいいか」というルールは明示されないので、物語を読み解き、想像し、自らヒントを見つけていきます。謎解き・脱出ゲームの小説版とイメージすると分かりやすいかも!
7月18日に公開された公式サイト(http://3dnovel.jp/)にはカウントダウンタイマーが設置されていて、その時間に物語が大きく動くことが示唆。
プロト版では、悪者に監禁されたヒロインは不幸な結末を迎えてしまいました。しかし、読者が小説内に散りばめられた暗号やヒントを集めることでヒロインのメールアドレスを特定、彼女へ直接メールすることで監禁部屋から脱出するための方法を教えることができ、物語を次に進めることに成功。小説内で示唆された場所へ行くと読者が作中の重要アイテムを手に入れることができるなどもできて、まさに3Dといった演出です。み、未来きてるわ〜。
「ガジェット通信」編集部に謎のカードが届いた!
ある日、ガジェット通信編集部に、「3D小説 bell」の登場人物・佐倉みさきが書いたカードが届いた。その内容は、「昔クリスマスパーティでよく会っていた佐倉です。久しぶりに会いましょう」という者。最後には電話番号が記されており、これが物語の謎を解く為の重要な手がかりなんでしょうか。
3D小説は、普通の小説と違って読み進めるだけではハッピーエンドは訪れません。「読者たち」が協力し合い、問題を解決し、そうすることではじめて、誰にも、作者にも描けなかったハッピーエンドがみつかります。この記事を読んだあなた、あなたならどう展開させる? あなたにハッピーエンドはやってくる? ぜひ力試しを。
【3D小説「bell」への参加五則】
1:小説「bell」のサイト(http://3dnovel.jp/)までお越しください。物語は7月25日0時から始まります。お見逃しなきようお願いいたします。
2:これは、「読者たち」が「絶望の中にいる少女」を救う物語です。少女を救う意志と情熱を持つ読者=あなたの参加をお待ちしております。
3:現実と作中の時間はリンクしています。主人公が8月1日にピンチを迎えるなら、読者のみなさんは8月1日までにその問題を解決しなければなりません。
4:ひとりの読者=あなたが、物語を変えます。作中のすべての問題を、あなたひとりが解決しなければいけないわけではありません。読者のうち、たったひとりでも問題を解決すれば、物語は先へと進んでいきます。あなたは積極的に現実で動き回ってもいいし、インターネットにアイデアをかき込むだけでもいいです。あるいは他の読者たちを応援しながら、物語をただ眺めているだけでもいいです。
5:ルールは明示されません。次になにをすればいいのか、どうすれば主人公とコンタクトを取れるのか——そういったルールは、明確には示されません。その方法は、あなたが物語を読み、想像し、自ら見つけ出さなければならないのです。
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